おしどり登山隊                                             |山便りへ ホームへ 

 中津岡山(なかつおかやま):531.0m
        広島県廿日市市大野

 山の概要
   中津岡山・奥滝山は広島県広島県廿日市市大野に位置する山である。
   おおの自然観察の森をはさんで北側には人気の山、大野権現山・おむすび岩があり、南側に南北方向に延びる
   山塊には奥滝山・馬ノ口山・中津岡山・帆柱山と地図上では無名の500mクラス山が峰々を連ねている。
   この山塊の最高峰は馬ノ口山(567m)だが三角点のあるのは中津岡山のみである。また奥滝山の南にはロック
   ガーデンと呼ばれる展望の良い岩場がある。
      
 Route Map奥滝山登山口から中津岡山を経て、奥滝山・ロックガーデンへ、帰路は帆柱山から帆柱峠に下山
 Road Map山陽道大野ICから県道289号線を西進し、おおの自然観察の森へ 

 2016年3月28日(月曜日)
  晴れ

 ホーム7:50.。。。9:30奥滝山登山口駐車場9:35 → 9:47尾根道合流 → 10:12中津岡山 → 10:39馬ノ口山 → 

 10:48奥滝山・ロックガーデン(昼食)11:38 → 12:00中津岡山分岐 → 12:17奥滝山登山口分岐 → 12:47帆柱山→ 
 13:04帆柱峠登山口 → 13:25駐車地。。。。。。。 16:05ホーム

 行動時間:3時間50分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:50分
近角林道からロックガーデンへ
 今回の山旅は奥滝山・馬ノ口山・中津岡山・帆柱山の縦走。この山系は北に大野権現山・おむすび岩、西に三倉岳、南に経
 小屋山と人気の山に囲まれ登山者の間であまり知られていなかった山域だ。おまけに国土地理院の地図には山名の記載が
 無いというのも知られていなかった理由ではないかと思われる。
 おおの自然観察の森の駐車場に駐車する予定だったが、月曜日は休園日。来た道を引き返し、奥滝山登山口付近の路肩に
 駐車する。
 見落としそうな小さな登山口標識から入り、少し下って沢を跨ぎ、谷筋を奥に向かって植林帯を緩やかに登っていく。倒木の
 放置された道は、やがて谷から離れて右手の斜面のトラバース道となり、登り詰めると一旦平坦な道になる。
 谷に突き当り左方向に進路を変えると尾根に乗り、縦走路に合流する。左方向は帆柱峠に至る帰路の道で、右への進路を
 採る。進路方向には「中津岡山・ロックガーデン」の案内標識が架っている。
 
林道路肩に駐車 奥滝山登山口と案内板
林道から谷筋の道へ 倒木の多い登山道
傾いた細い道 谷底の平らな道
谷を登り詰め、左の斜面を上がると尾根筋の縦走路に合流

 右折して、暫く平坦な尾根道を進むと正面に大岩が現れる。その裾を巻いて小沢を越え支尾根の先端に登ると展望が開け
 大野権現山やおむすび岩が見えてくる。幾つもの谷を渡り、尾根を越えながら羊歯の道は緩やかに高度を上げていく。
 真砂が露出した羊歯の道が急になると間もなく主尾根に乗り、傾斜が緩んでくると、この先で左右の分岐が現れる。
 左折して平坦な道を少し進むと三等三角点と陸軍標石が置かれた中津岡山の山頂に着く。狭い山頂は雑木に囲まれ展望は
 得られない。
 分岐まで戻り奥滝山を目指し、西へ続く登山道を進む。松の混在する雑木林は落葉期で明るく気持ちの良い道を進むと、間
 もなくピークに至る。奥滝山へはこのピークを右折し、急坂を下って行く。
 
案内に従い緩やかな尾根道 羊歯の茂る道を幾つも谷を渡り、高度を上げていく
登山道から見える大野権現山とおむすび岩 羊歯の道が急になると・・・・
中津岡山分岐、まずは三角点もある中津岡山へ
中津岡山山頂 最初のピークは右に・・・・

 急坂を下り、少し登り返すと緩やかな道になるが、次第に傾斜が増してきて最後は急登になる。登り切ると大野権現山等が
 見渡せる展望の尾根に着く。馬ノ口山かた思ったが違った。 一旦尾根から下り、自然林の中を南に向かって進み、再び急な
 坂を登るとこの山系の最高点567mの馬ノ口山に到着。およそ山頂らしい雰囲気の無い山頂で道は二分し、左が奥滝山へ
 の道だ。 右は「経小屋山林道口」の案内テープが張ってあるがロックガーデンを眺める展望岩はこの道を採り、一旦急な坂
 を下り再び登り返し、ピークから尾根道を西に進み下り斜面が始まる地点にある。ネットで見ると迫力ある奥滝山のロックガー
 デンの写真を多々見かける。今回は勉強不足の為、見残してしまった、残念!
 馬ノ口山を後にすると前方に奥滝山の大きな岩が見えてくる。気持ちの良い自然林の中の尾根道を進み、平坦な鞍部から
 岩の右を巻いて登ると奥滝山の山頂に着く。露岩の山頂からは瀬戸内海や宮島が霞んで見える。空気の澄んだ日なら・・・。
 山頂の先、少し下ったところに大岩のテラスがある。ロックガーデンと称される岩場だ。岩の上からは渡ノ瀬ダムや河平連山
 は何とか見えるが三倉岳は春霞の中だ。おまけに冷たい風が吹き付け、ゆっくり昼食ともいかず、風裏にある奥滝山に避難。
 奥滝山で展望を楽しみながらラーメン昼食で体を温める。
 
アップダウンの坂は急登だ 何度も馬ノ口山と騙される
この山系な最高峰 馬ノ口山(567m) ピークから北に向け経小屋山林道への分岐
古びた奥滝山の標識 松を跨いで進む
大きな岩の横を登ると奥滝山山頂に着く
ロックガーデン
渡ノ瀬ダムや河平連山は何とか見えるが三倉岳は春霞の中
帰りは全山縦走、帆柱峠へ
 チワワと連れたご夫婦が登ってこられたのと入れ違いに奥滝山の山頂を後にして下山する。馬ノ口山、中津岡山の分岐等を
 次々に通過し、登山口への分岐は帆柱峠に向け直進する。 分岐からは暫く稜線歩きになる。自然林の下、アップダウンを繰
 り返すと、進行方向に巨大な岩場が目立つ帆柱山が視界に入り、やがて山頂に向かう急登になる。所々テープがあるのみの
 踏み後も薄い野趣溢れる登山道には補助ロープも無い。アキレス腱を伸ばし切り、やっと山頂尾根に着き、尾根道を右折す
 ると山頂表示の木板が架る帆柱山に着く。木に間からかすかに宮島が望めるだけの山頂だ。
 下山は尾根分岐を左へ。ほぼ真っ直ぐ北に延びる稜線を下る。初めは緩やかだが、すぐ急坂の連続の下山道だ。
 眼下の舗装路が見えると、やがて急坂を下り帆柱峠の下山口に飛び降りる。登山口の表示は無い。
 おおの自然観察の森入り口前を通過し、南に下れば20分ほどで登山口に到着。
 奥滝山は自然あふれる広島県の隠れた名山だ!
分岐は直進 帆柱山を木の間から見上げる
激登りの急登の先に何もない帆柱山山頂が待っている
帆柱山からは急な下りの連続 帆柱峠の下山口
ゲートが閉まっているおおの自然観察の森 無事帰着
ひとこと:奥滝山ロックガーデンを眺める展望台と中津岡山の展望台、ふたつも見残してしまった!
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