おしどり登山隊                                             |山便りへ ホームへ 
 葉田竜王山(はたりゅうおうざん):445.0m筆影山(ふでかげやま):314.0m        広島県三原市須波町

 山の概要
  葉田龍王山・筆影山は三原市街を東西に流れる沼田川河口の南に位置し、桜の名所でもある。山頂迄車で行くことができ、
  トイレのある駐車場も整備されている。山頂からは瀬戸内海の多島美を一望できる。
  登山ルートは南から須波コース、北側の宗郷コース、和田口コースがある。  
 Route Map須波地福寺登山口から葉田竜王山・筆影山と縦走し車道を下山
 Road Map竹原から国道185号線を東進し、須波港駐車場に入る 

 2017年4月13日(木曜日)
  晴れ

 ホーム7:50.。。。。9:10須波港駐車場9:15 → 9:33地福寺参道入口 → 9:37地福寺 → 9:43堰堤 →

 10:06いこいの森遊歩道10:15 → 11:06竜王山駐車場 → 11:13竜王山山頂広場11:33 → 11:37竜王山駐車場11:40 →

 11:50登町集落 → 11:55カーブミラー → 11:20車道出会い → 12:05和田口分岐 → 12:12四差路 → 13:20筆影山駐車場 → 

 12:34筆影山山頂(昼食)13:13 → 13:29四差路 → 13:53いこいの森遊歩道分岐 → 14:10須波駅 → 14:14地福寺参道入口 → 
 14:25駐車場14:35。。。。15:45ホーム

 行動時間:5時間10分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:39分

 広島ではもう桜ヶ満開のニュース。焦る心を抑え天候を待つ。そして、やっとその時がきた。今年の花見登山は三原で桜の名所になって
 いる葉田竜王山・筆影山だ。いつの間にか萌黄色に変わった山肌に興奮し、浮かれて車を走らせていると間違って三原市須波海浜公園
 に入ってしまった。ここも立派な無料駐車場を備えているが、我々の目指す駐車場はもう少し先の三原港フェリー乗り場の駐車場だ。
 筆影山を一望する駐車場は8割方埋まっている。フェリー客と釣り客の車か?岸壁には立派な係留設備が整備されている。
 駐車場の真ん中辺りに位置する国道185号線の横断歩道を渡り、住宅地に入っていく。JR呉線の踏切を渡り、筆影山への案内に従い
 右手の道を採る。住宅地内を15分ほど歩くと四差路に「地福寺参道」の石碑が立っており、左手の石垣には「登山道」の道標がある。
 ここを左折し、山に向かって進むと地福寺が見えてくる。重機が入って工事中だ。駐車場の整備のようだ。
 登山道は地福寺の左手の道を上がっていく。墓参り用の新しいトイレを借り、墓の間を登っていくと堰堤に突き当たる。
 堰堤の下で折り返し、山道に入っていく。ここから本格的な登山道となり、積もった落ち葉に隠れた小石で歩きにくいジグザグ道で葉田
 竜王山の急斜面を登っていく。新緑や木の間から見える瀬戸の海を眺め、懐かしいナツグミを味わったりしながら登っていくと、やがて
 車道「いこいの森遊歩道」に出る。
 
須波港 前方は筆影山 線路を横切り右へ(丸印 筆影山への案内)
住宅地を通る 地福寺参道入口
地福寺の左手が登山道 地福寺のトイレ
堰堤前を右へ ジグザグの急登
木の間に筆影山 グイビ(ナツグミ)
いこいの森遊歩道出会い いこいの森遊歩道 右は筆影山

 遊歩道の手前に、「右筆影山、左竜王山」の案内標識があり、遊歩道を左に進むとすぐ山道が右に登っており、少し高い位置に登山道の
 標識が架っている。暫く北に向かって登りと折り返し点からは筆影山が見えてくる。ここで暫く、季節を先取りしたナツグミの味見を楽しむ。
 折り返してからは、尾根伝いの緩やかな明るく快適な道が続く。しばらくするとロープを張った滑りやすい粘土質の斜面になり、オドリコソウ
 の群生地が現れる。何もなかった子供時代にその甘い蜜をすった時以来の花に巡り合った。ヒメオドリコソウ(明治時代の外来種)が勢力
 を伸ばし、関東では一部準絶滅危惧種になった地域もあるらしい。そのオドリコソウの大きな群生地に埋もれるようにナガバノタチツボ
 スミレやキランソウが咲いている。
 群生地を過ぎると再び、ジグザグ道で尾根筋を登っていく。群生地から15分で高い石垣が現れ、石垣に沿って右に進むとコンクリート製の
 ベンチが現れる。折角なのでここで小休止。
 竹林を抜けると鋭角に曲がり、木製の階段を登って、尾根を乗り越し北側斜面に移るとガードレールが見えて、間もなく トイレと案内板の
 ある葉田竜王山の広い駐車場で満開の桜に迎えられる。
 駐車場広場からは満開の桜のトンネルの下を緩やかに登って、山頂広場に向かう。
 桜に囲まれた山頂広場には花見客(中高年の・・)が三々五々散策しているが宴会をしている人はいない。南側の展望台からは瀬戸の
 島々が一望出来、飽きることのない瀬戸内海随一といわれる絶景が広がっている。桜と景色に見とれ、ビールの旨さに我を忘れ、つい
 三角点を見逃してしまった。
 
いこいの森遊歩道から山道へ 防空壕?
筆影山山頂は桜色 緩やかな尾根筋の道
オドリコソウ ナガバノタチツボスミレ&キランソウ
ジグザグ道を登り切ると石積みが現れる
コンクリートのベンチ 竜王山駐車場
満開の桜 ・・・・・・
葉田龍王山山頂広場 密集した桜の花
眼下に佐木島 須波の市街と生口島

 次に向かうのは筆影山。往路で見送った階段を下り、管理道に出て駐車場へ。駐車場からは葉田竜王山山頂道路を下っていく。川中屋
 茶屋を左手に過ごし、どんどん降りていくと登町の集落で右に曲がり、5分程歩くと、左に大きくカーブする地点にカーブミラーがあり、その
 右手から山道が延びている。ミツバツツジ咲く明るい登山道を進むと再び車道が現れ、これを横切り、更に下っていく。近づいてくる筆影山
 を見ながら、暫しの道草。一握りの蕨に大満足の副隊長。今年の初物、また寿命が延びた!和田口分岐を左に見送ると間もなく四差路に
 出る。ワラビ採りをしながら、ゆっくり歩いても車道を横断して10分で四差路に着く。芝生広場の緑と桜のピンク、そして真新しいトイレの
 ある四差路には2台分の駐車場がある。振り返れば葉田竜王山は遥か上に。130mの標高差は桜にとっては大きく、葉田竜王山では
 満開だった桜はここでは桜吹雪になっている。
 車道を筆影山に向かうと50m程で車道を離れ、尾根道を通る山道の入口がある。印は無いがはっきりとした踏み跡がある。
 山道を辿り、10分程で筆影山駐車場に出る。20台ほどの駐車場は満杯だ。
 駐車場から時計回りに山頂を目指す。新品の展望台のところから階段を登れば山頂に至る。
 筆影山山頂には展望台とトイレがあり、すでに多くの花見客が弁当を広げている。我々も年に一度の花見登山で桜と景色を愛でながら
 ビールと花見弁当を楽しむ。
 
川中屋茶屋の横を通り、登町の集落へ カーブミラーの所から山道へ
ミツバツツジ咲く登山道 車道を横切り、再び山道へ
もう、筆影山は目の前 四差路から筆影山へ
葉田竜王山を振り返る 踏み跡から尾根道へ
車道に合流 竜王山駐車場
時計回りに山頂を目指す 階段を登れば山頂
山頂展望台とトイレ 花見を楽しむ人々
芝生広場 今日の花見弁当

 下山は管理道を下り、四差路から須波に向かって車道を下っていく。道は筆影山の南斜面を大きく右左に切り裂きながら走っている。
 四差路から20分程下るといこいの森遊歩道分岐がある。
 時々通る車に気を使いながら、下っていると、雑木林の中に一際目立つ白く咲くはなが咲いている。桜と入れ替わるように咲くザイフリボク
 
(采振木)−別名シデザクラーという花だ。
 長いと思った車道歩きも、美しい景色や草木に癒され楽しい散歩となった。
 
桜のトンネルを下山 四差路広場から三原の市街地を俯瞰
長い車道を下っていく 急斜面につけられた車道
ザイフリボク(采振木) 筆影山を振り返る
ひとこと:平日の花見は中高年のオンパレードだ!
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