深田久弥最後の山は?
今朝は4時半から「ほったらかしの湯」に入り、富士山を眺めてきた。この時期太陽の光が弱い為、真っ赤な赤冨士
とはならなかったが、それでも湯に浸かりながら見る富士山は絶景だった。
中央自動車道韮崎インターで下りて右折、茅ヶ岳、昇仙峡方面に進むと登山口駐車場がある。駐車場にはすでに
5台の先行者の車がある。人気の程が窺える。
さて、今日の山は道中、深田久弥のことを想いながら、深田久弥が最後に歩いた道を歩いてみるか!
登山口からは赤松の混じった広葉樹林帯を歩き、カヤトの目立つ広く緩やかな登山道を進む。25分ほど歩くと林道
を横切り、アカマツ、カラマツ、ヒノキの混じった中を登っていく。やがて岩が目立つようになり、いつしか道も両側を
尾根に鋏まれたゴロゴロ道の本格的な登山道に変わる。
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茅ヶ岳登山口駐車場 |
茅ヶ岳登山口 |
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登山口から3分ほど歩くと茅ヶ岳分岐 |
平坦な登山道 |
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25分ほどで林道を横切る |
ゴロゴロ石の道 |
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登山口から1時間休憩タイム |
ニリンソウ |
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狭い谷筋の登山道 |
ネコノメソウ |
駐車場から1時間15分ほどでこのコース唯一の水場である女岩に着くが落石危険の標識があり、立ち入ることは出来ない。 ここから女岩の手前を右に巻いて、岩場の急坂を登り岩の真上に上がる。ブナやコナラの林の中をジグザグに登っていくと
稜線上の敷島分岐点に着く。左に尾根道を進むと5分で深田久弥終焉の地となる。
イワカガミが群生する岩尾根を一踏ん張りすると展望の頂上に達する。八ヶ岳から南アルプス、その後方、一段高い所に富
士山、東には国ヶ岳、金峰山などの奥秩父の山々の展望が素晴らしい。
帰途は桜の尾根道と思ったが桜はすでになくなっており、来た道を帰ることにする。
これで西上州の岩峰巡りの旅も終わった。「百の頂に百の喜びあり」深田久弥の言葉通り、どの山も素晴らしい頂上だった。
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落石多く、女岩付近立ち入り禁止の危険標識 登山道も急な岩場を登って岩の上へ |
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九十九折の急勾配を登る |
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稜線上の敷島分岐点 |
深田久弥終焉の地の墓標 |
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岩尾根道を進むと茅ヶ岳山頂 |
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奥秩父の盟主 金峰山 |
富士山が霞みの中に聳えている |
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気持ちの良い道を一目散に下山 |
ひとこと:人気のわりには平凡な山。深田久弥のお蔭か?! |