1000m峰へお手軽ハイキング
副隊長を広島駅に見送った後、時間はまだ少し早いが羅漢山に登ってみることにする。2008年広島県側から笹を漕いで登ったことはあるが、山口県からのメインコースは初めてのコースだ。どんな山でも始めてのルートはウキウキするものだ。
羅漢温泉を過ぎ、林道に入るとやがて押し坂峠に着く。前に来た時の別荘地の登山口だ。生山峠を懐かしく思い出しながら右に過ごし、しばらく進むとNTTの電波塔の下山口が現れ、更に車を走らせると羅漢高原の入り口に着く。
時間が早いせいか車も人も少ないが、派手なテントが目に付く。夕べあったイベントの名残だそうだ。
中国自然歩道入り口からキャンプ場に入り、キャンプ場を横切り登山道に。狭くなった道にツリフネソウが覆いかぶさっている。そんな道を暫く進むと植林帯に入って行く。横木の階段がどこまでも続き、標識に書かれた距離表示に励まされなが、らひたすら登っていく。思っていたよりも急な坂道だ。
周りが明るくなり、傾斜が緩んでくると山頂まで500mの標識が現れ、間もなく稜線分岐に着く。標識に従い、まずは小羅漢へ。200mで小羅漢山頂の展望台に到着する。 ここからは木々の背丈が大きくなり羅漢山は見ることが出来ないが、山頂からは西中国山地の山並が一望出来る。
、 |
|
|
羅漢高原入り口 |
羅漢高原駐車場 |
|
|
中国自然歩道入り口 |
登山道はキャンプ地の右手 |
|
|
潅木帯から職林帯へ |
標識の距離表示に励まされひたすら登る |
|
|
傾斜が緩むと山頂まで500mの標識 |
稜線分岐 小羅漢まで200m羅漢山まで450m |
|
|
小羅漢山頂の展望台 |
深谷大橋も小さく見えている |
分岐まで引き返すと羅漢山までは450mの距離だ。分岐から10分ほどで不知火の杉に着く。説明版と東屋がある。
説明版には長い間野焼きしたにもかかわらず焼けずに残ったとある。ここからも憩いの広場への道があるが、そのまま進むと8分ほどで憩いの広場への分岐がある。分岐から潅木のトンネルを歩いて行くとその先に羅漢山山頂が見えてくる。山頂には三角点と山頂標識、それに展望台が設置されている。さらに山頂から少し東に下ると西中国山地の山々からは羅漢山だと識別できる雨量観測所の白いレーダードームがある。
山頂からは西中国山地の山並みと遠く瀬戸内海まで見ることが出来る。 コーヒーを飲みながらゆっくりと展望を楽しむ。今日は一人旅、時間もたっぷりある。
、 |
|
|
不知火の杉 吾妻屋と説明版 不知火の杉 |
|
|
憩いの広場分岐 |
潅木のトンネル |
|
|
三角点と山頂標識 |
アメダスのドーム |
|
|
山頂風景 |
山頂展望台からドームを見る |
|
展望台から見る小五郎山、容谷山 |
山頂でゆっくり過ごした後、下山にかかる。分岐から憩いの広場に下る見晴らしコースをとる。春に刈ったという笹は再び道を覆いつくそうとしている。分岐から5分も下ると鉱山コースの分岐に出会うが、見ると荒れ放題で進入する気にはなれない。下山後に聞くと整備をしていないという。
突然現れる東屋を過ぎると、不知火の杉からの道と合流し、カンラン岩の巨岩の傍を下って行く。
樹林帯を抜け、明るい日差しの中に安全柵のある道に出ると憩いの広場が見えてくる。やっと見晴らしの良い場所に出た。
壊れた遊戯施設や滑り台の脇を通り、林道に降り立つと左手にレストランの建物が見える。バンガロー村の前を通り再び林道を登っていく。テニスコートの先に鉱山コースの登山口があるがこちら側も草に埋もれている。右にカーブして林道をそのまま進むと仏岩への入り口がある。
カンラン岩に仏の浮き彫りがある岩とその先に柱状節理がある巨岩がある。
憩いの広場からは秋の花を見ながら、のんびりと車道を下って羅漢高原の駐車場へ。
短い山登りの旅だったがキャンプ場の係員の人に進められた法華山には登らなかった。
、 |
|
|
憩いの広場分岐 |
笹の被った登山道 |
|
|
鉱山コース分岐 |
見晴らしコースの東屋 |
|
|
巨岩群 |
小さい秋 |
|
|
憩いの広場 |
羊の鳴き声を聞きながら林道を登り返す |
|
|
直進は鉱山コース登山口 |
仏岩入り口 |
|
|
仏岩と柱状節理の不思議な割れ方をした奇岩 |
|
|
アケボノソウ |
イナカギク、ツリフネソウ、ミゾソバの競演 |
|
|
ミゾソバ&ツリグネソウ |
ススキ |
ひとこと:山頂の涼しさ、やっと爽やかな秋が来る!・ |