2016年7月7日(木曜日) 曇り時々雨
秋田(e-ホテル) 8:20.。。。。 9:13恐なまはげ館・伝承館10:55 。。。。14:30乳頭キャンプ場
行動時間:7時間30分 |
なまはげ館
新潟から秋田に着いた昨日は居酒屋風なところで秋田の旨い酒と料理につい深酒。
やっと悪天候の北陸から秋田に逃れてきたのに、今日は秋田も天気は芳しくない。それではと秋田名物「なまはげ」に会い
に男鹿半島に出かける。
男鹿半島までは秋田の景色が楽しめるように海岸線に沿って北上することにする。秋田市街を抜け「なまはげ街道」を北に
進むと本州とは思えない風景が展開し、やがて大潟村の広々とした田園地帯を横目に見ながら海岸線を進む。海岸を離れ
山の中に入っていき、観光スポットの寒風山へのスカイラインを右手に過ごすと、間もなく、国道から分かれ「なまはげ館」へ
の道に入っていく。
ここ真山地区は、「なまはげ館」、伝承館、真山神社と「なまはげ」歴史ミステリーと「なまはげ」のすべてに出会える空間だ。
道標に従って進むと広い駐車場が現れ、その先に「なまはげ館」がある。一番近くの駐車場に車を止める。駐車場は閑散と
している。時間が早すぎたか? いや、9:00にはオープンしているはずだ。
「なまがげの玉」を右手に見て階段を上ると「なまはげ館」の入口だ。伝承館との共通券(¥800)を買い入場する。
最初の部屋は「なまはげ伝承ホール」。男鹿の大晦日のなまはげ風習を紹介する映像が上映されている部屋だ。次の部屋
は男鹿市内各地各地で実際に使われてきた110体&40枚の多種多様ななまはげ面が勢ぞろいして展示されている。
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なまはげの魂を大理石モザイクで表現した「なまはげの玉」 |
なまはげ館 |
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「なまはげ」 |
多種多様な「なまはげ」の展示 |
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赤鬼のなまはげ |
青鬼のなまはげ |
男鹿真山伝承館
なまはげ館の隣にある男鹿真山伝承館は、男鹿地方の典型的な曲屋を移築したものです。伝承館では真山地区のなまはげ
習俗の実演が行われる。
真山地区は角のないお面を被った、二匹一組のなまはげが家々を練り歩く。この伝承館、普通は大入り満員になるらしいが、
今は5人ほどのお客さんしかいない。それでもちゃんと実演してくれる。
ドキドキしながら待っていると、大きな物音と共になまはげが登場する。家に上がると四股を7回踏んだ後、「泣く子はいねが。
怠け者はいねが。言うごど聞がね子どらいねが。親の面倒みない悪りい嫁いねが。」などと、荒々しい奇声を上げ、畳を強く
踏みしめながら歩き回る。そして、その家の主人が荒れ狂うなまはげをなだめて丁寧にもてなしお膳を据える。
そのうちカラオケばかりに夢中な悪い嫁(ミツコ)の話になり、「ミツコはいねが」と観客席の方に入ってくる。「ミツコ ここにいる
でねが」と、副隊長をミツコにしてしまった。
この後、畳に落ちた蓑の藁を拾って、伝承館を後にした。
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なまはげ伝承館 |
なまはげ登場 |
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なまはげに酒肴の膳を提供 |
なまはげゆかりの真山神社
真山神社は伝承館から200mの所にある。手を清めて仁王門を入ると札所がある。そこにあった「なまはげ面」を被ってみる。
作りが荒く、ずいぶん重い。髪の毛は昔は馬の尻尾だったそうだが、現在は化繊になっている。門を入ると杉木立に囲まれた
境内は静かで、古代以来の荘厳な雰囲気を感じることができる。なまはげ所縁の地として神社の境内では、毎年2月に「なま
はげ柴灯まつり」が行われるという。
神社本殿横に奥の院入口があるが、今回は時間も無いのでパスし、今夜の宿泊地乳頭温泉郷に向かう。
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仁王門 |
真山神社拝殿 |
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真山神社 |
奥の院入口 |
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ユーモラスな狛犬 |
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神輿の安置所 江戸時代のものと現代のものがある |
真山のなまはげ面を被ってみる |
ひとこと:秋田に来れば、やっぱり「なまはげ」 迫力満点の演技は必見! |