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猿喰山(さるまみやま):796.0m        広島県山県郡北広島町千代田

 山の概要
  広島県山県郡北広島町千代田にある標高796mの山である。歴史的には鎌倉時代に築城された山城・猿喰城があったとされ
  県の史跡となっているが、現在は山頂部に電波塔が林立する山で史跡の痕跡は無い。
  登山道は千代田流通団地から猿喰林道を山頂まで歩くルートとなる。尚、山名は国土地理院の地図には「さるばみやま」と記
  されているが、地元では「さるまみやま」と言われている。
  
 Route Map千代田流通団地登山口から山頂を目指し、往路を下山
 Road Map中国道北広島ICから国道261号線を北上し、千代田流通団地入口を左折し、猿喰林道入口へ 

 2017年11月25(土曜日)
  曇り

 ホーム7:45.。。。。 9:15千代田流通団地登山口9:20 → 9:46熊滝 → 10:30ヘヤピンカーブの峠 →  
 10:44猿喰山山頂(昼食)11:36 → 11:47ヘヤピンカーブの峠 → 12:14熊滝 → 12:34登山口12:40。。。。15:30ホーム

 行動時間:3時間14分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:52分

 中国道北広島ICから国道261号線を北上し、千代田の市街地に入る手前で代田流通団地入口の交差点を左折して流通団地に向かうと
 正面にずんぐりした山容の猿喰山が見えてくる。団地の中の広い坂道を登り終え、メガソーラーを過ぎた所の左手に登山道の猿喰林道が
 ある。猿喰山の案内らしきものは何もない。
 入口の車道の膨らんだ部分に駐車して登山開始。舗装された林道を入っていくと開けた場所がありトラックの出入りの跡があるが広場に
 は何もない。 更に進むともう一つ広場がある。廃車の捨てられた資材置き場だったらしいが・・・・。それを過ぎると舗装が切れ、砂利道に
 変わる。植生も自然林から植林帯に変わっていく。
 入口から15分で谷を渡るが橋などは無い。ヒューム管やコルゲート管を埋めて水路を作っているだけの橋だ。更に10分で熊滝に着く。
 案内板?はあるが錆びて殆ど読めないが、文面からすると森林の説明で滝の説明では無さそうだ。
 滝からは傾斜がきつくなり、次のカーブからはコンクリート舗装がしてあり、凍結防止の塩化ナトリュームも置いてある。
 カーブを曲がり切り、少し進むと左手に電波塔の立つ山頂が間近に見えてきた。さらに登っていくと次の曲がり角に赤いテープが派手に
 付いている。「山歩きと山野草」さんのページにあった地点だ。
 
猿喰林道入口 舗装された道を行く
舗装された道はやがて砂利道へ、川のせせらぎを聞きながら・ 堰堤と熊滝
滝を過ぎると傾斜が増してくる 名残の黄葉が美しい

 テープの場所を過ぎると傾斜が一段と増し、道は南西方向に右、左とカーブを繰り返しながら山腹を縫って登っていく。そして猿喰山から
 続く稜線の峠で急角度に曲がると正面に山頂のアンテナが遥か高く天を指しているのが見える。さらに左手からは山道が上がってきてい
 るが、果たしてどこに続く道なのか?
 峠から反転して、葉を落として明るくなった落葉樹に囲まれた道を北に向かって登っていく。そして再び反転し北側に回り込む。道の両側に
 は雪が残り、左手を見上げると山頂の電波塔はもう目の前だ。
 最後にUターンすると目の前に板の柵に囲まれた二等三角点が見える。細長い山頂部には所狭しと各社の電波塔が立ち並んでいる。
 山頂からの展望は伸びた木々の梢越しに眺めることになる。
 東から南東方向に、千代田の市街地、大掛山や可部冠山が梢の間に、南の堂床山や海見山は電波塔に邪魔されて見えない。
 山頂から西に向け、小さな道を5mほど下ると小型のアンテナがあり、ここからは南西から西の風景が何にも邪魔されることなく見渡すこ
 とが出来る。
 手前に野々志山、その後ろに龍頭山 右手の奥に三角錐の椎谷山。 左手奥の中国山地の名だたる山は雲の中だ。
 雪解けで柔らかくなった山頂を避け、電波塔の建屋の軒下で昼食にする。
 帰りは来た道を下山する。林道終盤になると腰と膝が張ってきた。やはり舗装路は堪える!
 
     雪の残る急坂                              道は右へ左へと蛇行しながら登っていく
峠のヘヤピンカーブを曲がると、 頂上はまだ遠い                左に降りる山道は何処へ・・・・           
山頂直下の雪の残る道 猿喰山山頂
東に千代田の市街地 南東方向 可部冠山や堂床山は木立に遮られる
西方面の眺め    手前に野々志山、その後ろに龍頭山 右手の奥に椎谷山   左手奥の中国山地は雲の中
帰りは来た道を・・・・・
ひとこと:山頂の展望が失せると、ただの林道歩きの単調な山
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