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 土岐城山(ときしろやま):418.6m
      広島県安芸郡熊野町

 山の概要
  土岐城山は熊野盆地のほぼ中央に位置する標高418.6mの独立峰である。中世の山城跡で、江戸時代末期
  には吉川村槌山からの狼煙を奥海田村屋飛川山に伝え、広島城に異変を伝える中継地だったそうである。
  山頂からは360度の展望が開け、熊野盆地が一望出来る。
  登山道はよく整備されており、短時間で登頂でき、下山路もいろいろ選ぶことが出来る。
 Route Map土岐城の団地登山口から山頂を踏み、萩原に下山する周回コース
 Road Map県道34号線安登別れから県道174号線を北上し、萩原団地の北側の林道を最上部まで登る。 
 前回の土岐城山: 2014.03.10、石段コース   

 2015年1月4日(日曜日)
  晴時々曇り

 ホーム11:30。。。 11:45土岐の城登山口11:50 → 11:54古井戸コース分岐 → 12:00山頂まで250m →  

 12:07古井戸跡 → 12:15土岐城山山頂12:40 → 12:51350mピーク → 12:55龍王神社奥の院コース探索13:05→ 
 13;17萩原登山口 → 13:30土岐の城団地登山口13:35。。。。 13:50ホーム

 行動時間:1時間40分(休憩時間含む)
 昼食時間:25分
今年の初登りは熊野の里山
 
雪で明けた今年の元旦から続いた寒波も緩み、今日は春のような暖かさだ。テレビも見飽きたし、腹ごなしに散歩
 に出かけることにする。黒瀬から去年開通した熊野黒瀬トンネルを抜け、熊野に入ると土岐城山の山頂に鯉幟が
 元気良く泳いでいるのが見える。今日はこの山で身体を動かし足慣らしだ。
 テクノ自動車学校を過ぎ、龍王峠を越えたところに龍王神社(地図上)への階段がある。土岐城山の登山道の案内
 標識では龍王神社奥の院となっているが? 安登別れから熊野跡道に入り、土岐の城団地と萩原団地の間を土岐
 城山に向かって進みと林道の最上部に登山口の石柱が立つ土岐の城登山口がある。
 2台ほどしか停められない場所に先着車が停まっていたので溜池の土手に駐車する。
 団地から登る急斜面のコンクリート道が改修されている。誰かが滑って怪我をしたそうで、コンクリート面に深い溝の
 ある道に変わっていた。
 石柱から北に向かってトラバース気味に登って行き、タンクを過ぎると分岐が現れる。前回来た時には無かった立
 派な標識が立ち、「530m古井戸コース 石段コース410m」と表記してある。石段コースは前回登ったコースだ。
 古井戸コースは新しく整備した道だろう。迷わず古井戸コースに入って行く。平坦な気持ちの良い道を進むと真新し
 い木橋が現れる。里に在りながら深山のような雰囲気の道を進んでいくと平らな周回路は突然終り、右手に向かっ
 て急な横木の階段道が現れる。平坦な周回路はこの先がまだ未整備のようだ。
 細い自然木の横木が渡してある登山道は手作り感がいっぱいで楽しくなるが、急傾斜に不摂生が祟り、息が切れ、
 汗が噴出してくる。古井戸跡の標識を過ぎると道は二分し、右手は掘り割りの中を行く横木の急階段、左手は旧道?
 の山道で尾根に上がる。
 葉を落とした広葉樹の尾根は明るく気持ちが良い。暫く歩くと山頂直下の二の丸に着く。そこには数本の檜に守られ
 た土岐神社の社が祭られている。二の丸を回り込み、ひと登りすると山頂に立つことができる。
 三角点と鯉幟がはためくポールのある山頂広場(本丸跡)は城跡らしく遺構の石が堆積し、狼煙の中継地らしく、
 ほぼ360度の展望が広がっている。鯉幟の元気な泳ぎは今年のカープを象徴しているようだ!
 東方向を見れば、北に曾場ヶ城山系、正面に小田山から石岳山の山塊が連なり、西方向には安芸アルプスの山々
 そして南には絵下山山塊が熊野町の市街を挟んで展開している。
 .
先着車があったので溜池の土手に駐車 土岐の城登山道入口の石柱がある登山口
コース分岐 タンクを過ぎると山道になる
真新しい木橋 良く整備された登山道
平坦な周回路の終点からは急な横木の階段道 今日一番の急登
古井戸跡の標識 横木の階段道から尾根道へ
二の丸手前の急坂 二の丸にある土岐神社
二の丸から回り込むと三角点のある山頂 山頂で元気良く泳ぐ鯉幟は今年のカープの象徴

 南側斜面で風を避け、コーヒーとサンドイッチで昼食を採りながら展望を満喫した後、南に向かって稜線を下って
 下山する。
 山頂の南端から横木の階段を降り。赤いテープの印に従ってよく踏まれた道を下って行く。石の多い急坂を下ると
 道は平坦になり、樹林の中の綺麗な登山道を歩いていく。
 山頂から12分で分岐に出会う。左は「龍王神社奥の院」への道。少し進んでみると350mピークは広くて平坦な
 ピークだ。何かしらコンクリートの遺構も残っている。奥の院に向かって樹林の中を緩やかに下って行く。振り返れば
 土岐城山の山頂が樹林の間から垣間見ることが出来る。 350mピークから10分程で急坂の下りになる地点に出
 る。今日は此処まで。350mピークの分岐まで戻り、萩原登山口コースへ進む。
 落ち葉を敷いた素晴らしい山道が続いている。そして「龍王神社分岐」。この標識で一気に謎が深まる。この分岐は
 何処へ出るのか?地図では「奥の院」が「龍王神社」となっているが。
 その謎は、熊野町には2つの龍王神社があり、1615年もともとの神社として「龍王神社奥の院」が建立されたが、
 ここは峠の中腹、参拝には便利が悪かったせいもあり、いつしか「御旅所」となっていた萩原地区の神社に龍王神
 社の機能が移ってしまった。こうして二つの龍王神社が現存することになった。萩原地区の龍王神社は地図上では
 萩原神社となっている。

 兵舎跡の平坦地を通り、「スーパーフジ分岐」を左に過ごし、しばらく下ると家並みが見え出す。団地に向かって急坂
 を下ると自治会館湖翠園の裏にでる。ここが萩原の登山口だ。
 この団地出口を右折すると土岐城山登山口への案内があり、道なりに進むと土岐城山の登山口に帰ってきた。
 
広く平坦な350mピーク 落ち葉を踏んで・・・
木の間から見る土岐城山山頂 龍王神社奥の院コース探索はここまで
来た道を引き返し、分岐のある350mピークへ
ふかふかの落ち葉を踏んで、暫く進むと龍王神社の分岐がある
 
さらに平坦な道を進み、兵舎跡の標識を過ごすと「スーパーフジ」の案内がある
気持ちのいい縦走路 萩原の登山口に降りてきた
 
萩原登山口 湖翠園会館の裏が登山口
何となく道なりに進むと土岐の城団地登山口へ
 ひとこと:標識が新しくなり、あちこちにベンチが設置され町民憩いの山に・・・・!・        
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