おしどり登山隊                                             |山便りへ ホームへ 

 立岩(たちいわ):1265.0m
        群馬県甘楽郡南牧村

 山の概要
   立岩は荒船山の南方に位置し、南牧(なんもく)村大上(おおがみ)の集落と段々畑の上に、屏風のように急峻
   な岩壁を連ねている。日本離れした風景から「西上州のドロミテ」などともいわれている。山麓から見上げる2つ
   の岩峰は、かつては近づき難い存在だったが、近年、南牧村で西立岩に登山道を整備し、岩場にも鎖をつけた
   にで、周回して歩けるようになった。
   登山口近くには、35mを一直線に落下する「線ヶ滝」や地質学上貴重な「陥没の壁」がある。
   登山口から威怒牟幾(いぬむき)不動経由頂上まで3km、南登山道は、西立岩と東立岩の中間のバンドを鎖で
   登るコースで1.8km。地形は複雑で崖が多く、登山道から外れると危険。線ヶ滝登山口から所要時間2時間。
     ーヤマケイオンラインからー
 Route Map線ヶ滝登山口から山頂を往復
 Road Map鹿岳登山口Cから県道93号線を経由し、県道201号線を北上して線ヶ滝に至る 

 2015年4月22日(水曜日)
  晴れ

 鹿岳登山口10:30.。。。。 11:30線ヶ滝駐車場11:35 → 11:41立岩登山口 → 12:50バンド登り口12:55 → 
 13:00稜線鞍部13:05 → 13:25立岩頂上13:55 → 14:40線ヶ滝駐車場14:45。。。。 15:30塩ノ沢温泉

 行動時間:3時間05分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:41分

西上州のドロミテとは?
 今日、二つ目の山は立岩だ。大上集落に覆いかぶさる屏風のように急峻な岩壁が連なっている。
 駐車場で「うどん昼食」で腹ごしらえをして、いざ出発だ。メンバーの二人は鹿岳で満足して、ここで待機する。
 駐車場奥に登山口の標識と登山ポストがあり、登山口を入るとすぐ丸太の橋を渡って対岸に渡り、沢沿いの杉林の
 中を登っていく。3,4分も登ると「威怒牟幾不動」の分岐がある。ここは右の「中級者向(直登)」の方に登っていく。
 再び丸太の橋を渡って杉林の中を登っていると突然大きな岩が現れ驚く。
 杉と赤松、そして落葉樹の混成林になり、やがてブナの林になると前方に岩壁が見えてくる。
 凄い!まるで城砦のようだ。その岩壁に一歩一歩近づいていく。凄い迫力だ!
 岩壁と岩壁の間を登って行く。右が東立岩の岩壁で左が西立岩の岩壁だ。
 鎖のぶら下がった急勾配のガレ場を登って行く。鎖を使わずとも登れるが、足元の石に気を使う。
 
 
線ヶ滝駐車場 立岩登山口
 丸太の橋を渡り杉林の中へ 威怒牟幾(いぬむき)不動分岐
再び丸太の橋
杉林から赤松の混じる混成林へ
鎖のあるガレ場の登り

 左右の壁が狭まってきて行く手を塞ぐと、「立岩登り口」の標識と共に右手に噂に聞くバンド(岩壁の中段にある段差で横に
 長く続いている)の鎖場が見えてくる。岩壁の麓で一息入れ、呼吸を整えてバンドの取り付く。
 この山の最大の難所だというが道幅も有り鎖もあるので、気をつけて登れば問題はない。この程度のスリルは大歓迎だ。
 鎖がもっと高い位置に付けられていたら、もう少しはかっこよくのぼれたのに・・・・。
 このバンドを登り切るとすぐ稜線に出る。右に行けば東立岩だが、このルートは地図には載っていない。 左の道を50mほど
 登るとベンチがある。また、ゆっくり休憩する。目の前の樹間から西立岩の絶壁が見えている。
 ここからは左手に絶壁を見ながら登っていく。 そしてぐるっと回り込み、一旦下った鞍部はさっき上ってきたガレ場の上部に
 なっている。ここからがいよいよ西立岩の登りにになる。
 一つ目のピークを左に見送って巻いていくと正面に大きく西立岩が姿を現した。 そして山頂直下から左のヤセた尾根にでる
 とベンチがあるが、もう山頂は目の前だ。ベンチを素通りするとすぐ立岩頂上に着いた。縦走路上にある狭い山頂だ。
 山頂で小休止したら下山だ。下で待っているメンバーもいる。長居は無用だ。
 バンドの下りはスリル満点だ。慎重に降りれば、あとはガレ場の下りだ。落石に気をつけながらも快調に下る。45分で駐車場
 に帰ってきた。
 今夜の宿は塩ノ沢温泉国民宿舎「やまびこ荘」だ。 ゆっくり温泉に浸かり、疲れを癒そう!
 
バンドの下で一休みして バンドを登っていく
鎖をもう少し上に付けてくれたら・・・・・・・
 稜線を50mほど登り、ベンチで休憩した後、西立岩に向かう
山頂への急登  立岩(西)山頂で記念写真
        立岩(西)山頂        ルートを外れて登ってくるとんでもない塚田ガイドと西立岩の岩壁 右のピークが山頂
ベルトを慎重に下れば、ガレ場もルンルン気分だ
 ひとこと:「上州のドロミテ」・・?????!        
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