十勝ワインの池田城
かや沼温泉を出発し、釧路市街を抜けて海岸線の広い道をひたすら走り白糠町へ。あの豚丼で有名な「道の駅しらぬか言問(こととい)」
は? 残念!まだ開店前だし、腹も空いていないし、 仕方なく通過。どうも豚丼には縁が無いようだ。
国道38号線を更に西進し、道道73号線が池田市街に入る前で右折し、案内に従い丘を登るとワイン城に着く。
ヨーロッパ中世の古城に似た建物が、ワイン城と呼ばれる池田町ブドウ・ブドウ酒研究所だ。
ワイン城の南側の斜面にはブドウ畑が広がっている。見学コースはワイン城の正面横から入るが、あえて正面の階段を登ってワイン城に
入ってみる。
地下2階が熟成室、樽熟成、ビン熟成、スパークリングワインの製造、既に出荷を終えた年代物のワインが貯蔵されている。
1階がショッピングコーナー、ワイン城をあしらったラベルのワインがここ限定の商品だとか。4階がレストランとなっているが、開店時間前
だったのでパスして次へ。
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ワイン城 |
ブドウ畑 |
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ワイン城の前で 樽の横の入口が見学コース |
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ワイン城から池田町を |
顔出しパネル |
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ワイン城に正面から登城 |
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正面玄関 |
熟成樽と記念撮影 |
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静かに眠る熟成樽 |
ビンテージワインの貯蔵庫 |
十勝平野放浪記
池田町を出て帯広を抜けると、そこは十勝平野の真っただ中。道路沿いや畑の境にある白樺並木をぼんやり眺めながらドライブをしている
と、突然素敵な白樺並木が目の前に現れた。この並木道は農水省の十勝牧場に通じる砂利道の両側に1km以上続く真っすぐな白樺並木
で、両側には広大な農地が広がり、観光客も少ない隠れた名所だ。時折砂煙をあげて走り抜ける自動車も北海道らしい趣がある。
午前中と比べ午後は不運続きだった。昼食に立ち寄った名物店は長い行列、仕方なく道の駅で軽食を採る。さらに次の不運は、今夜の宿
泊予定の士幌高原ヌプカの里は休日だった。 次に訪ねた士幌温泉プラザ緑風は満室だ。隣の公園駐車場で車中泊することも考えた
が(車中泊しそうな車も2台ほど停まっているが)、車の出入りが多く落ち着けそうにないので士幌町の宿を探す。十勝平野のど真ん中、洒
落たホテルなどある筈がない。3軒ほどあった宿のうち、1軒は休業中、もう1軒の良さそうな宿は満室、放浪の果てたどり着いたのが
きくや旅館。出張で働きに来た労働者や泊る所に あぶれたツーリングのライダーが肩寄せあう田舎の旅館だ。修理跡も生々しい風呂が
一か所。女性の泊り客は珍しいのか、副隊長を見て、あたふたしている。結局副隊長が一番風呂、次が隊長ということになった。食事は宴
会場で、労働者が2組、ライダーが1組、そして私たちと総勢10人で食卓を囲むことになった。宿の外観と比べ、ここの食事、米軍譲りの
名物料理七面鳥の唐揚げは最高に美味しかった。
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十勝牧場の白樺並木 |
ひとこと:日本最大の公共牧場ナイタイ牧場をパスしてしまった。 |