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 白滝山(しらたきやま):350.0m黒滝山(くろたきやま):270.0m
    広島県三原市小泉町

 山の概要
  白滝山、黒滝山はそれぞれ三原市小泉町と竹原市忠海町との境に位置し、標高は270m、350mの低山である。   黒滝山は忠海町の背後に聳える展望の岩峰で、登山口や山頂への道標が整備され巨岩に彫られた西国33ヶ所
  巡りの磨崖仏がコースを彩る。展望の山頂には出雲大社と大峰神社の石祠が岩上に安置され、海に向かって迫り
  出した岩峰には遠く石鎚山を望む石鎚神社の祠がある。
  白滝山は黒滝山の北方に位置し、黒滝山から1時間程の道程である。山頂直下には曹洞宗の龍泉寺があり、山
  頂の巨大な花崗岩には江戸時代初期とされる等身大の磨崖仏があり、周りには1200年前のユニークな表情をし
  た石仏は配置されている。又、山頂からは360度の展望が開けている。
   
 Route Map北尾根登山口から白滝山・黒滝山を縦走し、西尾根に周回
 Road Map竹原から県道75号線を東進し、三原市小泉町に入り龍泉寺の案内に従い右折して参道を行く
 以前の黒滝・白滝山:2015.03.312014.04.022012.04.182009.12.082008.10.092007.12.14. 

 2016年2月4日(木曜日)
  晴れ

 ホーム6:45.。。。。 9:35龍泉寺参道駐車場9:40 → 10:00稜線分岐 → 10:03展望岩10:15 → 10:21鉄塔 → 

 10:31 277mピーク →10:50白滝山の肩(310mピーク) →10:55白滝山山頂(休憩)11:20 → 11:50車道出会い → 

 12:00黒滝山縦走路 →12:23黒滝山山頂 →12:31山頂広場(昼食)13:05 →13:13貧乏山分岐 →13:28七丁石分岐 →
 13:52十二丁石 → 13:58西尾根分岐 → 14:13 320mピーク → 14:47登山口14:50。。。。 15:45ホーム

 行動時間:5時間07分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:34分
白滝山、北から登れば・・・・・・?
 白滝山の頂上に立つたび、北に連なる岩の稜線が気になっていた。「三原山の会」のHPにこの北尾根の紹介記事があった
 ので、それを参考にこの北尾根を登り白滝山・黒滝山と縦走し、あわよくば貧乏山から西尾根を周回するロングコースに挑戦
 することにした。
 県道75号線の龍泉寺参道の標識から1.2kmほど入ると車が5〜6台駐車出来る広場がある。ここが下の駐車場だ。
 道を挟んで両側に登山口がある。北尾根と西尾根の登山口だ。
 支度をして駐車場の向かいにある登山口から登り始める。中電道特有のプラスチックの角階段がジグザグに急角度で登って
 いる。
 階段が終わり平坦な道になると展望岩が左手上に見えてくる。それもつかの間、再びプラスチックの階段が始まり、続いて丸
 太の階段に変わる。やがて岩場の道を抜け、登山口から20分で稜線に乗る。
 白滝山の標識はあるが展望岩の案内は無い。稜線を左に採ると展望岩に出る。尾根北端に位置する展望岩は稜線から離れ
 たところにあり、枯れた三本の丸太で繋がっている。最近、補修したのか丸太の上のトタンと一緒に針金で縛られているが強
 度は如何ほどであろうか?。
 展望岩からの眺めは素晴らしい! 頼りない橋とロープを使い危ない思いをして渡った甲斐は十分にある。 広島空港を飛び
 立つ飛行機を見ながら絶景に身を委ね、しばし至福の時を過ごす。
 
白滝山 下の駐車場 駐車場の向かいにある登山口
登山口からいきなり急な階段 かわいい案内標識
階段が終わると平坦な道になり展望岩が左手上に見える
再び硬質ゴムの階段が始まり、やがて丸太の階段に変わる
大きな岩の間を抜けると稜線に乗る 分岐の標識(展望岩の表示は無し)
枯れた木を三本束ねた橋を渡り展望岩へ 

 絶景を堪能した後、分岐まで戻り稜線を南へ進む。鉄塔まで来ると白滝山が二つのピークの先に見えだす。
 岩尾根を辿り、277mピークへ。次のピークは巨岩に覆われている。どんな岩場が待っているのかワクワクする。
 岩のピークの根元に着くと左手に新しい迂回路のようなものだ出来ているが、ここはピンクのテープに導かれた右手の岩に
 取り付く。テープに従い右回りに岩を乗り越えていく。この岩場は問題無し。迂回路は必要無いと思われるが・・・・。
 岩場が終わると緩やかな尾根道になり、白滝山の肩(310mピーク)の分岐を左折し山頂に向かう。
 九十九折れの急坂を登ると龍泉寺の裏手に出る。そのまま尾根道を進み山頂直下の岩場を越えると白滝山の山頂に着く。
 山頂からは、今登ってきた北尾根が一望できる。ひとつの目的を達成した充実感に浸りながらコーヒータイム。
 
鉄塔まで来ると白滝山が見える 岩尾根を進む
白滝山を見ながら岩尾根を行く 277mピークから前方の岩山を見る
巨岩に覆われた岩場を登る
岩場が終わると緩やかな尾根道 山頂直下の岩
白滝山山頂 山頂から北尾根を俯瞰する

 白滝山から黒滝山へはいつもの道程だ。龍泉寺から展望台、南尾根の急斜面を下り、車道を渡り黒滝山縦走路に登り返し
 縦走路を歩き黒滝山に至る。(詳しくは以前のレポートで
 黒滝山からの眺めは、展望岩からの眺めと違い、美しい多島美の瀬戸内海が素晴らしい。
 冷たい風を避け、山頂広場で昼食。今日も熱々の煮込みうどんで温もる。
 
山頂から望む龍泉寺と黒滝山 山頂の磨崖仏
車道から遊歩道へ 遊歩道から縦走路へ
下山道から黒滝山山頂への分岐 いつもながらの急階段
黒滝山山頂から石鎚神社の祠 瀬戸の海と忠海市街の絶景

 食後はもう一つの目的を訪ねる山歩きだ。山頂から縦走路への急階段の途中で地元の人に情報収集すると、向かいの山
 には白滝山に通じる登山道があるらしい。鋭く尖る貧乏山から320m峰への縦走路はあるのか?
 階段を下り、縦走路を左折し、20m程行ったところに分岐がある。貧乏山への分岐だ。標識も何もない分岐だが、去年来た
 時には手製の案内板が架っていたが・・・。細い急な山道をテープを辿りながら下って行く。テープが無いととても進めそうも
 ない道だが色とりどりのテープが導いてくれる。10分余りで八畳岩の標識がある。「少し下って60m」とある。行きかけたが
 途中で諦め先を急ぐ。
 すぐに大きな堰堤が現れ、堰堤方向に「なめら滝から五畳岩へ」の標識がある。 堰堤を越えて下れば忠海へ降りる道だ。
 小さな流れを渡ると畑の跡がある開けた場所に出る。その先に「12丁石へ 白滝山に行けます」の標識があり、七丁石の
 細長い石が横たわっている。左に分岐があり CDに「福寿山 びんぼう山 ノーマルコース」の表示があり、川沿いに石垣が
 残る道が谷を登っている。(後で調べると福寿山とびんぼう山は同じ山のようだ。)
 貧乏山は次の機会に登るとして、12丁石への尾根道を採る。マサ土の急坂を越えると緩やかな道になり、25分程で12丁
 石のある白滝山遊歩道(上の駐車場への道)に出た。
 遊歩道を5分歩くと西尾根分岐がある。急坂を登ると320mピーク手前の尾根に左手から山道が合流してくる。貧乏山から
 の尾根ルートだろうか?
 320mピークからは滑りやすい急坂下りの連続だ。開けた岩の上からは北尾根の全景が見渡せる。先端には切れ落ちた展
 望岩も見えている。
 中電道の階段が現れると間もなく鉄塔に出る。階段を下り、休耕地の縁を回り込み川を渡ると駐車場に着いた。
 変化に富んだ山歩きが出来るルート発見!楽しい一日だった!
 
白滝山の全景 地元の人にj情報収集
地元の人が好きだという山並みはこれから歩く貧乏山から320m峰への稜線
貧乏山分岐 去年架っていたルート図
八畳岩へに標識 岩に覆われた貧乏山
ナメラ山から急坂を下って行く 大きな堰堤 (マウス ON 堰堤を越えて下れば忠海へ)
畑の跡か? 丸印は七丁石? 貧乏山への川沿いには石垣
七丁石の分岐 十二丁石への尾根道と貧乏山への谷道 尾根道はマサ土の急登
十二丁石 遊歩道から西尾根分岐(マウス ON)
320m手前の尾根に左手から山道が合流してくるが・・? マサ土の痩せ尾根を下る
西尾根から北尾根の稜線を見る
切れ落ちた展望岩 鉄塔から再び中電道の急階段を下る
小川を渡り、愛車の待つ駐車場へ
ひとこと: また一つ、新たな疑問が? 貧乏山から320m峰へのルートはあるのか?
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