おしどり登山隊                                             |山便りへ ホームへ 

 呉娑々宇山(ごさそうざん):682.2m
        広島県広島市安芸区畑賀町

 山の概要
   呉娑々宇山は広島市中心部の東方に位置する標高682mの山である。市街地に近く、交通機関の便も良い為
   多くの登山者に親しまれている。
   登山コースは水分峡から高尾山を経る縦走コースが最も利用されているが、他にも水谷峡憩いの森、市森林公
   園、県広島緑化植物公園からのコースがある。どの登山道もよく整備され、色々なバリエーションを含めて自由に
   選択できる。
   
 Route Map水谷峡登山口から呉娑々宇山山頂をピストン
 Road MapJR瀬仁川駅から県道85号線を経由し、水谷峡の案内に従い駐車場へ 
 以前の呉娑々宇山:2007.10.18水分峡コース

 2016年3月8日(火曜日)
  霧時々晴れ

 ホーム7:30.。。。。 8:30水谷峡駐車場8:38 → 8:39憩いの森入口 → 8:47敬老広場 → 8:50大正滝 → 

 8:55観音滝 → 9:05ふれあい広場 → 9:15龍神岩分岐 → 9:22再会橋 → 9:30再会広場9:40 → 9:50大日如来→

 10:08尾根道合流 → 10:15バクチ岩10:27 → 10:45呉娑々宇山山頂11:00 → 11:25バクチ岩(昼食)12:12 →

 12:18水谷峡分岐12:23 → 12:27ハンド岩12:30 → 12:37笹ヶ峠分岐 → 12:55観音滝 → 13:08登山口13:15。。
 。。。 。。。14:10ホーム

 行動時間:4時間30分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:47分
滝と奇岩が織りなす渓谷美、ゴルジュを行くが如し
 東広島から熊野跡道を通り、一貫田から畑賀町に入り、水谷峡の標識に従って細い道を道なりに登っていくと水谷峡駐車場
 の標識のある広場に着く。広い駐車場には「水谷峡憩いの森の案内図」やベンチと簡易トイレが設置されている。
 今回は敬老広場で頂いた「水谷峡憩の森 案内図(クリック)」に従い、AコースからFコースに周回する。
 駐車場の右手の舗装路を登ると墓所があり、「憩の森入口」の標柱を「水谷峡入口」の案内板がある。そこから2分ほど作業
 道を進むと右手に階段があり、「水谷峡」の案内板がある。この階段を登り水谷峡に入っていく。
 綺麗に掃き清められた左岸の高巻きした道を進んでいくと敬老広場に着く。広場には椅子が置かれ、奥には「休所せせらぎ」
 と名付けられた東屋があり、裏の水車が物憂げな音を渓谷に響かせている。ここで案内図を頂く。
広い水谷峡駐車場(マウス ON) 墓所の下の梅林
墓地の裏手が憩いの森入口 この分岐から水谷峡に入っていく
綺麗な登山道 敬老広場

 ゴルジュのような登山道を登っていくと最初の滝・大正滝が現れる。水量の少ない小さな滝だが滝よりも側の岩と周りの雰囲
 気に感動する。
 尾根コース(帰りの道)を左に過ごすとコース中最も見栄えのする観音滝ある。その左を巻いて橋を渡ると一枚岩の岩原、側
 を流れるナメラ状の沢床の先には般若の滝が続いている。
 石組の堰堤前で「ふれあい橋」を渡り、巨岩と水車を右手に送ると「ふれあい広場」に着く。ここには素朴な東屋と木造3体を
 安置した社がある。
 
渓谷の中を進めば大正滝、そして観音滝へ
観音滝手前の分岐 尾根ルート
(この道は急斜面が多いので帰りのコースが良いでしょう)
観音滝
観音滝の上部に上がり、橋を渡ると滑滝・般若の滝が流れる岩原へ
ふれあい橋 道端の大岩と水車
ふれあい広場と木造の仏さま(マウス ON) ふれあい広場にある仙人滝

 広場を後にすること5分で標識に従い、沢を渡って一旦高巻きするとBコース・龍神岩への分岐があるが、ここは直進する。
 間もなく谷底から垂直に立ち上がるような大きな岩壁が目の前に立ちふさがる。案内表示には観音岳女岳とある。谷底には
 芸予地震で落石したビックリ岩、登山道右手には「達磨洞」、顔岩など見る物には事欠かない。そして子岳、男岳のメインイ
 ベント。こんな近場にこんな素晴らしい景観が・・・・・! 感動の連続だ!
 クライマックスから5分、水谷峡の終点、洗心乃滝となる。滝前の再会橋を渡ると渓谷の散策は終わりとなる。
 
分岐? 左は何処へ(矢印無)? Bコース龍神岩分岐
ビックリ岩&達磨洞 男岳の岸壁
再会橋 水谷峡の最奥、洗心乃滝

 ここからは山道。再会橋を渡るとすぐCコース分岐が右手の急斜面に登っている。ここを通過し直進するとDコース分岐、
 ここも見送りAコースを進んでいくと再会広場の休憩小屋に着く。駐車場から約1時間、小休止してこれからの急登に備える。
 小屋の裏手の急な道を登っていくと、辺り一面が伐採され、右手の尾根にはあらわになった仏岩が見て取れる。仏岩礼拝地
 には仏岩の説明板が立っている。
 大岩に彫られた大日如来を回り込み、荒れ気味の急斜面を登っていくと投書箱がある。
 巨岩(歓喜峰)の裾を通り、ハンド岩への道を左にエボシ岩の分岐を右に過ごすと絶景の展望岩がある。今日は生憎の霧?
 黄砂?で霞んで展望は良くないが・・・・・。
 急斜面の道はさらに続くが、次第に傾斜が緩み、はっきりとした広い道になるとやがて水分峡からの尾根道に飛び出す。
 
 
再会広場と登山道沿いにある木造彫刻の仏さま
木々が伐採されあらわになった仏岩 全長40mの巨岩の涅槃像です
大日如来と投書箱 歓喜峰を見上げる副隊長
内海展望岩へ 急登の合間に見る椿の花が美しい
尾根道合流 良く踏み込まれた登山道

 主稜線に出ると直ぐ、岩屋観音からの道が合流してくる。さらに5分でバクチ岩に。昼食には早いしと思案しながら休憩する。
 結局、呉娑々宇山の山頂を踏んでから、帰りにここで昼食にすることにする。
 
良く踏み込まれた緩やかな登山道を進むと、次々と下山の登山者に出会う。 沢山のハイカーに親しまれている山だと実感
 する。
 水谷峡からのBコースが合流してくる休憩広場を過ぎると、梢越しに山頂の電波塔が遠望できるようになる。山頂手前の急
 登を越えて、電波塔の建物の横を進むと二等三角点の鎮座する呉娑々宇山の山頂に着く。9年ぶりの訪問だ。
 もともと山頂からの展望は乏しい上にきょうの天気では・・・・・。
 
岩屋観音分岐 バクチ岩
山頂手前の電波塔 呉娑々宇山山頂

 バクチ岩まで戻り今日の昼食。のんびりしたお陰で時間も腹具合も丁度いい。
 姫路からのハイカーと話し込み、途中まで一緒に下山する。 尾根道分岐まではバクチ岩から5分程だ。さらに5分でハンド
 岩に着く。広島県の二つ目の「おむすび岩」だ。
 元の道に戻り急斜面を下って行くと、一瞬林道が接近してくるが、林道には出ずに笹ヶ峠分岐の東屋に出る。ここから稜線を
 離れ水谷峡に向かって下って行く。
 東屋の一帯は桜の木が植えられ、花見の名所になるに違いない。唯、登山客以外、車は何処に駐車するのだろうか?
 暫くは桜並木に続くなだらかな道を下り、やがて谷に向かって一気に転がり落ちるように下って行くと観音滝の手前の往路に
 飛び降りた。そこからは登ってきた谷筋の道をのんびり下り駐車場へ。
 
水谷峡分岐(尾根道分岐) ハンド岩
尾根道は椿のトンネル 笹ヶ峠分岐 ここから谷へ
東屋から下は桜の公園 暫くはなだらかな道
急傾斜の下り 観音滝下の往路に出る
ひとこと:水谷峡は見所いっぱいなのに水分峡の陰に隠れてマイナーなコースになっている。
ページTOP 山便りへホームへ 

osidori登山隊