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板鍋山(いたなべやま):757.2m        広島県東広島市豊栄町

山の概要
 板鍋山は広島県東広島市豊栄町にある標高757mの山である。360度見渡せる頂上からの眺めは素晴らしく、とりわけ秋の
 雲海は絶景である。また山頂には憩いの公園「なごみ園」があり、展望台と東屋が設置されている。山頂付近まで車で行くこと
 ができ、家族での登山に最適である。
  
Route Map能良登山口から板鍋山頂を経て、西尾根縦走し国道375号線に下山
Road Map道の駅湖畔の里を出て国道375号線に合流し、暫く走った後、右折して県道342号線に入る 

 2019年12月24日(火曜日)
  曇り時々晴れ

 ホーム8:20.。。。。9:26県道駐車地9:30 → 9:33虚空蔵山登山口 → 10:17板鍋山登山口10:20 → 10:45崩落個所 →

 11:00大山大権現入口 → 11:10大山大権現10:45 → 11:34三叉路 → 11:55板鍋山山頂(昼食)12:55 → 13:07西尾根入口 → 

 14:17西尾根ピーク14:22 → 15:31林道出会い→ 16:05 517mピーク → 16:34宮本産業→団地内迷走→ 16:50国道375号線→
 17.15県道駐車地。。。。18:20ホーム

 行動時間:7時間35分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:60分

 今年最後の忘年登山は板鍋山。福富道の駅から見える板鍋山は山頂から西に平らな長い尾根を従えている。その西尾根を歩いてみる
 ことにする。車道と併せて周回コースにするため、虚空蔵山登山口あたりに車を停める。
 板鍋山山頂で昼食にする予定で、まずは1時間ほど車道を歩き時間調整する。左手に西尾根を見ながら県道342号線を南下する。曇り空
 だが、雨の心配は無さそうだ。中間点の県道60号線との交差点にある店で忘れ物を調達し、左折して県道60号線を東進する。
 緩やかに坂を登り、頭上に板鍋山の電波塔群を仰ぐと登山口のある峠は近い。やがて 「大山大権現 2.3k  板鍋山頂 3.7km 
 入口
」と書かれた緑色の大きな看板が見えてくる。
 登山口には「車両通行止」と「熊注意」の看板が立っている。西日本豪雨による土砂崩れで通行止めと言うことらしい。また「熊注意」は
 ことしの6月に板鍋山中腹で、10月にはこの辺りで熊の目撃情報があったらしい。熊の生息地の中国山地からはずいぶん離れているが
 この辺りにも出没しだしたとは・・・。
 熊に出会わないことを祈りつつ林道に入っていく。
 
県道342号線の駐車地 虚空蔵山登山口
板鍋山西尾根 県道から山頂の電波塔群を仰ぎ見る
板鍋山登山口 「車両通行止」と「熊注意」の看板

 入口付近の鬱蒼としたヒノキ林はすぐ自然林の林となり、明るい舗装された林道を登っていく。10分程登ると大きく折り返して、方向を変
 えて登っていく。林道は送電線に沿って登っていき、道端には桜が植えられている。開けた場所で、熊ならぬ三匹の野良犬の出迎えを
 うけた。餌をせがみに来たのだろうか、餌がないとわかると藪の中へ姿を消した。この後、バイクの音と共に犬の鳴き声が聞こえたが・・・。
 犬の出迎えを受けた先で左に反転すると崩落場所に出会う。登山口から25分程の場所だ。西日本豪雨から1年半になるが未だ手付かず
 だ。北からの林道があるから別に急いでいないのだろう。
 崩落地を乗り越え、右に左にと折り返しながら15分程登ると「大山大権現入口」の案内標識が立っている。大権現までは320mとある。
 地道だが良く整備された道を登っていくと、突き当りの三叉路に「大山大権現 30m」の標識だ立っている。案内に従い右に折れ、石垣の
 下を進むと、すぐ無数の石仏群と背後に大きな岩塊を背負った白い祠の大山大権現に着いた。鬱蒼として寂寥感が漂っている。
 さっき仏像といったが、何の仏像か分からない。どれも素人っぽい人物像のようだ。中には不動明王かカラス天狗か分からないような石像
 もある。
 来た道を引き返し、三叉路から西へ向かう。大権現から先は余り人の歩いた形跡も無く、次第に荒れた道になり踏み跡も不鮮明になり、
 右手にカヤトの原を見上げると突き当りになった。
 カヤトの原の右手から取り付き、茅を掴んで急坂のカヤトの原を掻き分けながら登っていく。やがて傾斜が緩み、平坦部を左に進むと
 クサリの車止めがある。クサリを乗り越えると林道の三叉路に飛び出した。北側からは乃美からの板鍋林道が登ってきている。
 
林道板鍋線を登っていく 西日本豪雨の爪痕 崩落地
大山大権現入口 三叉路 右30mに大権現の標識
この石像は?  大山大権現
分岐から荒れ気味の道を進む カヤトの原
取り付きは左手方向から 茅を掻き分けて進む
平坦部を左に進むとクサリの車止めがある 三叉路を右へ

 舗装された車道を山頂に向けて登っていく。先程のカヤトの原での格闘と空腹で坂が急に感じられ、景観を楽しむゆとりも無くひたすら歩
 を進める。やがて中国電力の大きな電波塔を皮切りに次々と電波塔が現れる。そのまま進むと山頂部に整備された「なごみ園」という憩い
 の場に着く。「さいわせ坂」と名付けられて坂を登っていくと東屋と展望台のある山頂に着く。
 展望台からは360度の見事なパノラマが広がっている。北側には豊栄町の中心地乃美の街、その右手には天神嶽、乃美の背後のなだら
 かな山は大土山、その右手には天神嶽。更に東に連なる山は宇根山か? 南に林立する電波塔群から右に目を移すとこれから向かう
 板鍋山西尾根が横たわり、その先には鷹巣山とカンノ木山が聳えている。
 展望台の建つ岩から三角点のある岩へは丸太の橋が渡してあるが滑って危ない。注意していても滑る。
 展望台は風が強いので、下の東屋で昼食のうどん定食を食す
 。
電波塔を見ながら再び舗装路を登っていく 山頂部の「なごみ園」
「さあわせ坂」を登り山頂へ 山頂の東屋と展望台
山頂の二つの大岩 左手の岩に三角点 三角点の写真を撮る副隊長
北東方向に天神嶽 南は電波塔の林
これから向かう西尾根の先に鷹巣山とカンノ木山 山頂を後にし、三叉路に向かう

 山頂を後にし、三叉路に向かう。三叉路から北に少し下った電柱の所に西尾根入口がある。入口を入ると初めは作業道だが、すぐ消える。
 そこから急斜面を無理矢理、尾根に駆け上がると尾根は落ち葉の絨毯でフカフカだ。少しの倒木や小木はあるが雑木林の快適な尾根歩
 きだ。ルートハントしながら小さなアップダウンを繰り返し、倒木帯を過ぎると素晴らしい檜並木の道を通る。落ち葉を踏み倒木を越え 楽
 しい藪歩きだ。
 平坦な尾根から緩やかに登っていくと開けた所に三角点?らしきもの発見、実は苔むした境界杭だった。ここは山頂部の東端だ。そこから
 更に登っていくと国土地理院の白杭と共に筒状の三角点が設置してある広場に到着した。西尾根入口から1時間の行程だ。
 広場の北方向に真っすぐ下に向かって切り開かれた空間があり、乃美の集落が見えている。展望があるのはここだけだ。
 
西尾根入口 初めは作業道
尾根道は落ち葉の絨毯 雑木の森
小さなアップダウンを繰り返す 倒木帯を進む
美しいヒノキ並木の尾根 落ち葉を踏んで倒木を越え 楽しい藪歩きだ
開けた所に三角点? 苔むした境界杭だった 三角点までもう少し 快適な道だ
西尾根677.6m峰の三角点 北方向に切り開かれた空間

 山頂から南に寄れて進むと、小さなピークから次の尾根に向かって真っすぐな道が下っている。傾斜がゆるんで尾根が平らになるとその
 先はお椀の半分を伏せたような急斜面を倒木が覆っている。270度見渡す限りの倒木の海だ。全く視界が開けず進むことを躊躇していた
 が、意を決して倒木の中に入っていく。南に降りれば512mのピークがある尾根の方角だが一段と倒木が密集している。仕方なく歩ける
 ところを選んで下っていく。20分ほど倒木と格闘していると右手に小さな尾根を見つけトラバースして尾根に乗る。やっと倒木から抜け出し
 小木の茂る斜面を下っていくと林道に飛び出した。目の前には水の少ない池が見える。677mピークから1時間余り掛かってしまった。
 右手方向に林道を下れば乃美の集落がある筈だが、左方向に林道を登り、次のピークを目指す。林道は鞍部で終わり、そこから先は倒木
 で塞がれている。そのまま林道が通じていれば、駐車地の近くに下山できるだが・・・。
 鞍部から右に折れ、急斜面を登り稜線尾根に出ると緩やかになり、やがて517mピークに達する。小木がうるさいが倒木は無く、薄い踏
 み跡を辿りながら降りていくと工場裏(宮本産業)の墓地に出た。近道と思って左に行ったが団地の中で10分間ほど迷走し、結局右手方向
 にすすんで国道に出た。国道から駐車地点までは2kmの距離だ。
 明るい内に下山出来てよかった!暗くなって倒木の海で溺れなくてよかった!
 17:15 無事、車に帰還!
山頂から南に寄れて進む 小さなピークへ
真っすぐな急坂を下る 西尾根の肩 この先は倒木地獄
1時間の格闘の末、古い林道に降りる 林道を緩やかに登っていく
鞍部から右に折れて急坂を登る 517mピーク付近
工場裏の墓の前に降りてきた 舗装された道を進むと工場の前に出た
今日はクリスマスイブ  ワインで乾杯
ひとこと:板鍋山西尾根は766mピークまでがお薦め!
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