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 八方ヶ岳(やほうがだけ):1051.8m        熊本県山鹿市

 山の概要
  菊池市北方、菊鹿町(現・山鹿市菊鹿町)にまたがる火山で矢筈岳ともいう。 山頂は平頂だが、山腹は浸食が激しく急崖が
  多い。カニノハサミ岩、チョーナ岩など特徴ある岩峰もある。
  山名は八方から眺めても、一様な形であることからつけられたという。中腹まで花崗岩で、その上部を輝石安山岩が覆う。山腹
  は植林だが、山頂一帯は自然林で、新緑、紅葉、シャクナゲの花咲く初夏が登山者で賑わう。
  北面の内田川矢谷渓谷にはキャンプ場があり、花崗岩を滑るように流れる清流は夏ともなれば滝を滑り降りる子供たちの歓声
  で湧きかえる所。
  山頂からの展望は360度で、阿蘇五岳や雲仙方面も遠望できる。登山口は菊池市上虎口(かみこく)、菊鹿町山ノ神、矢谷渓
  谷などがある。いづれも登山口から2時間の行程である。−ヤマケイオンラインからー
  
 Route Map矢谷渓谷キャンプ場から山頂を経て、八方ヶ岳林道39支線を下山 

 2017年12月17日(日曜日)
  曇り一時晴れ

 ホテル8:00.。。。。 8:25矢谷渓谷キャンプ場8:30 → 8:42渓谷入口 → 9:00林道出会い → 9:13矢谷橋登山口 → 

 10:35穴川分岐 → 11:23班蛇口分岐 → 11:40八方ヶ岳山頂(昼食)12:20 → 14:02山ノ神分岐 → 14:25矢谷橋登山口 → 
 14:45矢谷渓谷キャンプ場。。。。20:30広島駅

 行動時間:6時間15分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:40分

 忘年登山二日目の山は八方ヶ岳、今日も晴天とはいかないが雨の心配はしなくていいようだ。
 キャンプ場前でバスを降りてキャンプ場内を通り、キャンプ場奥の矢谷渓谷公園ふれあい広場から渓谷に入っていく。渓谷に沿って20分
 ほど歩くと最後は急な登りになる。その階段を登ると舗装路に出る。 舗装路をしばらく進むと矢谷橋登山口に着く。ここからが本番だ!
 整備された遊歩道を歩く。人工林、自然林と沢伝いに登っていく。登山口から10分、男滝・女滝を右手に過ごすと正面に木製梯子が現れ、
 一段上の登山道に上がりと「水神様」が出迎えてくれる。緩やかになった道を進む。暫く歩くと、また梯子で岩を駆け上がり、上の段の道を
 進んで行く。この後、何度か沢を渡り、やがて登山道が沢から離れ、少し勾配のきつくなった坂道を登っていくと峠の穴川分岐に着く。
 穴川分岐から右に大きくトラバースし、平坦な道からやがて岩場の急登になる。、岩場を登ったり、片側が絶壁になったりする危険な箇所
 もあるが、ネットやロープが設置してあり安全に登ることが出来る。そして大きなコマ岩までたどり着くと尾根まではもう少しだ。
 トラバースを終え、最後のガレ場を登ると稜線に出会う。尾根まで登ると道は緩やかになるが何度か登ったり、下ったりしながら進んでいく。
 やがて立派な道標が立つ班蛇口分岐に着く。山頂まで400mの案内があり、山ノ神分岐(下山コース)が現れると馬酔木の木々の向こう
 に山頂への出口が見え、開けた山頂に到着する。
 黒い雲に覆われていた空に青空が広がり、広々とした山頂に360度の大展望が広がってきた。
 
矢谷渓谷キャンプ場入口 キャンプ場の中を通って行く
矢谷渓谷公園ふれあい広場から渓谷へ 渓谷に沿って登っていく
渓谷から舗装された林道へ
矢谷橋登山口 渓流沿いの登山道
男滝(マウス ON 女滝) 正面の崖は梯子でクリア
渓流沿いの道が続く
何度か沢を渡る
沢から離れた登山道を行く 穴川分岐の峠はもうすぐ
穴川分岐からの登山道 ここにも木製の梯子
大きな岩はコマ石 もうすぐ尾根道
緩やかな尾根道 班蛇口分岐 山頂へ400m
薄く積もった雪を踏みしめて・・・・・
八方ヶ岳山頂 昼食タイム

 標高1052mの山頂はさすがに寒く、持ってきたおにぎりは冷たくて食べることが出来ない。のんびり至福の時間を過ごしたいところだが
 程々にして山頂を後にする。
 山頂から登ってきた道を少し引き返し「山ノ神登山道分岐」から左に折れて山ノ神方向に進む。アップダウンを繰り返し、標高1025mの
 ピークから支尾根を離れ植林帯の登山道を左に折れ急斜面の下りに入る。植林帯を抜けると荒れた谷間の登山道となり、左手に大岩を
 過ごすと急勾配になり、短いピッチの九十九折れが遥か下まで続いている。
 ジグザグ道が終わると水路化したガレ場の道を暫く下ると舗装された林道に出る。「カニのハサミ岩」が見えるはずだが木々の成長で今は
 見ることが出来ない。
 林道を20分余り歩くと矢谷橋登山口が見えてきた。キャンプ場に向かって歩き、キャンプ場内のつどいの小径を通り、矢谷渓谷公園ふれ
 あい広場に帰ってきた。あとはキャンプ場から広島に帰るだけ。無事、今年の忘年登山も終わった!
 
下山時のピークから急斜面の下りへ   凍結して滑りそう・・・・・
植林帯を抜け急斜面の下りへ 短いピッチの九十九折れが遥か下まで
河原のような登山道 八方ヶ岳林道39支線と出会う
暫く林道歩き 一周して矢谷橋登山口に帰着
ひとこと:今年の忘年登山の山はともに展望の乏しい山だった!
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