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 雨乞山(あまごいせん):
889.3m
        岡山県真庭市湯原町

 山の概要
   雨乞山は岡山県湯原町にある標高889.3mの山である。湯原温泉の東に聳え、国道313号線から一気に急
   勾配となって頂上に続いている。西側から見ると、この山は穏やかな丸みを帯びているが、実際に登ってみると
   この急勾配はきつい。また、南北方向から見ると綺麗な円錐形をしており、別名「湯原富士」とも言われている。
   三等三角点のある山頂は、東面は笹に覆われ、西面は植林帯になっている。従って西面以外は展望に恵まれ
   津黒山から霰ヶ山までの山並みが一望できる。登山道は2003年南尾根コースが整備されメインコースとなって
   いるが旧コースの湯本神社からのコースは荒れており、登山道は不明瞭。
   
 Route Map道の駅「ひまわり館」から山頂を目指し、往路を下山
 Road Map米子道湯原ICから国道313号線を北上し、道の駅「ひまわり館」へ 

 2015年11月21日(土曜日)
  曇り

 ホーム6:20.。。。8:45道の駅「ひまわり館」9:00 → 9:23登山口 → 9:33作業道終点 → 10:03反射板10:15 → 

 10:37展望所 → 10:57雨乞山山頂(昼食)11:50 → 12:03展望所 → 12:17反射板 → 12:45登山口 →
 13:04「ひまわり館」13:35。。。。。。。 16:30ホーム

 行動時間:4時間04分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:53分

急登を登るも期待の展望は無し
 今日は生憎の曇り空だが、天気が悪化するのは午後3時以降の予報だ。午前8時45分下湯原温泉「ひまわり館」
 到着。ここは露天風呂だけの温泉だ。入浴料はペットが1570円、人間は500円となっているふしぎな温泉だ。
 駐車場の背後の山が雨乞山だ。手前のピークに反射板が見えている。
 駐車場の横から登山道入口の林道に向かう。大きな案内の架る登山道入口からしばらくは、ウオーミングアップに
 丁度良い緩やかな林道だ。出発してから約20分で案内板のある登山口に着く。登山口近くの林道脇に数台なら駐
 車出来る場所があるが、周回して湯本神社に下山する予定なので「ひまわり館」に駐車した。
 登山口からしばらくは、植林の切り出し道だった広い作業道を登っていく。台風の倒木被害の痕跡は既に無く、作業
 道にも灌木が押し寄せ狭くなってきている。熊のプーさんの笑顔に見送られ、暫く行くと作業道から分かれ右手の山
 道に入っていく。登山道は急登ではあるが、適度のジグザグ道で快適に登っていくことができる。振り返ると櫃ヶ山
 の尖峰や眼下には湯原温泉街を望める。
 スタートして1時間ほどで反射板のあるピークに到着。「おおうね頂上702m」と書かれた標識が転がっている。ここ
 で小休止。素晴らしい展望が広がっている筈だが、雲に隠れてかすかにその眺望がうかがえるだけだ。
 左手にはこれから向かう展望台のピークが見えている。
 
 
道の駅「ひまわり館」 背後の山が雨乞山
 雨乞山登山道入り口 なだらかな林道歩き
 雨乞山登山口 熊のプーさんの案内標識
作業道終点から登山道へ 雨乞山
伐採地に育つヒノキ
落ち葉の積もる急登 急登が続く
キカラスウリ 反射板に到着
反射板 谷を挟んで展望台 三坂山がうっすら

 反射板からは一旦下り植林帯の中へ。冷たい風が吹き抜ける馬の背の鞍部を過ぎると、すぐ急登が始まる。反射板から20
 分ほど頑張って登り切ったところが、「かみがしら山頂789m」で、雨乞山最大の絶景が広がる展望台だ。
 「雨乞山展望台 平成15年10月」の案内板がある。平成15年(2003年)はこの南尾根コースが整備された年だ。
 ここでも360度の大展望が見られないのが残念だ!
 ここから登山道は90度方向を変え、北に向かう。目の前にはススキの野を隔てて雨乞山が迫っている。萱の道を進むと
 灌木の中に入り、一旦軽く下るがすぐ急登の直登になる。傾斜が緩むとナナカシワの群生地になり、左手が植林帯に変わ
 ると雨乞山山頂に着く。 万歳した熊のプーさんが笑顔で迎えてくれる。
 山頂からは東側の展望が開け、津黒山や入道山、霰ヶ山を望むことはできるが、大山のある北側の展望は木々に遮られ
 見ることができない。 11時早めの昼食。今日も鍋焼きうどん定食に舌鼓。
 下山は湯本神社コースを下る予定だったが案内板やテープも見当たらず、踏み後さえ見つからない。仕方なく往路を戻る
 ことにした。
 きつかった登りは、下ってみると一段と急さが判る。軍手をして草木に掴まりながら下りていくと1時間足らずで登山口に帰っ
 てきた。
 展望には恵まれなかったが、急登続きの楽しい山だ。
 天気が良ければ展望台で弁当を食べたり、景色を堪能したりと、ゆっくりしたいところだ。
 
馬の背の鞍部を過ぎると急登が始まる 雨乞山展望台
反射板のピークは遥か下 櫃ヶ山は雲の中
   展望台から雨乞山を見る        ススキの道を進む
雑木林の鞍部から急坂を登りナナカシワの林になると頂上は近い
雨乞山山頂 今日の昼食 鍋焼きうどん定食
尖ったピークは入道山 後ろの尖峰は霰ヶ山
雨乞山山頂直下の急坂 展望台からの下り
唯一見かけた花 無事、登山口に帰着
2013.09.18  三坂山山頂から
 ひとこと:道案内は熊のプーさんだけ、リボンやテープはほとんど無し!        
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