2019年3月17日(日曜日) 晴れ
3月17日:ホーム4:30.。。。6:30徳山港7:20。。(スオウナダフェリー)。。9:20竹田津港9:25。。。
9:45前田駐車場9:50 → 中山仙境登山 → 13:30前田駐車場。。14:15宇佐神宮15:00。。
15:45熊野摩崖仏。16:30。。。。16:40山香温泉・風の郷
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日本秘境100選・国東半島の旅の始まり
久しぶりに早起きして、4時30分家を出発。今回は徳山港7:20出港のフェリーに乗り、国東半島に向かう。がら空きの船の
中で、コンビニで買った朝食を食べ、ひと眠りする。このフェリーには売店は無く、自販機があるだけだ。周防灘を横切り、
姫島を左手に見送ると、やがて竹田津港に着く。約2時間の船旅だ。
竹田津港から国道213号線に乗り、西に向かい、香々地で「夷」の道路標識に従い左折し、県道653号線を進んでいくと前方に
ギザギザの山塊が見えだし、その手前左手に駐車場が現れる。9時45分、前田地区駐車場到着。人気の山のはずだが、
日曜日にもかかわらず車が1台駐車しているだけだ。
駐車場から5分で中山仙境登山口に着く。国東半島最初の訪問地・中山仙境だ。(登山レポートはこちら)
奇岩と痩せ尾根の連なる中山仙境を楽しんだあとは、半島を反時計回りに進み、宇佐神宮に向かう。
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中山仙境の名物・無明橋 |
中山仙境の最高地点・高城 |
宇佐神宮
宇佐神宮は日本三大八幡宮の一つで、全国に四万社以上ある八幡宮の総本社で、初詣時期だけでも40万人以上の参拝者が訪れ
年間では150万人を超える神社です。また日本古来の神と外来の仏教をともに信仰する神仏習合発祥の地とも言われています。
八幡宮に祀られている八幡大神は、実在した最古の天皇・応神天皇で、571年には神格化され崇められていたと言われている。
その後725年に宇佐神宮が創建され歴史が始まり、その後「道鏡事件」等、歴史に深くかかわってきました。
イチイガシの茂る森に囲まれた広大な境内は国指定の史跡。上宮の八幡造の本殿3棟は国宝に指定。本殿には、一之御殿の八幡
大神、二之御殿の比売神、三之御殿の神功皇后と、3柱の祭神を祀る神殿が並び、「二拝四拍一拝」での参拝でお参りする。
駐車場を出て、寄藻川に架る赤い欄干の神橋を渡り、表参道を進んで大鳥居を潜ると境内へと入っていく。宝物館を右手に見な
がら歩いていくと菱形池の先に手水舎が見えてくる。
手水舎から本殿のある上宮(じょうぐう)に向かって進むと整備された石畳に木漏れ日が射しこみ、癒される道が続く。石畳を
歩き若宮神社が見えると、「夫婦石」の案内がある。が意味不明?
「夫婦石」を過ぎると宇佐鳥居が立っている。その先の西大門を潜り、本殿境内へと入っていく。
宇佐神宮の本殿は国宝で、それを取り囲む回廊と南中楼門(勅使門)は朱塗りが美しい堂々とした造りで荘厳な雰囲気が漂って
いる。 一之御殿、二之御殿、三之御殿と順番に参拝していく。その奥まったところに大楠の木が立っている。「EXILE]の
USA(うさ)さんが、アルバムのミリオンセラーを祈願したことで一躍有名になった「御神木の大楠」がある。
参拝ルートに沿って下ると上宮と同じ祭神を祀る下宮(げぐう)がある。「下宮参らにゃ片参り」ともいわれるので、上宮参拝
の後には下宮にも参拝する。ここでも一之御殿、二之御殿、三之御殿と順番に参拝していく。
参詣が終わり、宇佐神宮仲見世を覗いて、次のスポット、熊野摩崖仏へ向かう
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神橋 |
大鳥居 |
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「夫婦石」を過ぎると宇佐鳥居が立っている |
西大門 |
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回廊の奥に本殿の屋根がかすかに覗く |
参拝客でにぎわう境内 |
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南中楼門(勅使門) |
御神木の大楠 |
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下宮 上宮からの分祀で、祭神は上宮と同じ3柱 |
熊野摩崖仏
熊野摩崖仏は国東半島の摩崖仏を代表する日本第一級の巨大摩崖仏だ。
国道10号線から県道655号線に入り、熊野摩崖仏の案内に従い右折して進むとトイレを備えた駐車場がある。ここまでは大型
バスも入れるが、ここから先は離合も難しい狭い道になる。狭い道を100mも進むと案内所と駐車場がある。案内所で
300円/1人を払い、無理やり杖を待たされて出発する。
胎蔵寺が建つ熊野摩崖仏入口から緩やかな階段を登り、苔むした河原の石を見ながら緩やかに歩いていくと入口から約350mで
鬼が一夜で築いたと伝えられる自然石の乱積階段にかかり、この石段を登ると突然目の前に現れるのが左右の巨岩壁に刻まれた
日本一雄大な石仏、大日如来と不動明王であり、これらの石仏群が熊野摩崖仏である。
それにしてもこの99段の乱積の階段は急で、杖をつくには不安定で、中山仙境の疲れが一挙に出てへとへとになった。が、
副隊長は疲れも見せず、更に上にある熊野神社目指して登っていった。
大きな仏様と対峙して副隊長の帰りを待ち、邪魔な杖を持ち手摺に掴まりながら階段を下った。
これで今日の予定は終了。ゆっくり温泉につかり疲れを癒そう!
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熊野摩崖仏入口 |
苔むした河原の石を見ながら緩やかに登っていく |
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一夜で小野が築いた階段 |
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不動明王像
総高約8m、我が国第一級の巨像で、国東半島を代表する摩崖仏である。半立像で腹部以下は刻みだされていない。
右手に剣を持ち、巨大且つ勇壮な不動明王である。顔は大きく、左側の弁髪はねじれて胸の辺りまで垂れ、両眼球は突出し鼻は
広く牙をもって唇を噛んでいるが、一般の不動らしい憤怒の相は無く、かえって人間味のある慈愛の相をそなえており、優しい
不動様である −熊野摩崖仏パンフレットよりー
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大日如来像 |
熊野権現 |
大日如来像
全身高さ6.8m、脚部を掘ってみると石畳が敷かれ、地下に脚部が埋没しているのではなく半立像であることがわかる。頭部
の背面に丸い光背が刻まれ、頬張った四角い顔にとぎすました理知の光と思想の深みが感じられ、森厳そのものであるが、
また慈悲の相も感じられる −熊野摩崖仏パンフレットよりー
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山香温泉・風の郷
今日の宿は熊野摩崖仏や、明日登る予定の鋸山(田原山)まで車で10分程の位置にあり、凄く便利だ。
客室は独立した戸建風な部屋九室と家族用の離れ3棟で落ち着いた雰囲気だが、食事は完全なレストランで日帰り入浴客と
一緒だ。
トロっとした滑らかな美肌の湯を求めて来る日帰り客が10時まで入浴可能なのはどうかと思うが・・・ 鯵の船盛や豊後牛の
しゃぶしゃぶを堪能しながら、明日の英気を養う。
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山香温泉・風の郷 |
豊後牛のしゃぶしゃぶ(鯵の船盛は写真撮影忘れる) |
ひとこと:「二拝四拍一拝」の参拝形式は出雲大社と宇佐神宮だけ! |