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小室井山(こむろいやま):1072.2m        広島県廿日市市吉和

山の概要
 広島県廿日市市吉和にある標高1072mのなだらかな山容を持つ山である。その南側標高900m付近には「県立もみの木
 森林公園
」がある。もみの木森林公園は、昭和40年初め自然林を伐採して造成された「東山牧場」の跡地に昭和59年に開
 設された公園である。園内には各種のレクレーション設備があり、レストラン&宿泊棟も完備している
         
Route Mapもみのき森林公園駐車場から高崎王冠山を経て、反時計回りに周回
Road Map :中国道吉和ICからもみのき森林公園へ
前回の小室井山:2010.11.112011.02.21

 2018年11月11日(日曜日)
  晴れ

 ホーム6:45.。。。。 8:35もみのき森林公園駐車場9:33 → 9:47サイクリングロード分岐 → 9:54高崎王冠山登山口 → 

 10:12高崎王冠山 → 10:23小室井山登山口 → 10:58 1029mピーク → 11:25小室井山山頂(昼食)12:15 → 12:24分岐 →
 12:38源流の碑 → 12:59舗装路に出る → 13:17東屋 → 13:35公園センタ−14:15。。。。16:05ホーム

 行動時間:3時間58分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:50分

 もみのき森林公園にある小室井山を散策。今年最後の紅葉になるかもしれないと思いながら、公園センター駐車所へ。
 まだ、時間が早いのか、車は少ない。駐車場から吉和冠山がくっきり見えている。
 今回は距離を延ばすため高崎王冠山を経由して山頂を目指すことにする。公園センター前の駐車場を出発し、サイクリングロードを行く。
 すぐ左手に「小室井山登山口」標識があるが、これはパスしてそのまま進む。
 クッキング広場を過ぎ、ちびっこ広場の手前からサイクリングロードは左に折れるが直進し、テニスコート入り口分岐に至る。分岐を過ぎる
 と舗装路が終わり、落ち葉の積もった地道の管理道になる。しばらく行くと標識があるが周りに気をとられると見逃しそうに草に埋もれて
 いる。標識はあくまで「小室井山」で高崎王冠山ではない。標識の文字は読みにくくなっているがNoはDでMAPと一致しているので間違
 いはない。杉林の鬱蒼とした中をナガバモミジイチゴの棘と闘いながら進み、急な傾斜を登と高崎王冠山山頂に着く。
 木立の中で眺めはないが一息つく。このコースは登山道にナガバモミジイチゴが被さり、余り人が歩いていないようだ。おまけに熊さんの
 落とし物まであった。
 山頂から良く踏まれた緩やかな道を下るとちびっこ広場からのサイクリングロードにでる。そのまま山道を小室井山へ向かう。ここが小室
 井山登山口だ。
 
公園センター サイクリングロードを行く
小室井山登山口 ここはパス デイキャンプのクッキング広場
サイクリングロードから離れてテニスコートへ テニスコート分岐を直進
落ち葉の積もる作業道 高崎王冠山の登山口
ナガバモミジイチゴが被さる登山道 やっと棘地獄から脱出
高崎王冠山山頂(標高991m) 小室井山登山口

 よく整備された道にはウリハダカエデ、コナラ、かわいい形のカエデ類が敷き詰められ、それをサクサクと踏み分けて気持ちのいい散策を
 楽しめる。「さくらの森」への標識がある鞍部過ぎ、「ピクニック広場」の表示板を超えると大きなブナが茂る尾根道になる。 そのピークが
 1029m、そこから急坂を下り、広い窪みの鞍部から尾根道へと登り返す。こんな急なアップダウンがあったかな・・・?
 笹の林床に覆われた稜線の尾根道をゆるゆると登っていく。右手に杉林が現れると山頂は間近だ。前方が開け、坂を登り切ると明るい山
 頂広場に飛び出す。ツツジの植林が行われた南斜面はススキの原が失われ、遠望も木々が成長した為か失われつつある。
 山頂標識の裏側の林の中にある三角点にタッチして、広場の芝生に座り込み昼食にする。女性の登山者が一人登ってきたが、そのまま
 下山していった。今回出会った登山者はこの人だけ、日曜日だというのに・・・・。
 
緩やかな登山道 色々な落ち葉
さくらの森分岐 ピクニック広場分岐
大きなブナの木がある1029m峰 急坂を下り、鞍部から登り返す
笹床の稜線尾根 杉林が出てくると間もなく山頂広場
山頂広場 山頂標識と三角点

 下山は杉林に沿って南西方向に7分ほど下ったところにある「公園センター 3.2km」の標識からススキの中に入っていく。かってススキ
 が一面に広がり、ピークから振り返えると小室井山のなだらかな山頂が見えたが、今はススキと雑木が入交り、背丈の高い木々が美しい
 展望を遮っている。ピークから下っていくと「水内川源流の碑」の標識がある、そこに立ち寄って十字路を右に折れ沢に沿って湿原へと降
 りていく。湿地帯の登山道には木道が敷かれており、助かるが滑りそうだ。
 沢沿いの湿原コースはブナやカエデの紅葉に彩られ、素晴らしい景色に満ちている。結局、もみのき湿原は何処だった分からず?
 湿原コースを下りたところがサイクリングロードの湿原入り口。
 
明るい日を浴びて下山 「公園センター 3.2km」の分岐で尾根から離れる
すすきの原にもうススキは無いのか? 水内川源流の碑
湿地帯の木道 名残の紅葉が美しい
もみじの赤が綺麗 「もみのき湿原の植生」の説明板

 湿原コースを下りたところがサイクリングロードの湿原入り口。今回はここを右に進むと、ダム湖がある。湖面に映る紅葉の山が美しい。
 このあとはサイクリングロードを紅葉を楽しみながら、のんびり歩いて経て公園センターにかえる。
 駐車場に戻ると車がいっぱい。朝はガラガラだったのに・・・。公園センターでソフトクリームを頂き、帰路へ。
 思いがけないほどの紅葉を堪能した一日だった!
  
舗装された遊歩道をのんびりと・・・ 湖面に映る山容が美しい
今年最後の紅葉になるかも・・・
ススキの道 東屋
ひとこと:山懐の広大なススキの原がなくなったのは残念!
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