おしどり登山隊                                             |日程表へ ホームへ 

 2017年3月11日(土曜日)

 マチュピチュ村。。。。マチュピチュ遺跡 ⇒ ワイナピチュ登山 ⇒ マチュピチュ遺跡。。。。マチュピチュ村(泊)
3月11日(土曜日) ワイナピチュ登山とマチュピチュ遺跡観光 マチュピチュ遺跡の地図はちら
 インカの朝は早い、マチュピチュ行きのバスの始発は5時半。4時半に朝食を済ませてバス乗り場に行くとすでに長い行列が出来ている。
 バスはピストン輸送しているので、そんなに待たずに乗り込むことが出来る。
 ヘヤピンカーブのくねくねした道【ハイラムビンガムロード】を30分ほどバスに揺られ遺跡入口に到着。
 マチュピチュ遺跡の標高は2400m、谷底にあるアグアスカリエンテスは標高2000mだからバスで400m登ったことになる。 マチュピ
 チュ遺跡保存の為、ペルー文化庁は入場者を1日2500人の制限している。さらにワイナピチュには午前6時から200人、午前10時
 から200人の400人の登山者が登れるだけだ。
 ウルバンバ渓谷には雲が流れているが、空は青空が広がっている。今日も絶景が見られそうだ!
 ワイナピチュへは往路の上部市街区を通り登山口に向かう。入口を入って左手の坂を登っていくと農業居住区と穀物倉庫がある。
 倉庫の前から畑の中を通り、市街地へ。市街地入口の石門(正門)からは正面にワイナピチュが見える。素晴らしい街づくりの技術だ。
 振り返ると石積みの段々畑の上端に見張り小屋が建っている。その後ろに聳える山はマチュピチュ山。どこを採っても絵になる風景だ。
 マチュピチュ遺跡の建造物は、石組の壁に茅葺の屋根を乗せていたようで、屋根は失われているが、見張り小屋をはじめ、ごく一部の
 建物は復元されている。今でも大きな石がゴロゴロ転がっている石切り場神官の舘の建つ、神聖な広場を抜けて高い所に登ると、
 巨石を組み合わせて三方を囲った主神殿がある。1950年の地震で石積みの一部が崩れかけているのが気にかかる。
 主神殿の向こうに見える高い所は、マチュピチュ遺跡内の最高地点のインティワタナ、日時計と言われているが天体観測に使ったとの説
 もある。インティワタナから下ると、マチュピチュ遺跡の一番奥にワイナピチュへの登山口がある。その近くには聖なる岩と復元された準
 備室がある。準備室は現在、観光客の休憩所になっている。聖なる岩の奥にワイナピチュ登山の受付所がある。
 
渓谷には雲が流れている まずは農業居住区へ
農業居住区から見るマチュピチュ
草刈り機の代わりにリャマが放たれている 市街地の遺跡が立ち並ぶ
市街地入口・正門 遺跡の上に聳えるマチュピチュ山
石切り場 太陽の神殿を上から
市街地から農耕地を 主神殿の上にインティワタナ
綺麗な石組の段々畑と石切り場 遺跡最上部に見張り小屋 手前は主神殿と神聖な広場
広場を挟んで貴族の居住区 ミニ植物園
日時計 インティワタナ          小屋の間を通って登山口へ
 ワイナピチュ登山
 マチュピチュ遺跡の奥にどっしりと聳える三角錐の尖峰「ワイナピチュ」。マチュピチュの象徴とも呼べるこの山は、山頂からの眺
 めるマチュピチュ遺跡の絶景と共に大人気の山だ。
 入口でノートに名前と入山時間を記入して、いざ、 ワイナピチュへ出発だ!標高差300mの急登に挑戦!
 入山ゲートを潜るといきなり下りになるが、すぐ平坦な道になり、しばらく進むと「HuchuyPicchu山」への分岐がある。
 HuchuyPicchuは農業試験場のすぐ裏にある小高い山で「リトルワイナピチュ」とも呼ばれている。分岐点を右手に直進すると登り
 の階段が見えてくる。階段を登り切ると、また平坦な道に・・・。そこから猛烈な下りの階段で最低鞍部へ。ここから本格的な登山
 の始まりになる。ワイナピチュへの一歩だ。
 ワイナピチュに足を踏み入れると、まずは傾斜も緩く、幅も広い階段が現れる。最初の階段を登ると反対方向に向きを変えて次の
 階段が出てくる。さっきと比べると幅も狭く、片側は急斜面になっている。山側の設置してあるロープを掴んで登っていく。二つ目の
 階段を折り返すと一段と急な階段となる。高度が上がるにつれ、益々傾斜は急になり、幅が狭く、段差も不規則になってくる。
 険しい山道を登っていくと、急に木々が少なくなり視界が開けてくると同時に石積みの壁が目の前に現れた。登ることさえ難しい
 こんな急峻な山に、こんな大きな遺跡が・・! 驚くばかりだ!
 ここからは絶景を見ながらワイナピチュ遺跡の階段を登っていくはずだったが眼下はガスの中。やがて現れる洞窟を潜り、さらに
 上に登っていく。頂上近くに二つ目の洞窟、天井からせり出した岩に注意しながら洞窟を抜けると、頂上直下の広場に出る。
 沢山のハイカーが休憩をして登頂の順番を待っている。ここにワイナピチュの標識が立っている。頂上には山頂であることを示す
 案内板はないので、ここで登頂証明の記念写真を撮る。
 30分ほど待ち順番を見計らって、背後の岩に登ると、そこが山頂だ。ゲートから山頂まで、山頂直下の広場での休憩30分を含
 め2時間ほどかかった。(普通は1時間30分ほどの行程)
 山頂では係の人が山頂を開けるように先を急がせている。記念写真を撮って、場所交代・・・ という慌ただしい山頂風景だ。
 楽しみにしていたワイナピチュ山頂から見下ろすマチュピチュ遺跡の絶景は・・? ハイラムビンガムロードが見えるだけで遺跡は
 雲の中。 昨日の奇跡に続き、再び奇跡が起こることを信じて山頂を後にする。
 
ワイナピチュ登山ルート ワイナピチュ登山口
受付をして登山開始(ゲートを振り返る) いざ出発! 最初は下りです
アップダウンを繰り返し、大底から本格的な登りになる 次第に厳しい登りになってくる
険しい道を登っていく
急斜面の階段から遺跡の階段へ 畑の上には建造物の遺跡も・・・
建造物の建つ石垣を登ると山頂は近い                  山頂直下の広場で記念撮影

 
 
  日本で馴染みの花に会えた


この花は?
この鳥は?
     山頂への最後の石段
ワイナピチュ山頂 ワイナピチュ登頂記念写真
雲に隠れるマチュピチュ遺跡 ハイラムビンガムロード

 ワイナピチュ山頂からの下りは、登ってきたのとは別のルートを下る。ワイナピチュ上部の遺跡部分を通るルートが別なのだが、
 正確にはマチュピチュの方向に面した南東側のルートを登り、山頂から先は山の南西側を降りていく。そして遺跡の終わる山の
 中腹あたりで、登ってきた山道と合流する。ただ登山者は順路を示す矢印に従って進むとルート通りに歩くことが出来る。
 ワイナピチュから下り始めるとすぐ「月の神殿」への分岐がある。時間とルートの険しさからパックツアーなので行くことはない。
 最初の洞窟を潜り、目もくらむ絶壁を下ると遺跡の横の洞窟へ。狭い洞窟を抜け、広場に出ると奇跡が起こっていた。雲が切れ
 眼下にマチュピチュ遺跡の全景が・・・・。天空のマチュピチュが足下に、不思議な感覚と共に感動がこみあげてくる。
 遺跡のところまで降りてくると足がすくみそうな階段になる。そして遺跡の下部まで降りると登ってきたルートと合流する。あとは
 山肌の急坂を下り、登山口に帰ったきた。ゲートで下山時間を記入しワイナピチュ登山を無事終了。
 
下りは一段と厳しい 遺跡の横から狭い洞窟へ
ここも頭上注意 ワイナピチュから見下ろすマチュピチュ遺跡            
帰りは要注意 ロープを掴んで・・・
美しい蘭の花 無事下山
マチュピチュ観光
 ワイナピチュ登山を終え、帰りはマチュピチュ遺跡の下部市街地を観光しながら帰っていくことになる。
 観光の前にマチュピチュ・サンクチュアリロッジで昼食タイム。下部居住区を歩きながら入口の方に向かっていく。下から見上げる
 マチュピチュはまた違った姿を見せる。
 昼食後、下部農耕地を通り下部市街区にある太陽の神殿へ。太陽の神殿は天然の巨石の上に円形の石組で、その下は三角
 形の石室になっている。
 居住区の一室に二つの丸い石が並んでいる。石臼と名づけられているが、水を張って天体観測をしたと言われている。
 マチュピチュ遺跡には生活水を供給する水路が張り巡らされていて、今も水が流れている。上から下へ水汲み場は全部で16箇
 所もあるそうで、その一番は太陽の神殿の近くにある。
 石の隙間に小動物を発見、ウサギノ体とリスの尾を持つビスカチャです。何匹もいる。
 遺跡をいろいろ見て回ったが、だんだん何が何だか分からなくなってくる。遺跡の詳細は他のサイトに任せて、バスでマチュピチュ
 村に降りることにする。
 市街地を我が物顔に歩く、マスチフやペルー犬などの大型犬にはびっくりです。
 川に沿って上流方向に歩き、村はずれにあるマチュピチュ温泉で疲れを癒し、ホテルで夕食です。
 夕食後、ガイドのロナウドさんと村の中心、インカ帝国の第9代こう手パチャクティノ像が立つアルマス広場を散策する。
 今日でマチュピチュ遺跡の旅は終わりです。
 
下部市街区とワイナピチュ
下部市街区から見張り小屋を見上げる
昼食後下部農耕区を太陽の神殿に向かって 段々畑の上に見張り小屋
中央の丸い建造物が「太陽の神殿」 太陽の神殿の下にある三角形の石室(陵墓)
見事な石組 遺跡に住み着くウサギノ体とリスの尾を持つビスカチャ
広場に残る木 天体鏡(マウス ON)
マチュピチュ温泉 マチュピチュ村夜のアルマス広場
ペルー犬 マスチフ
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