秋の花を探しに道後山へ
月見ヶ丘の駐車場に到着すると、バスをはじめ、沢山の車がすでに駐車している。驚いたことに、半数は県外ナンバーの車だ。
道後山で花の多いのは月見ヶ丘一帯と岩樋山山頂部付近だ。先ずは月見ヶ丘を散策してみる。
マツムシソウやワレモコウは花盛りだが、ウメバチソウはもう少し先のようだ。
マツムシソウが群生する登山口から広い登山道に入ると栗の実が一面に落ちている。栗林を抜けるとやがて植生はコナラに変
わり、メタカラコウやツリフネソウが群生する小さな流れに沿った明るい道を進む。石のごろごろした道から、石段の登山道になる
とジグザグに道を登っていく。やがて登山道が南に向うなだらかな道になると東屋のある休憩所に着く。
東屋からの展望も素晴らしいのだが、周りの木々が大きくなって展望は失われつつある。
小休止した後、東屋を出発する。東屋のすぐ上に近道分岐があるが、まずは左の岩樋山への道をとり、唐松の林を登って行く。
急な登りだが快調だ。大きな栂の木をすぎると、間もなく明るく開けた緩やかな広い道になり、展望が開けてくる。正面に猫山、
左手には小奴可盆地を囲む山々、右手には比婆山系の山々が連なっている。
足下の秋の花を楽しみながら登って行くと岩樋山山頂部の平らな草原に出る。
トリカブトが勢いよく咲き、足下にはフウロウが一面に咲き誇っている。こんなに花の多いのは初めてだ。
登山口から45分、岩樋山山頂に到着。一休みした後、道後山に向け出発する。
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月見ヶ丘駐車場 |
月見ヶ丘を彩るマツムシソウ |
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月見ヶ丘登山口 |
クリの実を踏みながら広い登山道を行く |
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タムラソウ ツリガネニンジン イヨフウロウ |
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広い平坦な道はここまで |
石が重なった山道 |
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休憩所の東屋 |
急な坂道から登山道が東に向かうと、
樹林帯を抜け展望の広がる緩やかな道へ |
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フウロウ&トリカブト |
フウロウが縁どる登山道 |
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岩樋山山頂から道後山を望む |
岩樋山山頂 |
岩樋山から道後山に向け、急坂を下った鞍部で東屋からの近道が合流してくる。
登山道は両国牧場の石塁に沿って笹原を登っていく。
傾斜が緩み、平らになると大池の分岐出る。色あせてきた緑の笹原の斜面を緩やかに登って行くと道後山山頂手前のなだらか
なピーク(道後山の最高点1271m)に立つ。このピークを越えると道後山山頂の標柱が見え出す。いったん下って、登り返すと
道後山山頂に達する。
一等三角点のあるこの山頂(1268.9m)も360度の展望が広がっている。左から毛無山、鯛ノ巣山、船通山、大山山塊、(残念
ながら大山山頂は雲を被っている)と見渡し、岡山県の山々に移っていく。
陽射しは強いが、爽やかな秋の風が気持ち良い。 ワレモコウの先に山頂に遊ぶハイカーの姿が見える。至極にひと時だ!
山頂下の草原に座り込み中国山地の山並みを見ながら昼食。
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岩樋山を後に急坂を下り道後山へ向かう |
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ホソバヤマハハコ アカモノも終わりが近い |
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傾斜が緩むと大池分岐へ |
草原の散歩道の先に山頂が見える |
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なだらかな草原の山頂に憩うハイカー |
道後山山頂 |
山頂に未練を残しつつ山頂を後にする。巻き道分岐を直進し、もう少し負荷をかけようと岩樋山に登り返す。急坂だが時間は短い。
山頂で汗の引くのを待って下山へ。
再び、フウロウとトリカブトの花畑を通り、展望の下山道を下って東屋を通過し、ジグザグの下りを終え、平らな道へ・・・、あっという間に
月見ヶ丘の駐車場に帰ってきた。
いちだんと車の量が増えている。 やはり道後山は広島県を代表する人気の山だ!
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山頂を後にし、沢山の登山者にすれ違う |
岩樋山が見えてきた |
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近道を左に過ごし岩樋山へ |
再び岩樋山山頂 |
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展望の下山道 |
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ひとこと:久しぶりに登には最適の山だ!・ |