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 西ノ島   国賀海岸・摩天崖(まてんがい):257.0m
        島根県西の島町

 山の概要
  国賀海岸は、隠岐諸島西ノ島北西部に位置する自然景勝地である。約13kmに亘って200ないし250メートルの
  大規模な海蝕崖が発達する断崖絶壁で、特に高さ257mの磨天崖は国内最大級の海崖として知られ、同海岸の
  中心的存在となっている。崖の上には第二次世界大戦中日本海を航行する艦船の監視所が作られ、その跡が今
  も残っている。そのほか、鬼が城、天然の洞門である通天橋など豪快にして勇壮、かつ大規模な奇勝が見られる。
  その一方で地上には牛馬が放牧されている牧草地となっており、非常に穏やかな光景を見せ、対比的な景観と
  なっている。      −ウィキペディアよりー
      
 Route Map国賀海岸駐車場から摩天崖を往復
 Road Map別府港から県道485号線・県道315号線を経由し、国賀浜ロータリーへ 

 2016年6月2日(木曜日)
  晴れ

 別府港.。。。。 8:15国賀浜ロータリー8:20 → 8:23国賀浜休憩所8:27 → 8:30通天橋展望所 →

 8:525摩天崖展望所 → 9:14摩天崖9:29 → 9:58国賀浜休憩所10:03 → 10:09国賀浜ロータリー 。
 。。 。。赤尾展望所。 。別府港11:52。。。。12:09来居港

 行動時間:1時間49分(休憩時間含む)
 昼食時間:ー分
標高差257m これって山登りだよね!
 国賀海岸は隠岐諸島の景勝地なかでも随一の観光ポイントだ。その中心に海面から257mの急峻な断崖がそそり立つの
 摩天崖がある。
 レンタカーを借り、別府港を出発し、峠を越え西ノ島大橋を渡り、暫く行くと「イカが拾える」という「イカ寄せ浜」が左手に見え
 てくる。今回は散策をパスし、先を急ぐ。やがて国賀トンネルを抜け、坂を下ると美しい海岸が見えてくる。「大山隠岐国立公
 園 国 賀」の案内板を確認し、国賀に向かって進む。すぐに分岐があり、右が摩天崖、左が国賀海岸。この分岐は国賀海
 岸から摩天崖を目指すので左の道を採る。間もなく「西ノ島ウォーキングコース」の大きな案内板の立つ駐車場に着く。
 この遊歩100選、西ノ島ウォーキングコースは日本の代表的な観光地や景勝地、地域が誇る美しい自然、歴史遺産の中から
 「一生に一度は」訪ねてみたい百カ所」に選ばれていっる。
 車から降り素晴らしい風景を見ながら、南に向かうと皇太子殿下・皇太子妃殿下御野立所の石碑が立ち、眼下を見下ろすと
 奇岩の並ぶ国賀海岸を一望でき、左手には赤尾展望所の岬が見える。
国賀浜ロータリー ウォーキングコースの案内板
左に見えるのは赤尾展望所 眼下には天上界 尖った岩は観音岩だ!
国賀海岸の奇岩の一つ、観音岩と国賀神社

 ロータリーから摩天崖を見上げると急斜面の草原が遥かに空に向かっているが、摩天崖の頂は見えていない。山頂のように
 見えるのは乙姫御殿の展望所だ。
 サブザックを背負って、いざ摩天崖へ出発だ! 舗装された遊歩道を歩いて下ると国賀浜休憩所ある。目の前には国賀神社
 の小さな社が岩の間に祀られている。ここに火野葦平氏の隠岐島奇譚よりの引用で
    「三百メートルある摩天崖をはじめとする粗面玄武岩の断崖絶壁には亀岩、烏帽子岩、佛岩、乙姫御殿、通天橋、
    鬼ヶ城などの名がついているが、この絶勝を筆舌で表現することは出来ない。
    頼山陽は耶馬渓を見て筆を投げたといふが、その十倍もすばらしいこの國賀を見たら眼をまわすかもしれない」
 と書かれた説明板がある。
 さあ、これから「眼をまわすかもしれない」絶景を眺めながら、しばし時を忘れる旅をしよう!
 左手のコンクリートの橋を渡るといきなり現れる通天橋(つうてんきょう)。舗装路はそのまま撮影ポイントまで続いている。
 日本海の荒波が造りだした岩の架け橋は大自然が造りだした造形の芸術品だ!背後には天上界と呼ばれる奇岩群があり、
 その中には百済観音の姿にも見えることから観音岩と呼ばれる細い岩も立っている。
 通天橋を左手に見ながら遊歩道を進み、少し高台に上がると景色は一段と素晴らしくなってくる。
 摩天崖まで「1.8km」の標柱を過ぎ、自然歩道は一旦右に振れ、平坦になった道を5分ほど進むと「ここは放牧地内です」の
 看板とともにテキサスゲートが設置してある。テキサスゲートを越え、緩やかな牧草地を進み左に折り返すと、やがて木製の
 階段になる。眼下に天上界を見ながら急坂を登り切ると広々とした平原の三叉路に出る。
 摩天崖山頂と勘違いしそうだが、摩天崖山頂は遥か先に聳えている。
 ここはまだ全行程三分の一、摩天崖山頂までは1.2kmと標柱には表示されている。左は乙姫御殿の断崖上、100m先で
 行き止まりだ。
 三叉路を右に採り、親子連れの牛一家に不審者のように見られながら進むと、少し木立の生えた中に入る。元気な若牛が
 その木立の中を走っていく。木立を抜け、左に曲がると、再び平原に出る。国賀浜から1.2kmの表示があり摩天崖までは
 400mだ。美しい緑の草原と青い海、素晴らしい景色を独り占め?(二人占め?) 牛以外観光客は誰もおらず、ゆっくりと
 摩天崖に向かって登っていく。やがて最後の急傾斜となり、息を切らして登り切ると日本一の断崖の上にある摩天崖山頂に
 着く。
 
ロータリーから国賀浜へ 国賀浜休憩所
           通天橋を見下ろしながら摩天崖へ                見える頂は乙姫御殿の展望所&テキサスゲート
背後に広がる展望
乙姫御殿の展望所から、摩天崖は遥か上に 牛が放牧された草原を登っていく
最後の急登 摩天崖山頂

 頂上からの展望は素晴らしく、緑の草原にはのんびりと牛馬が草を食み、崖下には切り立った崖が連なり、崖下の海面には
 天上界・乙姫御殿が浮かび、まさにこの場所は地上の楽園、「天国に一番近い島」そのものだ。
 展望を十分楽しんだ後、摩天崖を後にする。美しい風景を眼下に見ながら草原のふかふか道を下れば、楽しい時はあっと
 いうまに過ぎて、もう国賀浜の休憩所だ。遊歩道を国賀浜ロータリーの駐車場へ。
 天上界・通天橋・摩天崖と美しい国賀海岸の散策は終了。
 最後にもう一度、赤尾展望所から摩天崖を・・・・・・!
 
のんびり草を食む馬たち     奥に見えるのが摩天崖ロータリーの駐車場
眼下に広がる展望 中央が乙姫御殿の断崖
のんびり、だが、あっと言う間に下りてきた
赤尾展望所から望む摩天崖全景
赤尾展望所から 赤尾展望所の駐車場
ひとこと:いままで見た海岸美のなかで一番美しい海岸だ!
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