残雪と倒木の道を踏み比婆山連峰を巡る
比婆山連峰の北側、牛引山ルートからメインルートの比婆山を縦走する最長ルートを辿る山旅に挑戦する。
牛引山ルートは久しぶりの道だ。白樺の美しい林を過ぎると谷筋の道を進んで行く。牛引滝が近づくと次第に倒木が増えだし、幾度かある沢渡りも倒木に邪魔され渡りにくい。滝の上部への横道は一部崩落し道が無くなっている。
滝上部の沢を渡ると倒木が一段と増え、障害物競走のようだ。ブナ林の尾根に出て、やっと倒木から開放されるが 体力の消耗が激しく、緩やかな登りながら山頂までが遠く感じられる。実際1時間半ほど懸かってしまった。低木帯 になり空が開けてくると県境稜線の牛引山山頂に着く。
牛引山からは尾根道となり、樹林の中や展望のある尾根を気持ち良く縦走する。伊良谷山との鞍部にはこの山のメインルート? が公園センターから上がってきている。伊良谷山からも比婆山連峰や毛無山を見ながら快適な稜線散歩を続け、木々が少なくなった道を登りきると広い草原の毛無山に着く。360度の展望を楽しんで休憩し出雲峠に向け下山する。
出雲峠から烏帽子山に向かって歩き出すとすぐ植林帯に入る。雪解け水で足場が悪いが植林帯を抜けると雪に覆 われた道になる。踏み抜かないように足跡を辿って登る。山頂直下のガラガラ道は雪のお陰で歩き易い。
山頂には2,3組の登山者は食事中。我々も昼食にする。今日はカレーライスだ。山頂から大山が微かに望めるが写真には写らないだろう。
烏帽子山から御陵までも残雪が一面の登山道が続いている。この時期こんなに沢山の雪が登山道に残るのは6年振りとのことだ。
御陵からの下りでヤングの山ガールの一団に出会った。パステルカラーのファッションが若々しい声と共に色彩の乏しい登山道に映え、花が咲いたようだった。
雪の残る登山道を登り池ノ段へ。休憩を兼ね、雪原を散歩して山頂のお地蔵さんに会いに行く。次は問題の立烏帽子山の下りだが先行した人が引き返してきたので我々も途中から引き返し巻き道を立烏帽子駐車場に向かう。
駐車場からの広い登山道にもまだ雪が残っているが展望園地までくるとさすがに雪もない。
倒木と崩落の登山道に苦しみ、残雪を楽しんだ長い一日だった。
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沢山の車が駐車している県民の森駐車場 |
10分程車道を下ったところにある牛引山登山口 |
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白樺の試験林を行く |
牛引滝 |
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滝横の崩落した登山道 |
滝上の渡渉地点も倒木 |
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倒木(マウス ON 倒木に捕まる隊長) |
倒木だらけの道が終わり
やっと尾根道 なだらかだが遠い |
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牛引山 右の三井野原の方にいくと展望がある
山頂標識見当たらず |
伊良谷山山頂 |
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気持ちの良い尾根を毛無山へ 比婆山も見えてくる |
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広々とした毛無山山頂 |
歩いてきた峰峯を振り返る |
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キキョウが丘はパスして、急坂を下り出雲峠へ |
烏帽子山への登りは残雪の道 |
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烏帽子山山頂と雪の残る吾妻山 |
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御陵までは雪道 踏み抜かないようトレースを辿る |
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雪解けでぬかるむ門栂の辺り |
池ノ段へは又雪道を登る |
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立烏帽子は中途棄権 |
初めて通る巻き道 <楽!> |
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立烏帽子駐車場
一台ひっそりと |
立烏帽子駐車場からの広い下山道
この道にも残雪 |
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展望園地に続くブナの並木道 |
展望園地から見る牛引山
足の痛さと充実感が味わえる一時 |
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展望園地に咲くタムシバ
うしろの山は毛無山 |
車の少なくなった駐車場 宿泊客か?
うらやましい! |
ひとこと:一度は歩きたかったルート。シンドカッタ! |