草千里を見下ろす尖峰の烏帽子岳
2009年悪天候の為、断念した阿蘇五岳に5年ぶりにリベンジ。6時間もの車の旅。九州はやっぱり遠い。山口辺りで
煙っていた怪しい空気も、ここ草三里では青空が広がり真夏のような日差しが降り注いでいる。
登山口は草千里の西端にあり、そこからなだらかな西尾根を登っていく。車道を歩き西尾根登山口に向かう。草千里
の中を歩いて尾根に向かっている登山者もいる。(去年の忘年登山の時には歩いたが・・・)
左手に草千里を眺めながら、爽やかな風に吹かれて緩やかな尾根道を歩いていく。草千里を横切る道との合流点を
過ぎると潅木の中にミヤマキリシマが混じるようになるが既に花の時期は過ぎている。烏帽子岳に向かって高度を上
げていくと登山道は遅咲きミヤマキリシマに囲まれるようになる。横木の階段が現れ、徐々に傾斜が急になってくると
、まもなく山頂部が見えてくる。東尾根分岐があるピークから山頂は目の前の距離だ。登山口から40分、一等三角点の
ある烏帽子岳山頂に着いた。山頂からは遮るものの無い360度の展望が広がっている。
阿蘇の風景を堪能したあと、阿蘇山や草千里をみながら杵島岳に向かって東尾根を下る。東尾根にも草千里に降り
る分岐がある。殆んどの人が分岐から草千里の下って行く。杵島岳に登る我々と単独行の人だけが直進して阿蘇
パノラマラインの下山口に向かう。山頂から30分の行程だった。
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草千里駐車場 |
草千里と烏帽子岳 |
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草千里西尾根登山口 |
阿蘇カルデラ湖の唯一の切れ目 立野火口瀬 |
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草千里からの道が合流してくる |
西尾根を振り返る |
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高度が上がるにつれミヤマキリシマも満開に |
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登山道はミヤマキリシマのトンネル |
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緑とピンクのパッチワークが色鮮やか |
最後は急な横木の階段 |
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東尾根分岐のピークと山頂(右手) |
烏帽子岳山頂 |
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ミヤマキリシマは終りに近い |
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草千里分岐 |
下山口のゲート |
急登の草原上の美しいお鉢を廻る杵島岳
烏帽子岳下山口から阿蘇登山道を東に少し下ると杵島岳登山口の古防中(ふるぼうちゅう)がある。登山口手前の
柵を乗り越え、斜面につけられた直登の道を登るとコンクリート舗装の遊歩道に出る。アセビ等の潅木が茂る中を緩
やかに折り返しながらやかに高度を上げていく。直射日光とコンクリートの照り返しが真夏の暑さだ。樹木が消え草原
になると間もなく美智子妃記念植樹の展望台(1224mピーク)に着く。暑さも忘れて素晴らしい展望と景色に見とれて
一休みする。後ろには噴煙をあげる荒々しい阿蘇山、前には美しい杵島岳の緑の急斜面に張り付いて登る数人の登 山者が確認できる。
杵島岳に向かって少し進むと往生岳分岐がある。薄い踏み後の先には火口縁に咲くミヤマキリシマが見えるが、ここ
は直進して杵島岳登山口から直登コースを登る。カヤ野の急登を20分ほど頑張るとなだらかな杵島岳山頂に着く。
山頂からの展望は雄大だ。爽やかな風が暑さを忘れさせてくれる。
一休みしたら楽しいお鉢巡りだ。次々変わる景色がを見ながらミヤマキリシマやフデリンドウ等の咲く周遊路を左回り
で一周する。
山頂は大勢の団体客で満杯だ。登山客が列をなして登ってくるコンクリートの急な階段道を下り、古防中への道を左
に分けて、阿蘇登山道沿いに観光客で賑わう草千里駐車場に下山する。
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杵島岳の登山ルート |
舗装された遊歩道と杵島岳の標識 |
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緩やかな遊歩道と階段でジグザグに登っていく |
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フデリンドウ |
1224mピークのベンチ |
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1224mピークから見る杵島岳 |
ミヤマキリシマと緑の草原が美しい |
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登山口と草原の急登 |
登山口と火口縁を彩るミヤマキリシマ 奥は噴煙をあげる中岳 |
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山頂から烏帽子岳と草千里 |
お鉢巡りに出発 |
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山頂部の火口跡 |
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楽しいお鉢巡り |
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米塚 |
ミヤマキリシマ |
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登山道を縁取るミヤマキリシマ |
火口縁にもミヤマキリシマ |
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お鉢を一周して杵島岳山頂へ |
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舗装された遊歩道を下る |
遊歩道を進み草千里ヶ浜の駐車場へ |
ひとこと:思いのほか良かった杵島岳!・ |