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 可部冠山(かべかんむりやま)735.7m・小掛山(こがけやま)816.1m
    広島市安佐北区

 山の概要 可部冠山は広島市最北部にそびえる秀峰で、標高735.7mの山である。
         西に西冠山・堂床山、東に小掛山・備前坊山を従えた山容は登山愛好者に親しまれている。南山麓は南原峡を
         中心に県立自然公園に指定され、加賀津の滝をはじめ、大小の滝や奇岩が織り成す美しい渓谷を生かした遊
         歩道、キャンプ場が整備されている。登山道はよく整備され体力に応じたコースを取ることが出来、山頂からは
         360度の展望が得られる。

 Route Map:南原峡から西冠山コースで可部冠山へ、可部峠を経て小掛山・中倉林道を下る周回コース
 Road Map :山陽道広島ICより国道54号線を北上、可部バイパスから案内に従い南原峡へ

 前回の可部冠山:2009.02.18 
 
 2013年3月16日(土曜日)  晴れ
 ホーム7:00.。。。。。 8:03龍頭ヶ原園地駐車場8:10  → 8:30尾根 → 9:07滝コース合流 → 9:38西冠山9:42→
 
 10:00可部冠山山頂10:16 → 10:25可部峠 → 10:33のぞき岩 → 11:00 イワカガミ展望台(昼食)11:30 → 

 11:32大掛・小掛別れ → 11:49小掛山 → 12:07山車展望台12:24 → 13:00アセビ展望台 → 13:28 711m独標→
 13:37中倉峠 → (中倉林道) → 14:47駐車場15:00。。。。。 16:10ホーム

 行動時間:6時間37分(休憩、昼食含む)
 昼食時間:30分

 気持ちのいい尾根道を周回
 今日は時間の掛かるコースなので早めに家を出て、南原峡を目指す。時間が早い性か土曜日なのに車は4台しか停まって
 いない。それに時間待ちしているのか、まだ人は車の中にいる。今日は一番乗りのようだ。
 車両進入防止柵を抜け、石碑の向かい側の「西冠山」の標識のところから尾根ルートに入っていく。このルートは初めての
 コースだ。急斜面をジグザグに登って、尾根に上がると気持ちのいいなだらかな道になる。
 小さなアップダウンを繰り返しながら登って行くと明神ダムが木の間から見え隠れするようになるとやがて加賀津の滝からの
 ルートと合流する。
 ここからは前回と同じルートになる。ヒノキの植林帯の中の尾根道が左にカーブし、雑木林の道に変わると右手に西冠山・
 可部冠山の稜線が木立の間から見え隠れする。やがて西冠山への登りが始まる。いままでの道と比べ荒れ気味の急な坂
 道だ。傾斜が緩むと間もなく西冠山山頂の分岐に着く。一息入れて西冠山から下っていく。岩の多い鞍部から急登を登り返
 えすと可部冠山山頂だ。山頂に散在する岩に腰掛け素晴らしい展望を楽しみながら大休憩。
   
登山口の龍頭ヶ原駐車場 石碑の前から西冠山コースへ
尾根に上がるまでは急傾斜の道
 登山口から20分、ジグザグの急登が終わると、尾根の肩からなだらかな道に・・・・・
明神ダムと堂床山 加賀津の滝コースと合流
檜林の中、気持ちよい登山道 木間から見える西冠と可部冠山
西冠山山頂は分岐点(マウス ON 拡大 山頂直下の急登
大きな岩が点在する冠山山頂 西に海見山
南に堂床山 東にこれから行く小掛山の山並み

 エネルギーを補給して可部峠に降りていく。岩場の道から植林帯の道を下り10分程で着いた。最初の可部冠山は「丸押」か
 ら可部峠を通る可部街道コースだった。左に行くと街道沿いにある「長助茶屋跡」や可部街道がある。
 直進して稜線を登って行くと「のぞき岩」と名づけられた大岩がある。岩の間からは可部冠山の尖峰を見ることが出来る。さら
 に上っていくと「展望台」の案内板があり、切り開かれた南側からは可部冠山や堂床山が一望出来る。
 アップダウンを繰り返し、疲れてきた頃に「イワカガミ展望台」に到着。
 開けた西側には海見山が見渡せ、足下にはイワカガミの葉が群生している。西風を避けながら今日はここで昼食。
 
 
可部峠(マウス ON 標識拡大 のぞき岩(マウス ON ・・・・)
 
展望岩から可部冠山と西冠山、奥に聳える堂床山の展望
アップダウンが連続する明るい登山道の先にイワカガミ展望台
海見山を見ながら昼食

 大掛・小掛別れは目と鼻の先だ。ここから右に下っていくと明るく開けたところに出た。小掛湿原の標識が立っているが今は
 枯れた草が覆っているだけ。 
 湿原の斜面を登り、左に尾根道を進んでいくと小掛山山頂に着く。今日の最高峰だが三角点は登山道の途中にあり展望は
 望めない。
 小掛山から登山道は方向を変え南下していく。 突然、頭頂部が切り開かれた山車展望台が現れ、展望が広がる。
 正面に備前坊山、西には堂床山・・・・・、遠くの山は霞んでハッキリしない。可部冠山があんなに小さいの?
 山車展望台から下っていると地元の人とトレイルランの人に出会った。今日出会ったのはこの二人だけ・・・・。
 代わり映えのしない景色の中をだらだら下って行くと目の前に稜線が・・・疲れた体には結構きつい。稜線を右かと思えば左
 へ。その先に「アセビの丘」の標識が立っている。左を見ると先ほどまでいた「山車展望台」の高い峰が間近にみえる。
 尾根を「コの字」に歩いて来た様だ。
 アセビの丘から右に曲がり、下っていくと目の前に黒々と茂った山が・・・・まさかあの山を登るの?
 ここに来て最後の試練が待っていようとは・・・。 急登を頑張って登り、辿りついた山頂には「三本松」の標識。711m独標は
 さらにその先だった。 山頂には「中倉峠」の標識があるだけ展望も無し。
 急坂を下り中倉峠へ。トイレ付休憩舎の掃除に来た人だろうか、軽トラが駐車していた。
 ここからは中倉林道だ。中倉峠から標高差約400mの下り道。石がごろごろした歩きにくい林道だ。舗装路の道は傾斜が急
 で爪先が靴に当って痛い。靴紐を締め直したいが面倒だし・・・・
 やっと帰ってきた駐車場は道まで車が溢れている。先着した車もまだ残っている。
 いいトレーニングになった! 終わってみればいつも楽しい!
大掛・小掛別れ 小掛湿原(マウスON 今は枯れ草が覆うばかり
湿原の斜面に広がる明るい森 小掛山山頂
 
小掛山から15分余り、樹林の中を歩き山車展望台へ
山車展望台からは複雑な登山道になる 「ごんばの滝」?
アセビの丘、左手を振り返ると先ほど休憩した山車展望台が目の前に・・・????・
711m独標に向け最後の急登 やっと辿りついたピークには三本松の標識・・・・
次のピークが711m独標 中倉峠の掛札だけの山頂 一気に急坂を下り中倉峠へ
中倉峠(休憩所とトイレ) 石ころだらけの林道
釣堀を過ぎ、帰ってきた駐車場は車が道まで溢れる賑わい
 ひとこと:いつかは全山(堂床山・可部冠山・小掛山)縦走を・・・・・!
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