久しぶりの山歩きは深入山?それとも道後山?
8月の猛暑と9月の長雨で、山とは随分ご無沙汰してしまった。 まだ天気予報はすっきりしないが、今日は久振り
に晴天が帰ってきたので山に出かけることにする。急な登りが無く、なだらかで展望が良く楽しい山ということで
道後山に決定。
月見ヶ丘の駐車場に到着すると、バスをはじめ、たくさんの車がすでに駐車している。驚いたことに、半数は県外ナ
ンバーの車だ。
駐車場から栗林を抜けると広い登山道には栗の実が一面に落ちている。熊もここに来れば食料不足に悩むことは
無いだろうが、出没されても困る。今年は比婆山で熊の目撃情報があったが、道後山はまだ大丈夫のようだ。
やがて植生はクリからコナラに変わり、小さな流れに沿った明るい道を進む。石のごろごろした道から、石段の登山
道になるとジグザグに道を登っていく。やがて登山道が南に向うなだらかな道になると東屋のある休憩所に着く。
東屋からの展望も素晴らしいのだが、周りの木々が大きくなって展望を遮るようになってきている。
小休止した後、東屋を出発する。東屋のすぐ上に近道分岐がある。まずは左の岩樋山への道をとり、唐松の林を
登って行く。急な登りだが快調だ。大きな栂の木をすぎると、間もなく明るく開けた平坦な道になり、展望が開けて
くる。正面に猫山、左手には小奴可盆地を囲む山々、右手には比婆山系の山々が連なっている。
足下の秋の花を楽しみながら登って行くと岩樋山山頂部の平らな草原に出る。 |
|
|
月見ヶ丘登山口 |
クリの実を踏みながら広い登山道を行く |
|
沢沿いの平坦な道からジグザグの坂道へ |
展望東屋&近道(巻き道)分岐 |
|
急な坂道から登山道が東に向かうと、やがて樹林帯から展望の広がる緩やかな道へ |
|
樹林帯を抜けると展望が開ける |
|
|
ゲンノショウコ シロヨメナ アキノキリンソウ |
|
フウロウ ホソバヤマハハコ タムラソウ |
|
岩樋山山頂から道後山を望む |
岩樋山山頂 |
岩樋山から道後山に向け、急坂を下った鞍部で東屋からの近道が合流してくる。
登山道は両国牧場の石塁に沿って笹原を登っている。振り返れば、先ほどすれ違った岡山からの団体さんが岩樋
山の急斜面に取りついている。
傾斜が緩み、平らになると大池の分岐出る。大池は帰路に寄ることにして山頂に向かう。色あせてきた緑の笹原の
斜面を緩やかに登って行くと道後山山頂手前のなだらかなピーク(道後山の最高点1271m)に立つ。このピーク
を越えると道後山山頂の標柱が見え出す。いったん下って、登り返すと道後山山頂に達する。
一等三角点のあるこの山頂(1268.9m)も360度の展望が広がっている。左から毛無山、鯛ノ巣山、船通山、大
山山塊、(残念ながら大山山頂は雲を被っている)と見渡し、岡山県の山々に移っていく。
陽射しは強いが、アキアカネと爽やかな風が秋を感じさせる。 至極にひと時だ!
山頂の草原に座り込み中国山地の山並みを見ながら昼食。 |
|
|
岩樋山を後に急坂を下り道後山へ向かう |
岩樋山の巻き道(近道)分岐 |
|
|
石塁に沿って登って行く 石塁を覆うツルアジサイ イワガラミじゃないよネ? |
|
|
傾斜が緩むと大池分岐へ |
草原の散歩道の先に山頂が見える |
|
|
なだらかな草原の山頂に憩うハイカー |
道後山山頂 |
山頂に未練を残しつつ山頂を後にする。帰路は大池を経て、岩樋山の巻き道(近道)を通り東屋に下ることにする。
山頂から東に少し下ると持丸山分岐に出る。分岐を右にとり大池に向かう。10分ほどでカンナ流し跡の大池に着く。最近の
雨のせいでたっぷり水を貯え、登山道に流れ出ている。湿原があるが花に出会ったことは無い。
サワフタギの青い実とヤマボウシの赤い実が印象的だ。大池を後にし、登山道から少し離れたところにある祠を右手に見
送ると県境分岐の往路に合流する。
巻き道分岐を直進し、もう少し負荷をかけようと岩樋山に登り返す。急坂だが時間は短い。
山頂から東屋を通過し、ジグザグの下りを終え、平らな道へ・・・、あっという間に月見ヶ丘の駐車場に帰ってきた。
いちだんと車の量が増えている。 道後山は広島県を代表する人気の山だ! |
|
|
道後山を後にすると すぐ持丸山分岐がある |
かんな流しの跡、大池 |
|
|
秋には青い実を付けるタンナサワフタギ |
赤い実を付けるヤマボウシ |
|
アケボノソウ センブリ ワレモコウ |
|
|
県境分岐の往路へ |
近道を左に過ごし岩樋山へ |
|
|
ガマズミの実 |
ツリバナの実 |
|
|
再び岩樋山山頂 |
満車の月見ヶ丘駐車場 |
ひとこと:晴天の続く秋が早く来ないかなぁ〜!・ |