おしどり登山隊                                             |山便りへ ホームへ 
 牛頭山(うしずやま):689.0m        広島県広島市安佐北区安佐町

 山の概要
  広島市北西に位置し、山県郡豊平町から南流している小河原川と千代田町境の明神峠から南流している鈴張川の地域に、南
  北脊梁状にそそり立つ山塊の北端にある。山頂は東西二つの峰からなり、低い東峰に三角点がある。昔は、東峰を飯室牛地
  山、西峰を牛頭山と呼ばれていた城山である。今は、西峰を主峰に登る人が多く、素晴らしい展望が人気を集めている。
  山麓には、広島市青少年野外活動センター・こども村があり、キャンプ場、グラウンド、牧場、農園が豊かな自然の中に広がっ
  ている。     −「ひろしま百山」中国新聞社よりー  
  
 Route Map野外活動センターから西峰・東峰を往復し、往路を下山
 Road Map広島自動車道・広島北ICから県道261号線を北上し、飯室で左折し、3kmほど上がると野外活動センターに着く。
  

 2017年4月19日(水曜日)
  晴れ

 ホーム8:10.。。。。 9:40野外活動センター駐車場9:45 → 9:50宿泊棟 → 10:00登山口 → 10:05水平道 → 10:15谷道 → 

 10:35鞍部10:45 → 11:05牛頭山西峰(昼食)12:00 → 12:13鞍部 → 12:27東峰 → 12:40鞍部12:45 → 13:11登山口 → 
 13:13畜舎13:15 → 13:28野外活動センター駐車場13:35。。。。 15:00ホーム

 行動時間:3時間43分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:55分

 広島自動車道を北に向かって車を走らせ、広島北JCTに近付くと気になる二つの特徴ある山が目に入ってくる。中国道と広島自動車道に
 挟まれた狭隘な盆地の正面に尖った感じの海見山と左手にはどっしりと構えた牛頭山が聳えている。今回はこの骨太で鈍重な感じの牛
 頭山に登ることにする。
 牛頭山へは広島自動車道・広島北ICを出て、県道261号線を北上し、安佐北区飯室から標識に従って0細い山道に入り、3kmほど上が
 ると野外活動センターに着く。管理センターの駐車場に車を停め、登山支度をして出発する。すでに、春の遠足(体験学習)に来た中学生
 が管理センターの周りを三々五々連れだって散策している。
 200m程車道を引き返すと、こども農園・牧場への入口があるが、今日は宿泊棟を抜けて管理道に出る近道を通る。
 牛頭山を背にした宿泊棟まで登り、宿泊棟の真ん中を抜け、坂道を下って牧場へ通じる管理道へ出る。牛頭山を正面に見ながら舗装路
 を進むと水道のタンクが見えてくる。タンクの側面に案内標識がある。此処が登山口だ。左手に上がる舗装路は谷道入口の最終民家に
 通じている。タンクの壁に沿って山道に入っていくとすぐ「しいたけ園」が現れる。収穫中の人たちに挨拶を交わし、杉林の中を緩やかに
 登っていくと左折の標識があり、横手道に入っていく。 標識の矢印が微妙に左下がりになっていると思ったら、この水平道は緩やかに
 下っている。
 セリバオウレンの群生地を過ぎると谷に出る。左手に畑と民家が見える。標識に従い右折して、、泥濘を避けながら谷を登っていく。
 最初は緩やかだった登山道も次第に傾斜が増し、ロープが張ってある場所に来た。真っすぐにつけられた道は、人が踏みつけた為、てか
 てかに磨かれて、いかにも滑りそうだ。掴みやすい太いロープの手助けで登っていると、中学生を案内して下山してきたセンターの人?
 が 「ロープはこれから先も続きますよ。山頂は中学生で賑やかですよ。」と・・・。その言葉通り、ロープは登山道に沿って途切れることなく
 鞍部まで設置してあった。
 苦しい急斜面の登りで立ち止まり、仰ぎ見ると青空に映える山桜が印象的で美しい。やっとの思いで峠に立つと、「右牛頭山」の標識が
 立っていたが、左の東峰の案内は無い。
 
広島市青少年野外活動センター&駐車場 案内板
宿泊棟 宿泊棟から管理道へ
水道タンクのところが登山口
しいたけ園 水平道 標識の矢印が下がっている??
水平道 セリバオウレン
谷道入口 左手に民家
緩やかな谷道からロープが設置された急登へ
仰ぎ見ると青空に映える山桜 尾根の鞍部へ

 鞍部で休憩して西峰の牛頭山に向かう。ゴツゴツした岩の多い急登ははっきりとした登山道は無く、自分で好きなところを選んで歩く。ルー
 トを誤ると段差が高くなったりとしっぺ返しを食うことになる。
 東第一出丸跡の看板が現れると緩やかな尾根道になって歩きやすくなる。 狭い尾根には次々と城郭跡が続き、急に頭上が明るくなると
 頂上直下の「三の丸」に出た。左手の急坂を上がると牛頭山城跡本丸の頂上だ!今も昔も、ここは牛頭山と呼ばれ、東峰より高いのに三
 角点はない。
 賑やかな中学生が去ったあと、静かになった山頂で北方向の絶景を見ながら、早めの昼食にする。
 山頂広場からは北も南も抜群の展望が開けている。眼下に野外活動センター、その後ろに海見山、中国自動車道を挟んで可部冠山と大
 掛山、左に目を転ずれば龍頭山が見える。
 場所を移し南方を見れば、遠くに雪が残る山は十方山と恐羅漢山か?瀬戸内海に浮かぶ宮島も見ることが出来る。
 
鞍部から岩場の急登になる
東第一出丸跡まで登ると緩やかな尾根道になる
第五郭跡 第三郭跡
第二郭跡 三の丸跡 正面が本丸跡(牛頭山山頂)
左手の急坂を上がると山頂 牛頭山西峰山頂
牛頭山城跡の看板 白木中学1年生の皆さん
北側の展望 眼下に野外活動センター、その後が海見山、右手が可部冠山
南西側の展望 中央遠くに東郷山、右手遠くの高い山は天上山  十方山、恐羅漢山は写真では分からない

 素晴らしい展望に満足し、山頂を後にする。下山は岩場の急登も簡単だ。あっという間に鞍部に着いた。東峰への道はベンチで遮られ、
 三角点峰だというのに粗末な扱いだ。東峰への道もしっかりとした登りだ。灌木の尾根道を登っていくと植林帯になり、緩やかな山腹の道
 となって頂上直下を迂回し、尾根から反転して山頂に向かう。ヒノキ林の中に標高672.6mの東峰三角点がある。今は牛頭山東峰と
 呼ばれているが、古くは飯室牛地山と呼ばれていた。
 展望のない無い山頂を後にし、鞍部まで引き返す。往復20分余りの行程だ。
 鞍部からの急斜面のロープ場は、登りよりもっとロープが頼りになる。滑ることもなく一気に駆け下りて、谷道入口に・・・。
 水平道を通り、水道タンクのある登山口に戻ってきた。 
 羊の牧場に羊が見えないが・・・・・? 近づいてみると陽射しを避けて牧舎の床下で涼んでいた。
 牛頭山を振り返りながら農場横の歩道を下り、来た道を駐車場へ。
 
往路を下山 鞍部 東峰への標識は無し
東峰の登り 標高672.6m東峰三角点
ロープ場の下り
ロープ場が終わり緩やかに 林床に咲くツルシキミ
無事登山口へ下山 可愛い羊のコリデール君達
満開の桜と牛頭山 無事、帰還
ひとこと:素晴らしい展望に満足!
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