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赤帽子山(あかぼうしやま):1620.0m        徳島県美馬市

山の概要
 赤帽子山は祖谷川を挟んで剣山・三嶺山系の北に対峙する塔の丸、丸笹山に連なる山塊の東端に位置する標高1620mの山
 である。登山者で賑わう剣山の一方で、登山者は少なく、大展望と静かな山登りを楽しめる。
 中尾山(なこやま)から赤帽子山に至る縦走路はブナ尾根と笹尾根が連なり、素晴らしい稜線漫歩を満喫でき、広くなだらかな
 山頂からは剣山・一ノ森を一望できる。また、山頂からは丸笹山への縦走路が延び、剣山の一大展望地となっている。
  
Route Map中尾山高原登山口から山頂を目指し、往路を下山
Road Map徳島道脇町ICから国道492号線を南進し、木屋平から県道260号線に入り中尾山高原を目指す 

 2018年10月31日(錐曜日)
  晴れ後曇り

 ホーム4:45.。。。8:50中尾山高原駐車場9:00 →9:07アスレチック広場登山口9:10 →9:25車道合流 →9:40車道終点9:50 → 

 9:56十文字分岐 → 10:12中尾山展望台 → 11:15稜線鞍部 → 11:40赤帽子山三角点 → 11:45赤帽子山山頂(昼食)12:20 → 
 13:35中尾山展望台 → 13:50十文字分岐 → 14:05中尾山高原登山口14:13。。。。15:25ラ・フォーレつるぎ山

 行動時間:5時間5分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:35分
 
 時間の立つのは早いもの、途中に銀山街道歩きはあったものの、前回の山登りからは大方一か月も経ってしまった。
 今回は四国遠征で剣山系の紅葉を楽しもうと、2泊3日の旅を計画。まずは丸笹山と並んで剣山の展望台・赤帽子山へ。
 展望とブナ尾根の紅葉に期待して、早朝に家を出発・・・。
 山陽自動車道から、しまなみ海道に入る予定が西福山ICが工事中で全面通行止め、しまなみ海道を諦め、瀬戸中央自動車道で四国に
 上陸する。徳島自動車道 脇町ICで高速を降り、穴吹川に沿って、狭い国道492号線を走り中尾山高原に向かう。
 木屋平から県道260号線に乗り換え、次に中尾山への林道に入るとジグザグ道となり、一気に高度を上げていく。
 標高1070mの中尾山高原は紅葉真っ盛り、キャンプ場も美しく色づいている。 生憎、今日は平成荘はお休み、登山者の車も無し。
 登山口の駐車場に車を停め、山支度をする。駐車場の両脇にはトイレと休憩所が建っている。
 「赤帽子遊歩道 登山道 →」の案内に従い歩き始めるとすぐグラススキー場への登山道分岐がある。案内には「中尾山展望台へ1.5km
 赤帽子山へ4km」、 「丸笹山へ7km 夫婦池へ8.5km」とある。
 今日はゆるやかルートのアスレチック広場から登ることにする。大森ノ池の周りにあるアスレチックを楽しみながら池を半周すると木屋平村
 民俗資料館がある。資料館と藁葺屋根の家の間に登山口がある。
 
登山口休憩所の前に駐車 登山道の案内に従い入山
ゲレンデ横の登山道への入口 アスレチック広場へ
木屋平村民俗資料館(休館中)の横が登山口 右手、東屋の前には高円宮憲仁親王殿下記念植樹の標柱

 ススキに覆われた登山口を抜けると虎ロープでセパレートされた登山道になる。緩やかな筈だが結構急な坂道だ。最後に横木の階段を
 登ると車道に飛び出した。ここから暫く車道歩きだ。ドウダンツツジの真っ赤な紅葉を楽しみながら、15分ほど歩くと車道終点に着く。
 服装調節で小休止した後、地道の林道に入っていく。平坦な林道を5分も歩くと、ゲレンデからのコースが合流してくる十文字の分岐に着く。
 右折するとすぐ「展望台へ 湿原と休憩所」の標識があり、その下に赤い字で「← 中尾山」の表示が展望台と同じ方向を指している。
 植林帯を暫く登り、横木の階段を上がると、尾根に乗る。
 気持ちのいい尾根道を5分も歩くと展望台に着く。今は東屋は無く、四角な基礎?だけが残り、その中に砂利が敷いてある。
 
ススキに覆われた登山口 虎ロープでセパレートされた登山道
登山口から15分で車道へ 紅葉が美しい車道を行く
舗装路終点 舗装路終点から振り返る
舗装路終点から水平道へ 作業小屋
十文字分岐 「展望台へ」の道標
横木の階段を上がると稜線の道へ
中尾山展望台 木製の案内板

 展望台から右の谷に下りて登り返せば中尾山山頂(標高1330m)に至るが、中尾山には寄らず尾根道を直進する。ここからの尾根道は
 ブナの大木やヒメシャラなどの自然林の森が続き、素晴らしい紅葉が・・・と期待していたが、ブナはすでに落葉し、一部の木々が僅かに
 黄葉を残しているだけだ。
 展望台から急坂の尾根を下り、登り返すと緩やかな素晴らしい尾根道になり、尾根が広くなるとフワフワの落ち葉の絨毯が一面に敷き詰
 めてある。その上を歩くのは何とも言えず気持ちの良いものだ!
 更に、緩やかな尾根道は続き、大きなブナの間を進むと、1488mピークを北に巻く、トラバース道を進む。
 山肌が次第に疎林となり、笹床になってくると視界が開け、やがて稜線鞍部に飛び出す。
 
急坂の尾根を下る 下りてきた峰を振り返る
美しい尾根道 落ち葉の絨毯   木彫りの案内
巨大なブナ トラバース道
疎林になり稜線鞍部が近づいてきた 稜線鞍部

 開けた視界の真ん中に剣山が聳えている。いつの間にか青空がなくなり、どんよりとした曇り空になっているのが残念だ。
 ここからは松が点在する笹斜面のやや?急な登りになる。山頂方向を見上げるとコブが二つ見える。手前が三角点峰、奥が山頂だ。
 高度を上げるにつれ展望は広がるが剣山には雲が掛かってきた。
 それにしても長い笹尾根、傾斜もかなりだ! 山頂を前に小休止!
 三等三角点(1611.4m 点名・赤帽子山)にやっと到着。山頂標識のあるピークはさらに先だ。
 登り始めて2時間35分(11時45分) 赤帽子山山頂到着。
 
笹尾根の登山道 登山道から山頂を仰ぎ見る
剣山から一ノ森の稜線(上)となだらかな笹尾根(下) 細い笹尾根の道が続く
雲の懸かった剣山を見ながら・・・ 赤帽子山三角点峰を後に・・・
三角点峰から山頂へ 赤帽子山山頂

 遮るものの無い大展望!南には大きな山容の剣山が可部のように立ちはだかり、西には丸笹山 その後ろに塔ノ丸、三嶺と続いている。
 冷たい風が吹き抜ける山頂の陰で震えながら昼食にする。温かいコーヒーが特別美味しい。
 誰も来ない山頂を後に下山を始める。 長かった笹尾根も帰りは快調に下っていく。稜線鞍部からは美しいブナの尾根を楽しみながら降り
 ていく。木の間に見え隠れする赤帽子山に名残を惜しみながら・・・。
 十文字分岐を直進し、グラススキー場に一直線に下っていく。確かにアスレチック広場からの道に比べると、勾配は少し急なようだ。
 やがて山道から林道にでるとやがてススキの穂が風になびくゲレンデに出る。
 ゲレンデ横の道を下り、登山口へ無事帰ってきた。
 
山頂から丸笹山を望む 三角点峰に向かって下山開始
長い笹尾根も快調に下り、ブナ尾根へ
苔むした岩 往路はここで休憩した 木々の間から赤帽子山の姿を振り返る
十文字交差点を直進 植林帯を出る
林道に出て左折 ゲレンデに出る
ゲレンデ横のススキの道を下る 無事帰還
ひとこと:紅葉には少し遅かった! 山頂での天気が残念!良い山なのに登山客が少ない!
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