おしどり登山隊                                   |山便りへ ホームへ 
金ヶ燈篭山(かねがとうろうやま):531.6m 城山(しろやま):592.5m  広島県安芸郡熊野町
 山の概要
  広島市安芸区と東広島市八本松町・安芸郡熊野町の境界に連なる山脈は安芸アルプスと呼ばれ、北から坂山、鉾取
  山、原山、洞所山、城山、金ヶ燈篭山の6座を有する縦走コースとなっている。
  広島市周辺では広島南アルプスと並んで、長時間の縦走が出来るため、アルプス山行きの訓練用としても利用される
  が、各峠には下山口(登山口)があるのでコースは自由に選択出来る。
  また近年は、縦走路が良く整備されているので、トレイルランのコースとしても親しまれている。
 Route Map市道駐車地を出発し串掛林道登山口から金ヶ燈篭山、城山を縦走し狐池に下る周回コース
 Road Map東広島呉道路黒瀬ICから県道34号線を西進し、筆の里工房の案内に従い槙ヶ迫交差点を右折し
        駐車地に向かう 

 2020年12月10日(金曜日)
 曇り後晴れ

 ホーム8:45.。。。9:10市道駐車地9:15 → 10:25串掛林道登山口10:30 → 11:05金ヶ燈篭山11:15 →

 11:55赤穂峠(昼食)12:45 → 13:20 580mピーク → 13:40城山山頂13:42 → 13:50狐池分岐 → 
 14:10展望岩14:23 →14:54狐池 →15:02市道出会 → 15:15駐車地登山口15:18。。 。。15:35ホーム

 行動時間:6時間00分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:50分

 安芸アルプスを歩くのは13年ぶりになる。近くにありながら長らく御無沙汰したのは13年前に鉾取山から赤穂峠まで縦走
 した時の印象が良くなかったからだ。2月の寒い曇り空の下、展望も無く、薄暗くて急なアップダウンの縦走路をただ歩き続
 けただけの山行きだった。
 今回は未踏の金ヶ燈篭山がら城山までを歩くことにする。このルートは安芸アルプスの中では比較的展望もあり、楽しい縦走
 が期待できそうだ。
 
 先日、下見をしておいた市道の取り残された旧道に車を停め、出発する。この時間は交通量も結構有り、歩道も無くアップ
 ダウンとカーブで見通しの悪い道をスピードを出して通り過ぎる車をやり過ごしのは危険を感じる。
 「筆の里工房」を過ぎ、県道矢野安浦線に出ると歩道があり安心して歩ける。平谷のWantsの前で右折し、串掛林道に入る。
 通行止めの看板が立っているが、何とかなるだろうと登っていく。名残の紅葉が美しい道を進んでいく。今年はコナラも赤く
 紅葉している。
 絵下山分岐を左に過ごし、「安芸ゴルフセンター」を左に見て、愛宕神社分岐まで来ると峠はもうすぐだ。
 「障碍者活動センター あゆみ」の前に登山口がある。 
取り残された旧道が駐車地 筆の里工房
晩秋の紅葉が美しい串掛林道 絵下山分岐
絵下山でよく見かけた案内板 愛宕神社分岐
障碍者活動センターあゆみ 登山口で一休み

 登山口から、はいきなり段差の大きな横木の階段だ。階段と言うより、ただの砂留だ。その後も急登の連続だ。支尾根の合流
 地点で一旦傾斜が緩むが、山頂手前で再び急な登りになり、登り切ると手前のピークに上がる。そこから更に急坂を登ると
 金ヶ燈篭山山頂に着く。
 山頂広場には頂上標識と二等三角点がある、ベンチも設置してある。展望は海田方面が少し開けているだけであまりよくない。
 山頂で小休止して、赤穂峠に向かう。山頂を出発すると真っすぐ延びる道を下り、登り返すと約530mピークに着く。
 金ヶ燈篭山山頂から赤穂峠までは約1.0kmの距離だ。小さくアップダウンを繰り返し、496mピークを過ぎると一気に
 下っていく。
 木の間に鉄塔が見えだすと赤穂峠手前の鉄塔に到着。 紅葉した城山が目の前に聳えている。 広島湾の素晴らしい展望を眺め
 ながら鉄塔の横で昼食にする。(鉄塔下の展望広場は風が強かった) 
登山口から急登の連続
岩の間を過ぎると一旦緩やかになる 山頂手前の急登
金ヶ燈篭山山頂 山頂から海田方面の眺め
まっすぐに延びる道 気持ちよく落ち葉を踏んで
金ヶ燈篭山から 0.9km地点 安芸アルプス縦走路の標識
木の間に鉄塔が見えだすと赤穂峠に到着    鉄塔の横で昼食
赤穂峠から城山を見る 下には展望広場も 赤穂峠の展望広場から海田方面の眺め

 昼食後、赤穂峠の四差路へ。前回の縦走ではここから「ゆるぎ観音」へ下っていった。当時の記憶は無いが、ここに東屋らしき
 ものがあった記憶もない。
 東屋の横を通り、気持ちの良い落ち葉の積もった縦走路を登っていく。暫く進むと岩が目立ち始め、横木の階段の急登になり、
 やがて「城山まで0.2km」の案内が現れる。急登を登り切ると狐池分岐のピーク(580m)に着く。城山山頂までは後
 10分程度の案内が木に張ってある。そこから尾根道を下っていくと尾根を塞ぐように大岩が立ちはだかっている。右手の
 落ち葉の中に迂回路が見えているが、遊び心を出して岩に取り付く。虎ロープが下がっているが、ロープを使わなくても
 登って行ける。
 (この方が安全) 一段目の岩の上に上がると次の大岩を巻くように踏み跡が付いている。大岩を越えた所に大岩展望地の
 案内が立っているので、大岩展望地からの熊野の市街地を眺めながら、小休止。
 大岩展望地を後にし、次々現れる奇岩を縫いながら進んでいくと三等三角点の鎮座する城山山頂に着く。
 山頂からの展望は無い。 
赤穂峠の四差路 赤穂峠の案内板
気持ちの良い落ち葉の積もった縦走路 沢山の木に抱き着かれた岩
岩が目立ち始めると急登になりやがて「城山まで0.2km」の案内
狐池分岐のピーク(580m) 狐池分岐の案内
580mピークから下ると尾根は大岩に塞がれる(右手に迂回路有) 岩を越えていく
大岩の西に回り込む
大岩を越えた所に大岩展望地 大岩展望地からの眺め
真っ二つに割れた岩 おむすび岩か烏帽子岩?
三等三角点のある城山山頂 帰路は迂回路へ

 帰路は大岩展望地の所から迂回路を通り、狐池分岐のある580mピークまで戻り、狐池への下山道へ入っていく。初めは猪に
 荒らされ踏み跡がはっきりしないが、道が鮮明になると大岩の横を滑り降りるような急斜面の連続となる。
 狐池分岐から20分ほど下ると分岐があり、左の踏み跡を行くと展望岩に出る。ここからの眺めは素晴らしい!熊野町の全景が
 一望出来、また、熊野町を取り囲む山並は左の小田山、中央に石岳山その奥に野呂山、そして右に灰ヶ峰と連なっている。 
大岩の下を通る迂回路 580mピークにある狐池分岐の標識
岩の重なる支尾根の急坂を下る
左の踏み跡を行くと展望岩へ
熊野町の全景が一望出来る  左の山は小田山、中央奥に野呂山その右に灰ヶ峰

 展望岩で展望を楽しんだ後、最後の下山に。急さや岩は相変わらずだが、腿の筋肉が張りを感じる頃には緩やかな道になり、
 やがて狐池の堰堤に出る。狐池から振り返ると城山の大きな岩場が見えている。堰堤を渡ると豪雨被害の生々しい土石流の跡
 が残っている。
 舗装路を5分も下ると市道にでる。更に市道を15分歩くと駐車地に帰ってくる。 
急坂にはロープが設置してある 岩場を渡っていく
道が平坦になると狐池
狐池から城山の岩場を見上げる 生々しい土石流の跡が残っている
県道174号線へ 城山を振り返る
ひとこと:今年はコロナと猛暑で大変な一年だった。おまけにガーミンのGPSまで壊れた。来年はスマホのGPSを利用しよう!
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