今回の絵下山登山は今まで歩いたことの無いルートで登ることにする。、深山の滝から二艘木集落を経て、大屋川の清流
沿いを遡り、絵下山から中野山を越えて、そのまま尾根道を下るルートにする。
初めてのコースにワクワクしながら深山の滝入り口の駐車場に入る。いつの間にか新しくなっていて10台くらいは停められ
そうだ。
深山の滝までは平坦な広い遊歩道を歩いて行く。滝は2段滝で上段は10.5m、下段は14mの落差があり、特に下段は
幅20mもある一枚岩で見ごたえがある。 |
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今回のルートは真ん中の谷を詰め、右の尾根を下るルート(写真は2011年1月撮影) |
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新しくなった駐車場 10台くらいは停められそうです |
深山の滝入り口 バス停もあります |
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入り口の案内板を読んで出発 |
日差しが暖かい遊歩道を進みます |
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深山の滝(みやまのたき) 上段は10.5m、下段は14mの二段の滝 |
滝からは大屋川のせせらぎを聞きながら、右岸、左岸へと橋をわたる度に変わる景色を楽しみながら緩やかに登って行く。
集落跡の石垣が現れだすとやがて明るい開けた谷間に立派な石積みの集落跡が広がっている。これが二艘木の集落跡
だ。集落跡を進み、チデジ塔を背負った陽だまりの里の突き当たりに道標があるが絵下山の表示だけで中野山への案内は
無い。道標から石垣に沿って右に折れ、谷に向かうと山道になり、少し荒れた道になるが歩くのには支障はない。すぐ中野
山の分岐があるが無視して、沢に沿って直進する。 |
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滝の上流は澄んだ水が流れる渓流 |
最初の橋を渡ると堰堤に出る |
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堰堤の上は広い河原になっている |
中野山への分岐(下山口) |
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橋を渡る度に変わる景色 |
アレ!ここから天狗城山?
そういえば小松尾山辺りでこの絵を見たような気がする |
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橋は全部で7つあります |
こもれびの中気持ちのいい登山道 |
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二艘木集落跡 |
丸印は中野山の標識 背後にチデジ塔 |
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二艘木分れ 左は二艘木峠を経て絵下山 |
再び渓流沿いの道 |
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中野山分岐が現れるが直進 |
谷と別れて羊歯道の急登になる |
沢沿いを進み、やがて谷から離れると傾斜が増し、チデジ塔が真上に見える。羊歯の急坂を気持ち良く登って行くと絵下山
頂上周回路の下段の周回路に飛び出す。ここには何の印も無いにで下りに利用するときは注意が必要だ。
うっすらと雪が散っている周回路を進むと水場がある。ツララと氷の上に細い流れが注いでいる。周回路はチデジ塔を中心
に半周して、二艘木峠からの中国自然歩道に出会う。中国自然歩道を5分も歩くと山頂広場につながる車道にでる。テレビ
塔のあった山頂は綺麗な更地になり芝生の公園になっている。春には沢山のハイカーで賑わうことだろう。 |
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山頂周回路(下段)に出る 標識無し(下山時注意) |
山頂周回路(下段) |
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周回路にある水場 |
二艘木峠からの中国自然歩道に出てきました |
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車道に到着 |
テレビ塔の跡 芝生を張って公園にするようだ
(マウス ON 去年の風景) |
車道を下って行くと絵下頭駐車場の前に絵下山の登山口がある。山頂までは近道を通り、一登りだ。そのまま反対側に降り
車道に出て、車道を下って行くとガードレールが二重になったところがある、その奥が中野山登山口だ。
中野山は登山口から10分ほどの距離だ。途中急登もあるがすぐ終わり大きな岩が出てくると山頂は近い。やがて長い年月
を経て、四つに割れた大岩の山頂に立つ。山頂の気温は2度、時々小雪が舞う岩の上でラーメンの昼食にする。
山頂からは呉市のベッドタウン焼山地区や灰ヶ峰、そして黒瀬方面と小田山が一望できる。 |
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絵下山山頂登山口 |
絵下山山頂 |
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車道を下って行くとガードレールが二重になった所が
中野山の登山口 (マウスON) |
大きな岩が出てくると間もなく山頂 |
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四つに割れた大岩の山頂 |
小田山をバックに記念写真 |
帰路は第2南尾根、第3南尾根を経由して深山の滝に出るルートで帰ろう。
山頂直下、洗心岩の先に赤いテープの印があるがとても下れそうな道ではない。第2南尾根経由西小屋方面の標識に従い
尾根道を下って行く。5分程下ると分岐があり、左は「こちらも行ける、急坂あり」の注意書きの案内(写真左下)、ここは右に
進み、8分ほど行くと四差路があり、案内が幾つもぶら下がっている(写真右下)。さらに7,8分下ると中野山の尖った山容
が一望できる岩にでる。ここから見る中野山はなかなか格好が良い!
中野山に別れを告げ5分ほど下ると分岐に出る。ここからは第3南尾根に入り、羊歯の被った急坂を下って行く。
30分ほど羊歯漕ぎをすると突然平らな広い道に出る。一見往路の道に出たのかと錯覚する。角の松ノ木に「現在地→100 分→ 中野山→20分→絵下山」の小さな案内があるが登りにこのルートを使う時は注意が必要だ。
ここを右に曲がると沢沿いのなだらかな道になり、マッタケ山のテープに沿って下って行く。沢を渡るとすぐ、往路の中国自然
歩道に出る。
歩き足りないと思って、滝の手前から「滝見の丘」の遊歩道を歩くが、丸太の階段ばかり、それもかなり急、おまけに滝も見
えず、疲れた時だと愚痴の一つも言いたくなるところだ。 |
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最初の分岐 左は何処へ? |
この標識が一番解りやすかった(2番目の分岐) |
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振り返ると中野山が形良く聳えている |
第2南尾根から第3南尾根への分岐
右は二艘木への谷道 |
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第3南尾根は羊歯漕ぎの道 |
登る時は見落とさないように! |
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左は渓流、右はマッタケ山のテープ |
沢を渡ると往路の中国自然歩道へ |
ひとこと:今回のルートはアップダウンが無く、楽なコースだった。 |