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 大丸峯(おおまるみね):778.5m        広島県山県郡北広島町長笹

 山の概要
  豊平町の西端に位置し、麓には九十数戸の集落長笹地区がある。標高778.5mのこの山は、加計町と隣接して
  おり、春の若葉に、夏の緑、錦織りなす秋の紅葉を彩る植物の種類も多く、鳥類虫類の生息も多種多様にわたり
  自然界の貴重な宝庫となっている。
  北東から南西にかけて見下ろす眼下は、豊平町の七割余りを眺望でき、夏から秋にかけての早朝の雲海はまさに
  天然の水墨画を表し、日の出とともにその美しさを増し、体験した者にしか語れない荘厳な風景を描きだす。登山口
  から山頂までの所要時間僅かに40分。変化に富んだ自然道は家族連れにも格好のハイキングコースである。
     ー 豊平町教育委員会 登山口の説明板よりー
   
 Route Map長笹登山口から山頂を目指し、往路を下山
 Road Map中国道広島北ICから国道191号線の澄合交差点を右折し、県道301号線の長笹の標識を左折する。

 2016年11月25日(金曜日)
  晴れ

 ホーム7:50.。。。。9:40長笹登山口駐車場9:50 → 9:52山道取り付き → 10:06水場分かれ10:08 → 

 10:25尾根に出る(休憩)10:30 → 10:54大岩分岐 → 11:00大丸峯山頂(昼食)11:53 → 11:58大岩分岐 → 
 12:01大岩12:13→ 12:17大岩分岐 → 12:33尾根先端 → 13:00登山口13:05。。。。 15:25ホーム

 行動時間:3時間10分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:53分

 国道191号線の澄合で太田川と分かれ、支流の西宗川沿いの道を北上していくと左手に長笹地区」と大丸峯の案内板が
 ある三叉路にでる。看板の先には鬼の面を飾った水車小屋と「鬼の滝」の案内があるが滝への道は荒れている。
 二車線の舗装道路を上がり、長笹地区に入ると正面に大丸峯が見えてくる。集落の取り付きにある大きな城のような家が
 お好み焼き「帰来山」だ。 地図から見るとここを左折するようだが、「大丸峯900m」の案内に従って直進する。次の案内
 でUターンするように鋭角に左折し、道なりに進むと切通しの手前に【大丸峯登山口】の看板がある登山口が現れる。
長笹地区入口の案内板【マウスON 奥の水車】 正面に大丸峯
切通しの手前に登山口 大丸峯登山口の案内板

 車道と登山道の間の三角地が登山者用の駐車場だ。10台近くは停められそうな広さだ。
 登山支度をして出発。入口にステンレス製の立派な登山記録の格納箱が設置してある。竹林を抜け50mほどいった所の
 右手に【山頂まで1650m】の標識が立つ登山道の取り付きがある。山道に入ると石の飛び出た滑りやすい道になる。更に
 その先で背の高いクマザサが道を塞いでいる。距離にすると100m足らずだが、足元が見えない上に、登山道が溝状で
 足場が安定しない。ササ漕ぎが終わるとヒノキの植林地の中の溝場の道となり、【あと1500m 初心を貫く】の標識が
 立っている。 やがて左側が開けたところに出るが、またすぐ植林帯に入り、傾斜が少しきつくなり足元に積もった落ち葉が
 滑りそうで気になってくる。
 山道に入ってから15分ほどで水場分かれがあり、【これより急坂まずは一休みして】の立札がある。 ここで服装調節をして
 一休みし急登に備える。
 水場分岐から少し上にある【米軍風防落下地点】の立札を過ぎると、林床のササも無くなり、落ち葉に覆われた急斜面を
 小刻みのジグザグで登っていく。 落ち葉を降らした、コルク質の樹肌が特徴的なアベマキが植林帯のあちこちと点在して
 いる。 やかて次の標識が現れ【あと1000m・根性を持とう】の標語。さあ、根性だして頑張ろう!
 10分足らずで稜線の先端尾根に出る。気持ちが良い風を浴びながら一休み! 
 ここからは快適な歩きやすい尾根道だが、かなり急な登りだ。両側は木々が高く展望は余り得られないが、落葉したこの時期
 はいくらか樹間から展望が得られる。大きな岩の脇を抜け、651mピークを過ぎると鞍部へと少し下っていく。
 緩やかな道と急な道を繰り返しながら、少しずつ高度を上げていく。コースの所々の【あと00m】と書かれた道標があり、その
 柄の部分には【老若人生に夢を持とう】【平和になる道】【論より実践】などの標語が書かれていて、ホッと心が和む。
 山頂近くになり、緩やかな道になると大岩との分岐に来る。急激に下っており、どれくらい行くのか分からないので帰りに寄る
 ことにしてそのまま進む。
 【あと100m】の立札を過ぎると登山道のクマザサが濃くなり、ササ漕ぎとなる。やがて前方が明るくなると開けた山頂に到着
 する。 山頂には鉄骨の避難小屋があり、その前には大きな山頂標識と三角点がある。
 山頂からの展望は素晴らしく、豊平の穏やかな高原地帯が一望できる。その向こうには白木山、堂床山、海見山、龍頭山な
 ど広島を代表する山が連なっている。
 
大丸峯登山者専用v風車場 ステンレス製の立派な登山記録の格納箱
登山道取り付き あと1650mの表示
背丈を超える笹の笹漕ぎ 溝状の登山道
水場分岐 「これより急坂一休みして」の看板 米軍風防落下地点
あと1000mの表示 小刻みのジグザグで登っていく
稜線の先端に乗る 尾根道を行く
【あと500m・老若人生に夢を持とう】 【あと300m・平和になる道】
大岩入口 【あと100m・論より実践】   笹薮が濃くなってきた
山頂間近 左手が開け明るくなってきた 大丸峯山頂
左手方向の眺め
右手方向の眺め

 昼食休みを終え、帰ろうとすると入れ違いに単独行のおじさんが登ってきた。雲海が目当てのようだが・・・この時間では?
 確かにここは東側が開け、手前に高い山が無く、山に囲まれた地形だから気象条件が合えば素晴らしい雲海が見られるか
 もしれない。
 山頂から、太陽に輝くクマ笹を漕いで一気に下り、大岩分岐へ。分岐から激下りして2分で大岩へ。ここからも素晴らしい展望
 が広がっているが、山頂からの眺めとそれほど変わらない。
 分岐まで戻り、尾根道を下り、急斜面の坂道を転げる落ちるように・・落ち葉に乗って本当に転げた・・下山。
 駐車場には山頂ですれ違った人の車と我々の車。
 帰り道で「どんぐり村の道の駅」で夕食の仕入をして家路を急ぐ。
クマザサの笹漕ぎ 大岩(マウス ON)と眼下の長笹地区
尾根道から急斜面の坂道へ
最後のササ漕ぎをして登山口へ 
ひとこと:時間は短いが、なかなかの急登!
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