二神山(ふたがみやま):313.0m・鏡山(かがみやま):335.0m 広島県東広島市
山の概要
二神山と鏡山は広島大学を挟んで東西3kmのところに位置する山城跡である。
二神山(標高313m)は広島大学の西に位置し鎌倉時代の初期に築かれた山城跡が残る山で、整備された登山道は
ツツジの季節には花に包まれる。鏡山(標高335m)は広島大学の東に位置し、室町時代に大内氏によって築かれ
た山城跡である。
麓には鏡山公園が整備され桜の名所となっている。NHK大河ドラマ「毛利元就」の放送を機会に登山道などが整備
された。
Route Map:二神東登山口から二神三山頂を巡り、広島大学を横切り鏡山Aコースから西コースに周回
Road Map :東広島呉道路馬木ICから県道67号線、県道338号線を通り、二神山東駐車場へ |
2020年4月3日(金曜日) 薄曇り
ホーム9:00。。。 9:20二神山東駐車場9:30 → 9:35矢が谷池分岐 → 9:40稲荷神社 → 9:45二神山
西登山口 → 9:52稲荷神社分岐 → 9:58山頂分岐 → 10:04二神峠 → 10:07二神山山頂10:22 →
10:27西ピーク → 10:34福通峠 → 10:45東ピーク → 10:56広大西登山口 → 11:00二神山
東駐車場11:02 → 11:06広大二神口 →(広島大学)→ 11:35ガガラ口 → 11:46山中道入口 →
11:57広大池の上寮 → 12:07鏡山公園入口 → 12:15桜の園(昼食)12:55 → 13:05 Aコース登山口 →
13:15稜線乗る → 13:18Bコース合流 → 13:21下のダバ → 13:30御殿場13:40→ 13:43西コース分岐→
13:56西登山口 → 14:00池の上寮 → 14:08広大前交番交差点 →(広大キャンバス)→ 14:32二神山
東駐車場14:35。。。。14:05ホーム
行動時間:5時間02分(休憩、昼食時間含む)
昼食時間:40分 |
今年は桜の開花が早そうなので近場の山に花見登山に出掛ける。
鏡山は何度か登ったことがあるが二神山は初めて登る山だ。広島大学の東西に位置する山を続けて歩き、鏡山公園で昼食にする
予定だ。
二神東にある二神山利用者駐車場に車を停め、車道の反対側にある二神東登山口から歩き始める。
登山ルート案内板でルートを確認し、先に進むと桜の植えられた広場に出る。樹齢はまだ若いが満開に近い花を一面につけて
いる。ここは車も入れて、人混みを避けて静かに花見が出来そうだ。
先を行く数人の年配者に追いつくと「二神山の管理を任され、パトロールをしている」とのことだったが、のんびりと散歩して
いるみたいだ。
桜広場を過ぎると三叉路が現れ、「右は矢が谷池を経て頂上へ13分、左は稲荷神社へ5分」の案内がある。稲荷神社への平らな
道を進んでいくと「稲荷神社4分」の案内標識があり、右手の斜面に取りつき、坂を登り、少し下っていくと稲荷神社の裏手に
出る。
稲荷神社の正面に廻ると道は二つに分かれる。案内標識は無いが下の道を進み、集落の裏から車道に出て西登山口を目指す。
車道を少し進むと二神西登山口がある。駐車地は車道の膨らんだところに2〜3台は駐車できそうだ。
耕作放棄地となった畑の横を通り、山中に入っていく。 登山口から5〜6分で稲荷神社からの道が合流してくる地点に出る。
完璧に整備された周回遊歩道えお進んでいくと山頂への分岐がある。ここからは中国電力の管理道だ。登り始めるとすぐプラス
チックの急階段になり、ジグザグに登っていく。この低山にしては予想外の急さだ。やがて伐採された開けた場所に出ると
二神峠の鞍部に着く。
稜線を繋ぐ尾根道と矢が谷池からの登山道が交差する四差路だ。
後は山頂への横木の急階段だ。木の匂いがしそうなほど真新しい階段だ。
山頂広場は広くはないが三角点が鎮座する気持ちの良い山頂だ。案内板とベンチが設置され、賀茂大地が一望出来る。東側には
これから向かう広島大学のキャンパスや鏡山が見えている。
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二神山利用者駐車場 |
二神東登山口 |
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登山ルート案内板 |
二神山桜広場 |
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満開の桜 |
矢が谷池 |
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稲荷神社への道 |
稲荷神社分岐から右手の斜面に取りつく |
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稲荷神社の裏手に出る |
二神稲荷神社 |
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西登山口の駐車地 |
二神西登山口 |
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二神山全景 |
稲荷神社分岐 |
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完璧な登山道 |
山頂への分岐 |
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プラスチックの急階段は中電道 |
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明るく開けた伐採地 |
鞍部の二神峠 |
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山頂への階段 |
新しい横木の急階段を登る |
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二神山山頂と三角点 |
広島大学キャンパスと鏡山 |
山頂で景色を堪能し、縦走に向かう。二神峠まで下り、短い階段を登り返すと西ピークに着く。ここにも案内板とベンチがある
が展望は木々が邪魔していまいちだ。
西ピークからは尾根筋の縦走だ。なだらかな快適な登山道だ!道端に群生するツツジはまだ蕾だが10日もすれば花街道になる
だろう。
福通峠の四差路をすぎると下見展望所に到着する。ここは日当たりが良いのかツツジの花が開いている。
西ピークから東ピークまでは15分程の楽しい稜線漫歩だ。東ピークから急になった坂を下り、三又峠を右に採ると車道に出る。
車道を横切り、対面の竹林に入っていく。竹林を下り切ると広大西登山口だ。信号を右に採ると二神山利用者駐車場はすぐ
そこだ。
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二神峠から西ピークに登り返す |
西ピーク |
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東ピークへの快適な縦走路 |
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ツツジはまだ蕾 |
新旧のベンチ |
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福通峠の四差路 |
下見展望所に到着 |
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二見展望所から二見地区を俯瞰 |
ここは日当たりが良いのか |
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所々に横木の階段 |
・・・・ |
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東ピーク |
三又峠は右へ |
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車道を横切り竹林へ |
竹林を下る |
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広大西登山口 |
二神山利用者駐車場 |
県道67号線に出て、北へ150m程行くと広大二神入口がある。この入口から広大キャンパスを横切り、東の周回道路に出る
予定だったが不案内と物珍しさもあって南に下りすぎ「ががら出口」まで遠回りしてしまった。東側の周回道路を北に登り、
山中道入口から池の上学生宿舎を目指す。桜並木の岡を登ると山中池の周回道路になる。手入れの行き届いた公園の
ようだ。坂を下り学生宿舎の横からブールバール側道の自転車道に入っていく。
右手に鏡山を見ながら700m程歩くと鏡山公園の入口に辿り着く。
平日でコロナ自粛も駐車場はほぼ満車だが、家族連ればかりでカラオケやアルコール宴会のない静かな花見風景だ。
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広大二神入口 |
広大キャンパス・スペイン広場より |
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山中道入口 |
桜並木を登る |
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山中池に沿い池の上学生宿舎に向かって進む |
鏡山を右手に見ながら |
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ほぼ満車の駐車場 |
鏡山公園 |
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「桜の園」で昼食 |
花見を楽しんだ後、鏡山城跡の散策に出かける 。登山道としてはAコース(東側コース)、Bコース(鏡山公園ルート)、南側
ルート、西側ルートの四コースがある。今回は東側ルートから西側ルートへ鏡山を縦断するコースを歩いてみる。
ペーター隊員の想い出に浸りながら奥田大池を巡り、Aコース登山口から入山する。暫く進むとBコースの道が崩落地から合流
してきた。 合流地点から急な階段が延々と続く。登り切ると稜線の平坦な道になる。平らな尾根道を進んでいくとBコースの
登山道が合流してくる。
Bコースへの道は崩落の為通行止めになっている。さらに尾根道を直進していくと堀切の案内があり、その先の分岐を右に上が
ると「下のダバ」に出る。一面を青いビニールシートに覆われた広場は無味で痛々しい。分岐まで戻り、直進すると「馬のダ
バ」「馬ののダバ」から「中のダバ」へはこの山唯一の足下の悪い急登だ。元気のいい中学生に道を譲り後からついていく。
「中のダバ」もビニールシートに覆われている。「中のダバ」の西端の小高くなった所に山頂の御殿場がある。
しばらく休憩した後下山にかかる。「馬のダバ」まで下り、右手の道に入っていく。案内標識は無いが西コースだ。岩場の先
には堀切が連続している。道は落ち葉も無く良く整備され快適だ。アップダウンを繰り返し、最後の大きなピーク「藤の丸」を
越え、急坂を下っていくと横木の階段となり車道に飛び出す。いかにも古の道らしい西コースは趣があって楽しい。
何時か正面の登城道だった南コースも登ってみたい。
車道を北に下っていくと学生宿舎に出る。ブールバールに沿って自転車道を歩き広大正門を左に過ごし、北入口からキャンパス
を通り二神山利用者駐車場に向かう。
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Aコース登山口 |
長い階段 |
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平坦な尾根道 |
Bコースが合流 |
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御殿場下のダバ |
案内標識 |
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馬のダバから御殿場中のダバへの登り |
御殿場中のダバ |
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御殿場 |
西コース分岐 |
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連続する堀切 |
堀切 |
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アップダウンの続く道は良く踏まれた道だ |
西コース登山口 |
ひとこと:二神山は意外と面白く、鏡山も初めてのコースで楽しかった! |