妙見岳と新登山道は通行止め、残念!
今はまだ霧島の花の時期には早すぎる。土曜日とはいえシーズンオフの駐車場はまだ閑散としている。
この時期なら仁田峠の駐車場に駐車しても大丈夫だろう。
駐車場から見上げると山頂部には雲が懸かっている。ここ数日の天気予報には悩まされ続けてきた。日を追うご
とに天気が下り坂になり今日を迎えた。明日はさらに天気が悪くなる予報だ。
広島から長躯、車を走らせてきた今日は短時間で登れる楽な山の予定だったが・・・・。
ロープウェイの仁田峠駅に寄り、登山口から妙見岳に向かう。なかなかの急坂だ。後続に次々抜かれるが汗が噴
出し、ペースは上がらない。 服装調節を兼ね、一休みするとやっと調子が良くなってきた。
妙見駅を過ぎ、一登りすると道は平坦になり、ミヤマキリシマのトンネルの中を行く。後3週間もすればミヤマキリシマ
の花回廊になるだろう。
妙見駅から10分も歩くと妙見神社の鳥居を潜る。妙見神社でお経をあげている人が居る。お宮でお経???
妙見岳に登る登山道は崩落の為、立ち入り禁止の立て札が立っている。神社の横から国見岳への縦走路には
新登山道通行止めの看板が・・・。 これで時間的には余裕が出来たが、完全縦走は出来ず残念な気持ちも。
更に10分余りで国見岳分岐に至る。分岐を入るとすぐ笹床の岩道になり、やがて眼前に岩壁が立ちはだかる。
鎖の設置された岩場を下降する人とすれ違いながら登ると、その先には更にロープのある岩場が続く。
岩場が終わると間もなく国見岳山頂に着く。ガスの包まれた山頂からは普賢岳も平成新山も拝むことは出来ない。
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仁田峠駐車場 |
山頂部には雲が掛っている |
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仁田峠の看板 |
仁田峠登山口 |
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暫く登ると視界が開け、眼下に野岳と仁田峠循環道路を見ることが出来る |
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妙見駅を出て、妙見展望所を右に過ごす |
妙見神社 |
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妙見岳への立ち入り禁止と新登山道通行止めの看板 |
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霧島の木々が茂る平坦な道を進み国見岳の分岐へ |
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鎖のある岩場を登る |
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更にロープの岩場が続く |
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国見岳山頂 山頂の大岩に国見岳のプレート |
平成新山に会うことは叶わず
霧の国見岳山頂を後にし、岩場を下って国見分れまで戻ると鬼人谷までは崩れた横木の階段が続く急勾配の下り
坂だ。登りには使いたくない道だ。
紅葉の名所・鬼人谷口は新道分岐になっている。西の風穴までは通行可となっているが・・・今回はパス。
鬼人谷口から峠を乗り越すと紅葉茶屋に着く。茶屋と言ってもベンチがあるだけの休憩所だ。かっては紅葉の季節
には茶屋が出たそうだが・・・。
紅葉茶屋から山頂までは溶岩を踏んで登る急坂の登山道だ。賑やかな話し声が聞こえると思ったら普賢神社の社
の前で団体さんが昼食中だ。神社の横から一登りすると普賢岳の山頂に着く。やはりここも霧の中。山頂標識の石
柱の前に立てば平成新山が目前に見えるはずだが・・・・・残念!
昼食を採りながら、雲の切れるのを待つが北側から次々ガスが供給されついにその姿を見ることは出来なかった。
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岩場の下りは慎重に・・・・・ |
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鬼人谷口 |
紅葉茶屋 |
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普賢岳への登り |
普賢神社と普賢岳山頂入り口、直進は霧氷沢へ |
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普賢岳山頂 山頂標識の石柱の後ろに平成新山が見えるはず・・・・残念! |
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山頂の向かいの岩場 |
山頂を下から |
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ガスの切れ間から見えた島原の市街地 |
山頂から急坂を下り、紅葉茶屋まで降りてくると沢山の人が休憩している。どうも仁田峠から「あざみ谷」と通り直接
こちらに来たようだ。そのほうが時間的にも体力的にも楽なコースになっている。
紅葉茶屋からは広い道幅のなだらかな道。のんびりと春の木々や花を楽しみながら歩いて行くと40分ほどで仁田
峠ロープウェイ駅の裏手に着く。普賢神社拝殿の鳥居を潜ると観光客で溢れているロープウェイ展望台に出る。
振り返れば、相変わらず普賢岳山頂部は雲に隠れている。
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あざみ谷を下る |
シロバナネコノメソウ |
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ヤマルリソウ |
春山の登山道 |
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エイザンスミレ |
タチツボスミレ |
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ショウジョウバカマ |
ハルトラノオ |
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雲の切れた普賢岳山頂部を振り返る |
普賢神社拝殿に帰着 |
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雲仙災害記念館から普賢岳 |
土石流災害家屋保存公園 |
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雲仙温泉の風景 |
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ひとこと:季節外れもまた楽し!・・負け惜しみ・ |