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 黒瀬虚空蔵山(くろせーこくうぞざん):431.5m        広島県東広島市黒瀬町南方

 山の概要
  虚空蔵山(黒瀬)は広島県東広島市黒瀬町南方にある標高431.5mの山である。全国に虚空蔵山と名の付く山は
  多いが、東広島市にも志和町、福富町、それに今回の黒瀬町と三つの虚空蔵山がある。三山とも国土地理院の
  地形図に山名と三角点の記載があるが、登山の対象となっているのは志和町の虚空蔵山(666.1m)ぐらいである。
  あとの二山は山頂を電波塔に占拠され、舗装された車道が山頂まで延びている。
  
 Route Map渋神社から林道虚空蔵線で山頂を目指し、復旧された林道を下山
 Road Map国道375号線を北上し、上黒瀬交差点から県道344号線に入り広島国際ゴルフ倶楽部を目指す 

 2020年1月20日(月曜日)
  晴れ

 ホーム9:45.。。10:00渋神社駐車場10:25→10:28林道虚空蔵線入口 →10:35ゲート →10:54林道分岐→ 

 11:10上の溜池 → 11:14三叉路 → 11:20虚空蔵山山頂11:25 → 11:29送電鉄塔(昼食)12:20 → 
 12:34林道分岐 → 12:39下の溜池 → 12:50最終民家 → 13:02渋神社13:10。。。13:30ホーム

 行動時間:2時間37分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:51分

 東広島市に三つある虚空蔵山(広島県で三つかも?)の最後の山、黒瀬虚空蔵山に登る。
 虚空蔵山は我が家の近くからでも見える近場の山なので、ゆっくり出かける。広島国際ゴルフ倶楽部を過ぎてすこし走ると左手
 に渋神社がある。ここに駐車させていただく。寒い黒瀬の早咲き菜の花の後ろに虚空蔵山が見えている。
 この山の南にある前平山は西日本豪雨の爪痕がもっとも残る山で、その土石流が国際大学の間際まで流れてきたことでテレビ
 でも放映された。その隣の虚空蔵山の被害は・?
 渋神社から少し引き返したところに「林道虚空蔵線」の案内標識が立っている。ここが登山口になる。
 林道は真っすぐ山に向かって延びている。民家で作業しているおじさんに山の様子を聞くと「さっき車が1台登っていった。」
 とのこと。それなら道は大丈夫だ。
 林道入口から5分余りで、舗装路は左にカーブする。直進は未舗装の林道だ。左に曲がり、ゲートを抜けて登っていく。所々に
 ある小さな崩落個所の土砂は道路の横に片づけてある。
 登山口から30分で大きな崩落個所があり、そこから復旧された林道が左に分岐している。分岐を左に過ごすと、その先で軽
 トラックに乗った地元の人が降りてきた。溜池の調査に来たらしい。
 虚空蔵山の話を聞くと、分岐した林道を下って周回できるらしい。
 分岐から15分で青い水を蓄えた上の池が左手に見えてくる。道端には大きなサルトリイバラが沢山生えている。藪漕ぎ覚悟で
 来たが、藪の中にも生えて行く手を遮るのだろう。今日は藪漕ぎは止めだ!
 上の池から5分で三叉路に出る。右手の道を採ると、すぐ左手に山頂への急な直登の道が見える。立派な階段が付いているが
 誰も階段を登らないようだ。茅に埋もれている。
 急坂を登ると携帯電話塔の前に着き、その横をぐるっと回り込むとFM東広島の送信塔があり、その奥に虚空蔵山の三等三角点
 が鎮座している。木々に囲まれ展望は無い。
 三角点の右手奥には、四郎佐衛門という人が400年前に石堂を建てたという石碑とともに小さな虚空菩薩像を安置した石堂が
 ある。
 直登の急坂を下り、三叉路から反対側に進むと送電鉄塔に出る。風の音を聞きながら、鉄塔下の日だまりでまったり昼食に
 する。昼食、休憩場所はここ以外ない。
 
渋神社 菜の花と虚空蔵山
林道虚空蔵線入口の案内標識 林道を・・・
左にカーブ、直進は未舗装の林道 ゲートを抜けて進む
道路の土砂は片づけてある 気持ちの良い道
崩落地の上部 崩落地
林道分岐 上の溜池
サルトリイバラの多い道 サルトリイバラ
三叉路 右に曲がり山頂へ
山頂への直登  折角設置された階段は茅に埋もれている
東広島FM放送送信塔の後ろに三角点 山頂標識と三等三角点
虚空蔵菩薩の洞
鉄塔下の日だまりでまったり昼食

 ゆっくり日向ぼっこをした後、帰路に着く。林道分岐から復旧された林道を下り、下の池へ。溜池の奥の方には土砂が流れ
 込み、水は土色に濁っている。放水路を渡り、堰堤に上がって向かいの林道に出る。こちらの林道は新しく出来立てのようだ。
 溜池の復旧のための作業道だろうか。土砂崩れの跡が生々しい中を下っていくと、やがて古い林道と繋がり、間もなくポツンと
 一軒家のような最終民家の前に出る。
 最終民家からは舗装された生活道を下っていく。やがて田畑が広がり、目の先には渋神社が見えてくる。
 県道に出ると渋神社はすぐ近くだ。
 地元の人の情報のお陰で無事楽しい山行きげ出来た。
 
林道分岐から復旧された林道を下る
下の溜池 溜池の堰堤を渡る
新しい林道 山頂部を振り返る
古い林道 最終民家はポツンと一軒家?
生活道を下る 虚空蔵山を振り返る
ひとこと:電波塔の保守道はやはり復旧が早い!
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