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 隠岐の島
        島根県隠岐郡隠岐の島町

 山の概要
   隠岐の島は隠岐諸島最大の島で、西側の島前(どうぜん)(西ノ島・中の島・知夫里島)に対し、島後(どうご)と
   呼ばれている。
   隠岐の島には隠岐諸島最高峰の大満寺山と共に豊かな自然が残り、杉の巨木群は必見である。また、南北朝
   時代の後醍醐天皇の配流地としても知られ、その時の御在所にしたと伝えられる隠岐国分寺や幾つかの歴史
   ある神社や美しい海岸を巡り、ローソク岩の先端に沈む幻想的な夕日に感動する島めぐりを楽しむ事ができる。
      
 Road Map西郷港から国道485号線を北上し、県道316号・47号で西郷港に周回 

 2016年5月31日(火曜日)〜6月1日(水曜日)
  晴れ

■5月31日:ホーム5:00.。。。。 7:35七類港9:00。。 (フェリーおき)。。11:25西郷港11:45。。
      12:25中谷駐車場12:35 → 大満寺山登山 → 16:20中谷駐車場。。17:05西郷港(隠岐プラザホテル泊) 
■6月1日: 西郷港。。。。島後観光(玉若酢命神社・八百杉・隠岐国分寺・かぶら杉・浄土海岸・乳房杉)
      。。 西郷港12:05。。(いそかぜ)。。13:15菱浦港(海士町)
 
隠岐4島の旅の始まり
 船旅はいつもワクワクする。それに今回の旅は「中国百名山完登」の旅でもある。早朝の山並街道を快調に走り抜け、七類港
 には7時半に到着。意外と早く着き 出航までは1時間半もある。9割がた埋まった駐車場(無料)に車を停め、フェリーターミ
 ナルに向かう。隠岐汽船のフェリー、「くにが」と「おき」が並んで停泊している。「くにが」は30分遅れでの出航だ。
 出航までにはまだ時間があるのに、ターミナルには既にたくさんに人、更に釣り具を持った人が次々と入ってくる。
 9時、多くに乗客を乗せて七類港を出港。隠岐の島まで2時間半の航海だ。奇抜な形のターミナルビルを後にし、日本海の荒
 波に浸食された美しい海岸を見ながら日本海に出ると伯耆大山が遠くに霞んで見える。11時、甲板から海を見ながら手作り
 弁当の早い昼食を採る。
 やがて隠岐の島、島後の陸地が見えてくる。西郷湾に入ると遠くに隠岐最高峰の大満寺山が見えている。
 間もなく隠岐の島町西郷港に入港。大きな港だ。乗船用ブリッジを2基備えた立派なフェリーターミナルだ。
 隠岐の島へ上陸し、いよいよ隠岐4島の旅の始まりだ。
 港でレンタカーを借り(24時間、保険付き6500円)出発だ。まずは第一の目的地、大満寺山へ。レンタカー会社の人の忠告
 に従い、海岸の道は通らず、山道へ。ダム湖を過ぎ、トンネルを抜けると道路脇に隠岐三大杉のひとつ「かぶら杉」がある。
 かぶら杉を後にし、、国道485号線を進むと鷲ヶ峰と大満寺山が正面に見えてくる。やがて案内標識に従い国道から林道に
 入り中谷駐車場に向かう。
 午後からの遅い登山だったが、無事「中国百名山」最後の山大満寺山に登頂する。
 来た道を戻り、西郷港のホテルに投宿。
 
隠岐汽船のフェリー 七類港を後に・・・
間もなく隠岐の島 遠くに大満寺山 西郷港へ
県道沿いにある「かぶら杉」 大満寺山登頂  レポートはこちら
島後観光
 今日は昨日走った道を通り、まずは玉若酢命神社へ。隋神門(国指定の重要文化財1852年造営)の前から先は工事中の
 トラバー???? よく見ると八百杉が修復工事中のようだ。この杉、樹齢千数百年・樹高30mの国指定天然記念物で隠岐
 三大杉の一つです。
 昔、若狭の国から渡ってきた八百比丘尼がこの社にお参りた時、記念に杉を植え、八百年後に再び訪れることを約束した
 ので八百杉と呼ばれるようになったそうです。
 境内の左手から回り込み、玉若酢命神社に参拝し、八百杉の全容を仰ぎ見る。風格のある堂々とした巨木だ!

 玉若酢命神社の次は隠岐国分寺だ。道路標識に従って進むと国分寺横の駐車場に着く。
 山門を潜ると2014年に再建された真新しい国分寺が目に入る。本堂の後ろには後醍醐天皇行在所跡があり、旧国分寺の
 礎石群が見える。
 駐車場の奥には「牛突き」を見ることができる「隠岐モーモードーム」がある。今日は残念ながら休館日のようだ。
 神社仏閣の見学も一段落したので隠岐の自然を見て回ろう。
 
ホテルから見た西郷と大満寺山
玉若酢命神社の隋神門と八百杉 拝殿と本殿
柱で支えられて八百杉 枯れた枝を落とし、修復中の八百杉
隠岐国分寺
再建なった国分寺 後醍醐天皇行在所跡
隠岐国分寺境内 旧本堂跡の礎石群 王城鎮護社 後醍醐天皇像を祀る
隠岐の島の自然
 国道485号線を北上すると白島海岸(しらしまかいがん)に向かう林道に出る。隠岐・島後随一の大パノラマと言われるが
 白島展望台から垣間見ただけ、先に進む時間無し。国道まで戻り、道成に進み、大満寺山の姿を仰いで更に進み乳房杉の
 標識から林道に入っていく。
 岩倉の乳房杉は隠岐最高峰・大満寺山の麓にひっそりと立つ奇杉だ。幹囲11m、主幹は15本に分かれ、大小24個の乳房
 状の根が垂れ下がっている樹齢約800年、樹高30mの巨木だ。
 羊歯の緑の中に立つ、その神秘的な姿には感動を覚える。
 乳房杉を後にして、次に向かうのは浄土ヶ浦海岸だ。
 海中公園に指定されている浄土ヶ浦海岸は小さな島々が点在する多島海域で岩礁群と古松・透き通った海のコントラストが
 美しい海岸だ。今回は落石危険の為、遊歩道は通行止めになっていた。
 
白島海岸 前方には大満寺山
岩倉の乳房杉
浄土ヶ浦海岸
黒島海岸
 浄土ヶ浦を後に、西郷港へ向かって海岸沿いの県道47号線を急いでいると風光明媚な場所が現れ駐車場もある。これが
 黒島海岸だ。隠岐の観光名所には無いがなかなかの景観だ。浜に下りる急な遊歩道を降りていくと岩礁の浜に出る。目の
 前の島が黒島だ。
 半日観光で隠岐の島の東半分が終わった。ローソク岩や西半分は又の機会にしよう。
黒島の標識 隠岐アザミの咲く黒島海岸
岩礁の浜と黒島
ひとこと:隠岐の島・島後は広い!半日では無理!
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