おしどり登山隊                                             |山便りへ ホームへ 
寒風山(かんぷうざん):1763.0m        高知県いの町
 山の概要
  寒風山は石鎚山脈東部、愛媛・高知県境にあり、笹ガ峰自然環境保全地域の一部を占める。高知県側から見上げるこの山は、
  瀬戸内海から冬の冷たい季節風をまともに受けて雪煙を巻き上げており、西の肩へ少し岩稜を怒らせた山容と相まって、まこと
  に寒風の名に恥じぬ姿で、山名の由来も想像される。
  登山ルートは、南北から2本しかない。多くは、南側の寒風山トンネル口から登る。迷う所もなく、稜線には適度にスリルも味わ
  える急坂もあり、2時間足らずで快い汗をかける。加えて展望のよさもあり、これらが両県を通じ非常に人気の高い山にしている
      −ヤマケイオンラインよりー 
 Route Map:旧寒風山トンネル登山口から桑瀬峠を経て寒風山へ、帰りは往路を下山
 Road Map :国道194号線を南下し、寒風山トンネルを出たところで左折し、旧寒風山トンネルに向かう
 過去の寒風山: 2011.10.27(寒風山から笹が峰縦走)2009.09.25(寒風山から笹が峰縦走)、
            2008.07.10(下津池登山口から丸山荘経由笹ヶ峰)   

 2017年9月30日(土曜日)
  晴れ

 ホーム4:50.。。。。8:05寒風茶屋駐車場8:10 →登山口8:15 → 9:02トラバース → 9:10桑瀬峠9:18 → 9:40梯子場 →

 9:50展望地10:00 → 10:10笹原トラバース → 10:16岩場分岐 → 10:40寒風山山頂(昼食)11:47 → 12:40桑瀬峠12:55 → 
 13:33登山口 → 13:38駐車場13:50。。。。17:00ホーム

 行動時間:5時間18分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:67分

 2011年に登って以来、6年目3回目の寒風山。前回までは笹ヶ峰まで縦走できたが今回は・・・・?
 いつも通り5時前に家を出、しまなみ海道を渡り寒風山トンネルへ。トンネルを出ると寒風山隧道(旧寒風山トンネル)へ向かう車が次々と
 右折していく。案の定、秋の日の土曜日の登山口駐車場は9割方埋まっている。登山者用の下の駐車場に車を停め、登山支度。
 登山口からは、いきなりの急登。高度差80m程を一気に稼ぐ急登。やはり今日も慣れない体には超キツイ!傾斜が緩んだところで、まず
 一休み。直登が終わるとジグザグの道を登っていく。これもキツイ! 2度目の休憩。次々と後続者が抜いていく。先が思いやられる。
 アサマリンドウが道の両側を縁どり、辺りが明るくなると前方に伊予富士への稜線が見える。 間もなく、登山道は右に曲がり緩やかなトラ
 バース道となる。灌木帯を抜け、笹原の斜面を進み小さく尾根を越えると桑瀬峠に着く。倒れこむように座り休憩。登山口から約1時間。
 2度も休んでバテバテの割にはまずまずの時間だ。
 峠には数人の登山者が休憩していたが、皆、伊予富士に向け出発していった。伊予富士の方が人気があるようだ。
 笹原の背後には、これから登る寒風山の荒々しい岩峰が聳えている。エネルギーを補給して元気を取り戻し出発する。
 
下の駐車場は登山者用 寒風茶屋    左側が登山口
町道瓶ヶ森線入口と登山口 いきなり急登
急な登りが続く
傾斜が少し緩むとジグザグの登り シロヨメナ
明るくなり、樹林を抜けると伊予富士への稜線が見える
緩やかなトラバースを行く 笹原に出ると間もなく桑瀬峠
桑瀬峠 白骨樹は今も変わらず

 笹原を緩やかに登っていくと、今も白骨樹が朽ちずに立っている。振り返ると伊予富士への縦走路が笹原に筋を描き、その先に厳つい姿
 をした伊予富士の山容が周りを圧している。
 笹原から樹林帯に入り、尾根を乗り越し稜線の西側に回りこむと裏寒風の断崖が朝日を浴びて美しく輝いているのが見え、それに連なる
 寒風山の全容も確認できる。
 再び樹林帯に入り、ブナの尾根道を進んでいく。やがてロープの張られた崖の縁を歩くようになり、傾斜が増してくると色づき始めた岩峰を
 目指し、梯子を連続して昇る。
 梯子場の急登が終わり、一息つくと左手に展望地に続く分岐が現れる。展望地からは桑瀬峠を中心に南北に延びる縦走路や、寒風山を
 はじめ石鎚山系の山並みが一望できる。
 急登が終り、ブナの林の緩やかな道(疲れた体にはキツイ!)で一息つくと急斜面の笹原に出る。頭上には寒風山の頂上が見え、眼下に
 は深く刻まれた桑瀬川の渓谷を見ることが出来る。そして、山頂には人影も見えている。
 笹原に刻まれた細いトラバースを登っていくと岩場への分岐があり、その先の灌木帯を過ぎると尾根を越えて山頂への最後の登りが待っ
 ている。
 桑瀬峠から約1時間20分、登山口から2時間30分、やっと寒風山山頂にたどり着く。過去2回と比べ30分ほど余計に掛かった。
 時間ばかりでなく、疲労度も強いので今回は笹ヶ峰は断念する。そうと決まれば山頂でゆっくりと昼食にする。
 目の前には笹ヶ峰、ちち山、冠山、平家平の石鎚山系の稜線が一望できる絶景の展望台だ。
 
伊予富士を振り返る
寒風山全景
梯子場の急登
岩峰に向かって 最後の梯子を上り、振り返ればナナカマドの間に伊予富士
急登の先にある展望地で休憩
展望地から、桑瀬峠からの縦走路を見下ろす 展望地から寒風山を仰ぎ見る
秋本番近し まだまだ急な登りが続く
急斜面のトラバース あの尾根を越えれば山頂
最後の一登り 寒風山山頂
大パノラマを見ながら昼食 咲き残りのホツツジ
左から笹ヶ峰、ちち山、冠山、平家平の稜線

 素晴らしい眺望を堪能し下山へ。急斜面の笹原や梯子場の急坂は転ばないよう注意しながら50分で桑瀬峠へ。桑瀬峠で、「伊予富士が
 満杯で食事もままならなかった」という高知の人と暫し歓談。
 峠の標識に登山口まで40分の案内。下りで40分なら登りでは・・・・・・。結局35分で無事下山。
 
急斜面のトラバース 気分爽快
アサマリンドウ 可愛いく開いたアサマリンドウ
ひとこと:ただの訓練不足か?、体力の減退か?
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