恐るおそる歩いてみた、始めの一歩!
長かった腰痛との戦いも終盤を迎え、痛みも和らいだので、久振りに山に出かけることにする。急な登りが無く、な
だらかで展望が良く楽しい山ということで道後山に決定。
月見ヶ丘の駐車場も2年ぶり。先行者の車が1台駐車している。
駐車場から栗林を抜けるとコナラに覆われた広い道を進んでいくと思いがけずササユリに出会う。ササユリはいつも
突然、一株で笹原の中で咲き驚かされる。
小さな流れに沿った明るい道を過ぎると石段の登山道が始まる。ここから腰痛の具合が試される。ジグザグ道を慎重
に登っていく。大丈夫なようだ!やがて南に向うなだらかな道を登って行くと東屋のある休憩所に着く。すこし腰の張
りがあるが痛みは無い。東屋からの展望も素晴らしいが周りの木々が大きくなって、少し展望を遮るようになってき
ている。
しばらく休むと腰の張りも引き、東屋を出発する。東屋のすぐ上に近道分岐がある。左の岩樋山への道をとり、唐松
の林を登って行く。急な登りだが快調だ。大きな栂の木をすぎると、明るく開けた平坦な道になり、ヤマツツジが出迎
えてくれる。何度も訪れているが、ツツジの開花に出会うのは初めてだ。展望と花を楽しみながら登って行くと岩樋山
山頂部の平らな草原に出る。熊野からの二組のご夫婦が休憩している。我々もスイカを食べながら、ゆっくり風景を
楽しむ。
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月見ヶ丘の駐車場 |
クリとコナラの緑に覆われた広い登山道 |
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ササユリ フタリシズカ コアジサイ |
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平坦な道からジグザグの坂道へ |
ミズキ&ハンショウズル |
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展望東屋 |
近道(巻き道)分岐 |
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樹林帯を抜けるとツツジの花が満開 ツツジの先に月見ヶ丘と猫山のシルエット |
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足下に咲くツツジの花 |
百花繚乱 |
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岩樋山山頂 |
岩樋山山頂から道後山を望む |
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岩樋山から道後山に向け、急坂を下った鞍部で東屋からの近道に合流する。ところどころにタニウツギの花が栄華の
名残を残す登山道はツルアジサイが絡まる両国牧場の石塁に沿って笹原を登っている。傾斜が緩み、平らになると
大池の分岐出る。大池は帰路に寄ることにして山頂に向かう。緑が濃くなった笹原の斜面を緩やかに登って行くと
山頂部の草原に出る。なだらかなピーク(道後山の最高点1271m)をひとつ越えると山頂の標柱が見え出す。
一等三角点のあるこの山頂(1268.9m)も360度の展望が広がっている。残念ながら霞んで大山を見ることは出
来ない。山頂の草原に座り込み中国山地の山並みを見ながら昼食。珍しく、おむすび3個を平らげる。
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岩樋山を背に急坂を下り道後山へ向かう |
岩樋山の巻き道(近道)分岐 |
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石塁に沿って登って行く 石塁を覆うツルアジサイ イワガラミじゃないよネ? |
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アカモノ |
大池分岐 帰りはここに出てくる |
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草原の散歩道の先に山頂が見える |
道後山山頂 |
帰路は大池を経て、岩樋山の巻き道(近道)を通り東屋に下ることにする。
山頂から東に少し下ると持丸山分岐に出る。分岐を右にとり大池に向かう。10分ほどでカンナ流し跡の大池に着く。湿原が
あるが花に出会ったことは無い。登山道から少し離れたところにある祠を右手に見送ると県境分岐の往路に合流する。
アサギマダラの飛来を待つヒヨドリソウの開花ももうすぐだ!岩樋の鞍部分岐から巻き道を通り東屋にもどる。時々、腰に痛
みが走るがすぐ消え、おおむね快調だ! ジグザグの下りを終え、平らな道へ・・・もう大丈夫だ!無事、月見ヶ丘の駐車場
に帰ってきた。
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道後山を後に大池に向かう 持丸山分岐 |
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かんな流しの跡、大池 |
古い道標 (持丸、小奴可の文字が見える) |
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小さな祠と岩樋山 |
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県境分岐の往路へ |
ヒヨドリソウ |
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秋には青い実を付けるタンナサワフタギ |
近道分岐 |
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平坦な道へ降りてきた、もう大丈夫だ! |
月見ヶ丘駐車場 |
ひとこと:あと1,2度のリハビリ登山を経て、夏山本番だ!・ |