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高見山(たかみやま):283.0m        広島県尾道市向島町

 山の概要
  高見山は尾道市向島町の最高峰で、標高283mの山である。芸予諸島の向島南部にあり瀬戸内海随一の国立公園で、山頂
  からは360度の展望が開けており、四国山脈を望み、眼下には瀬戸内海に浮かぶ島々を一望できる。二等三角点が設置された
  山頂は、かっては村上水軍の物見山であった。
  山麓にある向島洋ランセンターからは遊歩道が整備されており、車道が通じている山頂にはテレビ・FMラジオの送信所が設置
  され電波塔が林立している。
  
 Route Map向島洋ランセンター登山口から山頂を目指し、周回下山
 Road Map山陽自動車道福山西ICから国道2号線を西進し、国道317号線で向島に渡り、県道376号線で洋ランセンターへ

 2019年1月24日(木曜日)
  晴れ時々曇り

 ホーム7:45.。。。。9:05向島洋ランセンター駐車場9:10 → 9:16見晴台 → 9:28松永湾展望分岐 → 9:44支尾根入口 → 

 9:50主尾根に出る(休憩)9:55 → 10:00洋ランセンター分岐 → 10:14スパイラルデッキ10:25 → 10:28駐車場 → 

 10:40高見山山頂(昼食)11:45 → 12:00 瀬戸のうたみち分岐 → 12:16駐車場 → 12:25下の駐車場 → 12:29遊歩道合流→ 
 12:34洋ランセンター分岐 → 12:54登山口・洋ランセンター13:15。。。。15:05ホーム

 行動時間:3時間44分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:65分

 冬場は天気も天気予報も毎日コロコロ変わって、山登りのタイミングが中々合わない。だが、今日の天気は快晴の予報!
 この時期は瀬戸内海沿いの山で、日だまりハイキングが最高! ということで向島の高見山に登ることにする。
 山陽自動車道福山西ICで降り、国道2号線から旧尾道大橋を渡り向島にはいる。そこからは「洋ランセンター」の案内標識に従って車を走
 らせる。
 洋ランセンターに車を停めさせていただき、出発しようとすると、洋ランセンターのおじさんが「最初の分岐を左に行き、尾根を登ると景色
 が良いよ。」と教えてくれた。
 洋ランセンターの栽培用ハウスの向かいに大きな遊歩道案内板が立っているが、あまり理解できない。その傍の「遊歩道入口」の案内標
 識の所から緩やかな階段を登っていき、左にカーブするとガラス板を縦にして壁にした見晴台がある。見晴台を過ぎると落葉した木立の
 中のなだらかな尾根道になり、やがて雰囲気の良い階段へと続いていく。傾斜が急になってきた階段を登ると再び緩やかな尾根道となり、
 最初の分岐(松永湾展望地)が現れる。忠告に従い左への道を採ると、ロープの手摺が張られたジグザグの急坂を下る。
 急坂を下り切ると赤い木橋を渡り谷を越える。小さなアップダウンを繰り返し、尾根を跨いで下ると分岐のある谷底に出る。  「洋ランセン
 ター 0.6km」 「松永湾展望 0.5km」、「展望台 0.8km」等の標識があるが位置関係が良く分からないが、とにかく次の尾根を目指
 して登っていく。
 支尾根の先端から登り始めると展望が開け、眼下に瀬戸内海が見えてくる。5分も登ると主尾根の稜線に着く。
 
向島洋ランセンター 登山口
見晴台 気持ちの良い尾根道
雰囲気の良い階段 松永湾展望分岐を左へ
ジグザグの急坂を下る 木橋
鞍部の分岐を右へ
支尾根の登り 瀬戸内海を見下ろす

 ここにも「松永湾展望0.2km」、「展望台 0.5km」の標識がある。展望台に向かって尾根道を登っていく。5分でH型電柱の立つ「洋ラン
 センター 0.6km」の標識が立つ分岐にでる。高見山山頂のテレビ塔を目指してウバメガシの多い道を登っていくと突然広場に飛び出す。
 中央に大きな樫の木があり、周囲には桜の木が植樹されている。ここから山頂にかけて桜が植えられ花見時には賑わうかと思ったが、洋
 ランセンターのお姉さんによるとそれほどでもないらしい。
 広場の先には廃墟となった「とらふくホテル」があり、右手に進むとスパイラルデッキの展望台がある。スパイラルデッキに上がると絶壁に
 建つ廃墟と化した「とらふくホテル」や、そこから山頂へと錆びたリフトが延びているのが見える。15年程前に滅んだ栄華の跡だ!
 道端に咲く梅の花に、春の訪れを感じながら車道を歩いていくと大きな駐車場に着く。ここからは車道を歩き山頂へ。
 トイレの上の展望デッキに上がると360度の第パノラマが広がっている。 東は福山方面、南には因島や大三島、西側には三原沖にある
 多数の小島や竜王山・筆影山などが見える。展望パネルが設置してあるが、そこに記されている島名は今見えている島々のほんの一部
 だ。山頂部はテレビの送信所に殆どが占拠されているが、海側に張り出してバリアフリーのウッドデッキが整備
 され、瀬戸の絶景を見ながら弁当を楽しむことが出来る。
 
稜線に乗る 「松永湾展望地 0.2km」の標識 稜線の道
H型の電柱の先に洋ランセンターへの分岐がある
大きな樫の木がある尾根の広場へ 廃墟となったホテル「とらふく」
スパイラルデッキ 満開の梅
駐車場 高見山不動明王
テレビ局の送信所の横を登っていく 高見山山頂
バリアフリーのウッドデッキ 二等三角点
山頂からの眺め

 誰にも会わない静かな山頂で眺望を楽しんだ後、下山は「瀬戸のうたみち」を下ることにする。
 トイレの横が下山口だ。急坂を下っていくと大岩に瀬戸に関係のある歌が岩に彫ってある。一茶と高浜虚子以外知った名前は無かった。
 巨岩や歌を楽しみながら下っていくとベンチが設置してある場所まで降りてきた。これ以上降りると登り返しが大変?と、ここで左の道に
 入っていく。明るく良く整備された遊歩道を瀬戸の海を見ながら歩いていくと、ここにも歌の刻まれた岩があるが説明はない。
 7月豪雨の跡が修復された美しい道を過ぎ、しばらく進むと駐車場の下に出た。駐車場の上には遊歩道への案内は無かったが・・・?
 駐車場から車道を下り、下の駐車場を抜け、焼けたトイレ(こんな人気のない所で火災にあうとは?)の横から登り返すと遊歩道に出る。
 H型の電柱から急階段を下っていくと周遊路となっている展望岩分岐があり、その先に松永湾展望分岐がある。
 洋ランセンターに戻り、駐車させていただいたお礼にランを買って帰る。元気のいいランは10日たっても生き生きしている。
展望台を兼ねたトイレ 展望台の横が「瀬戸のうたみち」入口
展望台を振り返る 「瀬戸のうたみち」は急坂の下り
岩に刻まれた歌碑が道の両側に・・・・・ 左下は小林一茶の句「静けしや 春を三島の 帆かけ舟」
海を見下ろす歌碑 一等地には高浜虚子
ベンチのある所から南斜面の遊歩道へ
綺麗な遊歩道 遊歩道にも歌の石碑
綺麗に修復された7月豪雨の跡 駐車場 矢印の先が遊歩道入口(マウス ON)
下の駐車場へ 火災にあったトイレ
駐車場奥の登り口 尾根道から洋ランセンターへ
急階段を下る ことりのさえずりを聞きながら、もうすぐ登山口
ひとこと:この時期ちょうどいい手頃な山だ!
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