おしどり登山隊                                             |山便りへ ホームへ 

 大懸山(おおかけやま):417.4m野呂山東峰(のろさん):820.0m
   広島県呉市仁方町・川尻町

 山の概要
   大懸山は広島県呉市仁方町の背後に位置する標高417mのやまである。その山頂は野呂山(膳棚山)の支尾
   根上にに有り、岩の多い登山道からは瀬戸内海の多島美を見下ろすことができる展望岩が至る所にある。
   山頂は樹木に覆われ展望が無いが、そこから灌木に囲まれた静かな尾根の縦走路が膳棚山の昭和池まで通じ
   ており、さらに林道を西に向かうと「さざなみスカイライン」の終点・十文字ロータリーを経て、弘法寺まで散策が出
   来る。
   
 Route Map大歳神社登山口から大懸山・野呂山東峰を縦走し、兜岩コースを下山
 Road Map広駅前から国道185号線を東進し、仁方第二トンネルを出た先にある駐車場に入る 

 2016年2月26日(金曜日)
  晴れ時々曇り
 ホーム7:30.。。。。 8:15国道185号線駐車場8:20 → 8:27大歳神社 → 8:35登山口 → 8:38鉄塔 → 

 9:02展望台(休憩)9:10 → 9:42山頂前直下の望岩(休憩)9:53 → 9:55大懸山山頂 → 10:55突切峰(休憩)11:02→
 
 11:06仁方中筋分岐 → 11:13左弘法大師道石碑 → 11:39昭和池(昼食)12:17 → 13:00十文字ロータリー  →

 13:36野呂山東峰 → 13:50兜岩展望台 → 14:03 644mピーク → 14:53兜岩コース登山口 →15:07川尻登山口→
 15:19 (道迷い)16:05 → 16:09仁方道分岐 → 16:30槌峠 → 16:50 駐車場。。。。 17:30ホーム

 行動時間:8時間30分(休憩、昼食時間、道迷い46分含む)
 昼食時間:38分
展望岩から瀬戸内海の絶景を・・・・
 国道185号線の仁方第二トンネルを出た先にある仁方ゴルフセンター入口の国道駐車場に車を停める。この駐車場は
 大懸山登山に絶好の駐車場だが、いつも沢山の車が止まっている。今日もトラック2台を含め数台の車が駐車している。
 駐車場から100mほど西に寄ったところにある車道を山に向かって入っていく。昔からの集落の間を道なりに登っていくと
 大歳神社に着く。神社の前の道を右に取り、少し登ると仁方駅前からの登山道と合流しここを右に採る。
 民家の間の狭い道を東に進み、両側が墓地の間を抜け、お地蔵さんの祠を過ぎると、やがて道は行き止まりとなって終わる
 が、その手前、竹林の中に右に入る細い道が見える。案内標識は見当たらないが、ここが大懸山登山口だ。
 白梅の香る下を潜り、登山道に入ると竹林の斜面に崩れかけた狭い道が続いている。竹林から雑木林に変わると急傾斜の
 鉄塔保守道になり、間もなく鉄塔に着く。
 鉄塔の左の笹藪を抜けると雑木林の中の尾根道になる。登山道は切り払われ、良く整備されているが、なかなかの急登だ。
 赤いテープに導かれ、岩の多い尾根を登っていくと前方を大きな岩が行く手を塞ぐ。左に巻いて岩の上に出ると瀬戸内海の
 展望は広がる展望岩に立つ。テラス状の展望岩からは左手に安芸灘大橋を挟んで蒲刈島、眼下に仁方港、右手には白岳山
 の麓に広がる広町の市街地、その先には呉の街並みが望める。最初の休憩所として最高の場所だ。
 
国道185号線駐車場 大歳神社
墓所の間を進む お地蔵さんの祠
大歳登山口 鉄塔の左を・・・
岩が多くなってくる 岩場の急登
岩場を登る福隊長 切り口に注意の文字
最初の展望岩 仁方から広町の市街地 左は白岳山

 展望岩から先は岩も増え、よじ登るような岩場の連続だが、開かれた岩場が次々と現れテラスの岩場と同様の景観に疲れ
 も忘れ、楽しい山登りとなる。やがて樹高も低くなり羊歯も現れて明るい空が広がると、右手に大きな岩群の岩場が見えて
 くる。この岩の展望台に登る積もりで羊歯に覆われた道を進むが分岐が見当たらず、仕方なく先に進む。
 樹林の中、傾斜の緩くなった道にところどころに大きな岩が多くなり、これを乗り越えながら進む。
 GPSの標高が山頂と同じになるころ最後の展望岩がある。山頂は展望が無いので、この岩でゆっくり休憩し、景観を楽しみ
 ながらエネルギーを補給する。
 ここからなだらかな坂道を進むと物見山への分岐がある。右が山頂への道で1分ほどで到着する。
 三等三角点の置かれた山頂は雑木林に囲まれ展望は無く、ヤシャブの幹に大懸山と昭和池への縦走路を示す案内板と、
 大懸山スマイルクラブの登頂記念プレートが架っている。
途中の展望岩からの眺め 蒲刈大橋が見える
右手に展望岩群 大懸山山頂手前の岩場
物見山分岐 大懸山山頂

 大懸山からは稜線上を辿っていく。緩やかな道はところどころ羊歯に覆われているが踏み後はしっかりしている。倒木と間伐
 跡が目立つピークを下ると後掛林道 第二登山口分岐の標識がある。鞍部から左手の山に登り返すと400mピークだ。
 第二登山口分岐の標識から25分ほどで第一登山口分岐の標識。ここから突切峰への急登が始まる。大懸山から1時間で
 突切峰のピークに着く。これで今日の急登は終わりだ。小休止して息を整える。
 ここから平坦な道を進み、少し下ると仁方中筋からの道が合流してくる。
 しっかりした尾根道を登っていくと「左 弘法大師道」の石碑があり、そこから680mピークの西側をトラバースしていく。
 トラバース道が左に曲がると野呂山らしいなだらかなヒノキ林に入り、やがて昭和池の石碑が立つ林道に飛び出す。
 林道を右にとると美しい水を湛えた昭和池に出る。今日はこの堰堤で昼食にする。
 
藪が刈った道もある 後掛林道 第二登山口分岐の標識
後掛林道 第一登山口分岐の標識 突切峰三角点
仁方中筋分岐 綺麗な尾根道
「左弘法大師道」の石碑を過ぎると雰囲気の良いトラバース道になる
平坦な道 縦走路から昭和池の石碑のある所に出る
昭和池 昭和池の堰堤で昼食

 林道昭和池線の終点をそのまま北に進むと野呂山林道に出る。雪解けでぬかるんだ道を伐採した木を満載したトラックを
 よけながら歩く。途中第6管区海上保安庁のアンテナ群を右に過ごし、昭和池から約40分で十文字ロータリーに着く。
 人影のない十文字ロータリーを後にし、野呂山ビジターセンターへ。
 野呂山東の頂上(標高820m)の登頂し、氷池へ。陰の薄っすらと氷が残っている程度だ。いつも居る鴨は日当たりの良い
 奥の方にいる。
 兜岩展望台から兜岩コースを下山する。このコースは登ったことはあるが、下るのは初めてだ。手入れは良いが結構急な道
 だ。九十九折の急坂を下ると植林帯に入っていく。かっては川沿いにあった登山道は荒れて、山の方に新たに付けられてい
 る。植林帯を出ると兜岩コース下山口に。林道を下り、登山者用駐車場のある川尻登山口へ。
 ここからさざなみスカイラインを川尻駅方面に下り、途中で町道(市道)に入り槌峠はら仁方に向かう予定が、とんでもない事
 になった。
 呉・仁方(町道)の道路標識にある 300m先を見逃し、一つ手前の谷に入ってしまった。どちらの道にも途中に池があるが、
 池の堰堤の上に上がって、初めて間違いに気が付いたが、地図上では正規の道に繋がっているようなので強引に進むが、
 ついに道が消えてしまってイノシシの罠に突き当たった。もう万事窮すだ!
 少しばかりの土地勘が災いして40分の迷走になった。
 20kmにも及ぶ、大トレイルの訓練になったと、そう思って自分を慰めるしかない!
 
林道昭和池線の終点 昭和池から野呂山林道へ
林道を西へ 第6管区海上保安庁のアンテナ
十文字ロータリー 野呂山ビジターセンターへ
県木の丘へ 野呂山東峰山頂(標高820m)
静かな氷池 薄氷が張っている 兜岩展望台と下山口
九十九折れの急坂を下る 大懸山
植林帯を下る 兜岩コース下山口(上)&川尻登山口(下)
呉・仁方(町道)の標識 300m先を見逃さないように! 槌峠あたりから大懸山を望む
市道から大懸山を望む 市道から国道185号線へ
ひとこと:迷走の果て、なを足るを知らず! 副隊長
ページTOP 山便りへホームへ 

osidori登山隊