おしどり登山隊                                             |山便りへ ホームへ 
 大野権現山(おおのごんげんやま):699.5m〜おむすび岩:658.1m        広島県廿日市市

 山の概要
  宮島の対岸にそびえる船倉山の後方に、ひときわ先の尖った岩峰がある。大野権現山である。南山麓には、バードウォチン
  グや自然観察が楽しめる「おおの自然観察の森」がある。ベニサンサク湖畔には多くのベニマンサクが自生し紅葉の頃には
  多くのハイカーが訪れる。
  登山ルートとしては、ベニサンサク湖畔を散策し大野権現山からおむすび岩に周回するコースが一般的である。
  
 Route Mapおおの自然観察の森から大野権現山・おむすび岩を周回するコース
 Road Map山陽自動車道大野ICから県道289号線を西に進み、渡瀬の貯水池手前で林道に入り、「おおの自然観察の森」
         を目指す
 以前の大野権現山:2007.10.242013.10.22 

 2017年10月26日(木曜日)
  晴れ

 ホーム7:30.。。。。 8:35おおの自然観察の森駐車場9:25 → 9:32管理センター9:39 → 9:57ベニマンサク自生地 → 

 10:05登山口標識 → 11:30尾根分岐10:35 → 11:00大野権現山山頂11:17 → 11:36尾根分岐 → 11:52地籍図根三角点 → 

 12:08おむすび岩(昼食)13:00 → 13:23ルリタテハの径分岐 → 13:36おむすび岩登山口 → 13:51管理センター14:00 →
 14:05駐車場14:10。。。。 16:25ホーム

 行動時間:4時間40分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:52分
ベニマンサクの紅に酔う「おおの自然観察の森」
 
週末に襲来した台風21号が長く続いた(2週間)秋雨前線を連れて北に去った後、久々に訪れた秋晴れの好天に誘われ「おおの自然観
 察の森」に、いち早く紅葉の季節を告げるベニマンサクを観賞に出かける。それに大野権現山も 久しぶりだ。前に来た時もジャストイン
 タイムの紅葉だったが、今回はどうだろうか?
 大野ICを降り、妹背の滝を左に見送り、松ヶ原町の河平連山東登山口のある大里ヶ峠を越えて渡瀬の貯水池手前を右折し、林道に入る。
 林道沿いにはあちこちにマッタケ採りの車が駐車している。ここは自由にマッタケがとり放題らしい。
 大野から最短コースの林道が合流する帆柱峠を左に曲がると「おおの自然観察の森」の大きな駐車場に着く。季節柄すでに沢山の車が
 駐車している。 登山?散策?それともマッタケ採りの車だろうか?
 駐車場の奥から未舗装の管理道に入るとベニマンサクの並木になる。日当たりのよいところは赤く色づいている。
 ベニマンサク湖畔から今日の縦走路大野権現山・おむすび岩を確認後、管理センターで入園届けに記入して散策の開始。小川の流れる
 ベニマンサク群生地を見学。日陰で色鮮やかさは無いがスケッチしている人やカメラを構えた人がいる。
 モリアオガエルの池・シジュウカラの小径を過ぎるとおむすび岩の登山口がある。 さらにベニマンサク湖の湖畔を回って北岸広場へ。
 この辺りのベニマンサクが一番紅葉している。辺り一面赤く染まるほど群生している。今日はスケッチ大会でもあるのかスケッチ道具を持っ
 た中高年の人達が沢山歩いている。
 
おおの自然観察の森駐車場 駐車場のコースマップと注意書き
ベニマンサクの並木 ベニマンサク湖畔から大野権現山(左)・おむすび岩(右)
おおの自然観察センター ベニマンサク群生地へ
日陰であろ鮮やかさが無い スケッチする人
ベニマンサク湖畔を散策し、北広場へ
前回から4年経ち、一段と大きくなったベニマンサクの木
緑から黄色、赤へのグラデーションが美しい

 ベニマンサクの紅葉を楽しんだ後は権現山へハイキングだ。ベニマンサクの自生地を後に、「マムシ注意」の看板の立つ湿地帯の林道を
 登っていくと大野権現山登山口の標識がある。山頂まで50分の表示がある。
 登山口からは檜林の中を緩やかに登っていく。25分ほどで稜線の分岐に、ここを左に採ると大野権現山への道。山腹を巻いて25分で山
 頂に着く。登山道の傍で見落としそうな三角点と相変わらず傾いた社が崩れもせず建っている。
 いつも賑わう山頂奥の大岩は、何故か今日は人影が無い。左手の岩の裏からは大峰山が一際高く聳えているのが見える。右手奥に回り
 込んだ展望岩からはベニマンサク湖や宮島そして船倉山から烏帽子岩の稜線が一望出来る。
 一遊びしたら来た道を引き返し、稜線の分岐を直進しておむすび岩に向かう。佐伯町への分岐を過ぎ、アップダウンを何度か繰り返し登っ 
 た後、地籍図根三角点への急坂を越えて「烏帽子岩・船倉山」の控えめな標識が立つ分岐を直進すると間もなくおむすび岩に到着する。
 
広い散策路 登山口の標識 山頂まで50分の表示
スギ林の中を登っていく 稜線分岐
トラバースから尾根に上がると仏岩 岩場を登ると山頂はもうすぐ
権現山山頂(マウス ON) 社は傾いたままで健在         展望岩で・・・             
山頂奥の大岩                           大岩の間から覗く副隊長
・・・・・・ 佐伯分岐
今日、一番の急登か? 地籍図根三角点
「←権現山1.8km・0.4kmおむすび岩→」の標識 おむすび岩

 おむすび岩の後ろに広がる宮島や瀬戸内海の島々を見ながら昼食にする。しばらくおむすび岩で遊んだあと、ベニマンサク湖に向け急坂
 を下っていく。岩場や階段の径が終わり、平坦な道になると「ルリタテハの小径」の立つ分岐に出る。そのまま直進しルリタテハの径
 進めば良かったのに、ここで右折し湿地と倒木に悩まされることになった。
 10分余り悪戦苦闘し学習広場の入口に出た。渓流沿いのベニマンサクの自生地に立ち寄りながら、のんびり湖畔を散策し、PM2:00 駐車
 場に帰ってきた。この時間でもベニマンサクを見に訪れる人が多いのにはびっくり。
 今年もベニマンサクと登山を十分楽しんだ一日だった。
 
おむすび岩 後ろは船倉山から烏帽子岩山の稜線 おむすび岩の上に立つ副隊長
東に大野権現山 遠くに大峯山 シロモジの黄葉
足下を飾るママコナ 急坂を下る
道を間違え、湿地と倒木に悪戦苦闘
おむすび岩登山口 学習広場
日の光を浴びて輝くベニマンサク
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