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9月18日(木) 朝日岳(2418m)〜黒岩山(1624m)〜栂海山荘             今日のルートマップ
 今日はいよいよ吹上のコルから栂海新道に入る。深い霧に包まれた朝だ。山小屋での美味しい朝食の後、朝日岳に向かう。
 朝日岳山頂も霧の中で何も見えない。山頂を後に栂海新道と蓮華温泉の分岐まで下る。ここが吹上のコルのはずだが、ガス
 で標識は確認できない。吹上のコルを過ぎると、次のエスケープルートは黒岩山から中俣新道を下るルートがあるが長い林道
 歩きがあるので実質的だは無い。従って吹上のコルを過ぎれば日本海まで行くしかない。
 栂海新道に入り、オオシラビソの林を抜けると木道になる。木道は長栂山を巻くようにつけられており、所々池塘が見られる。
 ルートはほとんど水平で木道が敷かれ、周辺はお花畑の名残の草紅葉が広がっている。長栂山を過ぎると地形は丘のように
 広く平坦になる。平坦地を過ぎると下りになり、アヤメの株が多く見られるようになる。アヤメ平だ。あざやかな黄葉を眺めながら
 急坂を下りていくと黒岩平が見えてくる。ここから黒岩平までのコースは別世界の感がある。湿原の中を沢が流れ、多くの高山
 植物が繁茂する広大なお花畑だ。 「北アルプス最後の楽園」といわれる所以である。草花の咲き乱れる季節に来て見たいも
 のだ。 11:33 黒岩山に到着。ガスで展望のない中でツナサンドとコーヒーで昼食タイムだ。
 黒岩山から一旦下り、上り返せば、さわがに山だ。この頃には爽やかな青空が戻ってきた。今日の終点、犬ヶ岳までは、まだ
 ピークが三つも残っていて、それが遥か遠くに見える。
 さわがに山から30分ほど行ったところに北又ノ水場がある。水場は登山道から5分ほど下がったところにある。
 栂海山荘には水がないので、ここで補給する必要がある。この時期水が少なく補給するのに時間がかかった。 水汲み隊4人
 が2リットルずつ、ザックに詰めるとめちゃくちゃ重く感じる。しかもここから犬ヶ岳までが急登だ。地図上ではすぐ着きそうに思え
 たがとんでもなかった。這いつくばってやっと犬ヶ岳の山頂に達した。 先発隊の塚田ガイドが山荘から取って返し迎えに来てく
 れた。水の重さと有り難さを実感した一時だった。
 16:05栂海山荘に到着。赤や緑のペンキで塗られた小屋はちょっと派手に見えた。中は広くて綺麗だ。先客の若者に場所を譲っ
 て貰い、8人纏まった場所を確保して夕食。今夜は煮込みラーメンと餅だ。
 今日の行動時間10時間15分
2014年9月18日(木曜日) 雨のち晴れ
 朝日小屋5:50 → 7:05朝日岳7:08 →11:33黒岩山12:00 →13:40さわがに山 →15:56犬ヶ岳 →16:05栂海山荘(泊)
霧の中を出発
木道を朝日岳へ 色あざやかな花
 
朝日岳山頂 分岐
アヤメ平
アヤメ平 黒岩平を行く
ゴゼンタチバナ 黒岩山山頂
ぬかるんだ道 やっと晴れて今日のコースの全貌が見える
さわがに山に向かって登る さわがに山の山頂
台形の山が犬ヶ岳 貴重な北又の水
振り返れば朝日岳からの縦走路が一望出来る
犬ヶ岳
犬ヶ岳への急登 尾根の肩に栂海山荘
栂海山荘 窓にはステンドグラス
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