おしどり登山隊                                             |山便りへ ホームへ 

 船通山(せんつうざん):1142.5m
     島根県横田町

 山の概要
  島根県横田町と鳥取県日南町の境に位置する。頂上は広い丘陵になっており、大山、三瓶山、吾妻山が一望
  できる。また、樹齢2000年ともいわれる天然記念物のイチイの木がある。また八岐大蛇の神話に登場する「天
  叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)出顕の地」の記念碑もある。
  山の由来は、風土記に「須佐之男命、志羅伎の国より・・・・・此峯にいたり座す、今里俗船通山といふ」とある。
  一般的な登山コースは二つある。鳥上コースは沢伝いに石畳の道を登る歩き易いコース。中腹には「鳥上ノ滝」
  があり、斐伊川の源流といわれている。このほかに亀石コースがあり、山頂手前で合流する。登山道はいずれも
  山の花が美しく、頂上付近では春はカタクリ、秋がウメバチソウの群生が見られる。また、日南町側からも奥萩
  の船通山林道から山頂を目指すコースもある。    −ヤマケイ 「日本の山」からー
    
 Route Mapわくわくプールから鳥上コースを登り、亀石コースを下る周回コース
 Road Map中国道庄原ICCから国道183号線、国道314号線を経て出雲横田へ。出雲横田から県道107号線を
          東に進み、県道108号線を南下し斐乃上温泉を目指す
  , 
 前回の船通山:2009.04.18
 , 

 2014年5月3日(土曜日)
  曇り後晴れ

 ホーム6:00。。。。。。8:50わくわくプール8:58 → 9:21鳥上コース登山口9:25 → 9:50鳥上ノ滝9:53 →

 10:33広場 10:38 → 10:40亀石別れ → 10:45船通山山頂10:48 →  10:54広場(昼食)11:54 → 
 11:57亀石別れ → 12:55亀石コース登山口 → 13:27駐車地13:35.。。。。。 16:45ホーム

 行動時間:4時間29分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:60分
カタクリの咲く季節真っ只中は登山客も花盛り
 
いままで何度かカタクリの花に出会ったが、ベストシーズンにカタクリを見に山に登ったことは無かった。今回人出の
 多いのを覚悟で船通山に出掛ける。
 早めに家を出たがすでにわくわくプールの駐車場は満車で道路脇にも車が溢れている。鳥上コース登山口に向かう
 林道にある温泉スタンドの傍辺りに車を停め出発する。幸いこの辺りの駐車している車は無かったが帰りには前後
 に駐車の列ができていた。
 駐車地から30分ほど歩くと鳥上コース登山口に着く。ここの駐車場も満杯で、おまけに観光バスもやってきた。山ガ
 ールに家族連れ、中高年のグループと、まるで中央の山の登山口のようだ。
 登山口を入るとしばらくは植林帯の中を行く。ミヤマカタバミの花は少なく、その花もまだ閉じている。
 植林帯を出て、小さな峠を越えると谷沿いの石畳の道になる。苔むした石畳が周りの新緑と調和し、とても美しい。
 左を流れる渓流も美しく、一枚岩の滑滝を眺め、沢を渡れば足下には山野草が可憐な花を咲かせている。
 何度か渡渉を繰り返し、ミソサザエの賑やかな歌声に励まされ石畳の階段を登っていくとやがて岩の間から流れ落
 ちる八伎大蛇伝説の伝わる鳥上滝に到着する。
わくわくプール上の分岐 鳥上コースの途中に駐車
賑わう鳥上登山口の駐車場 鳥上登山口
暫く植林帯を行く 植林帯から自然林へ
小さな峠を越えると石畳の道になる 鳥上ノ滝まで続く石畳
何度も渡渉しながら登っていく 途中の木橋も新しくなっている
登山道に被さる木のオブジェ ハシリドコロの群生
鳥上ノ滝で一休みした後は鉄の階段を登る

 ここから「山頂まで1250m、45分」の標識とベンチがある。滝を見ながら暫く休んだ後、鉄製の階段を登り、さらに
 進むと標高900mの標識がある。傾斜を増した登山道は、やがて沢から離れ、右手の山の斜面に向かってジグザ
 グに高度を上げていく。この後、登山道は山腹を緩やかに登っていくが疲れた体には、その真っ直ぐな道はとてつも
 なく長く思われた。小さな小学生には軽く抜かれ、元気な中高年にもおいて行かれるが、のろのろと精一杯足を前に
 出す。やっと長かった山腹の道も左に曲がり、広い尾根の笹に囲まれた道になるが傾斜はきつくなり、一段としんど
 くなる。
 左右にロープの渡された道になるとカタクリの花が見え始め、横木の階段を登ると開けたピークに出る。
 広く刈られた草地には沢山の人が思い思いに休憩している。登山道脇にはカタクリの群生が広がっており、苦労し
 た後の感動が味わえる。再びロープに囲まれた登山道を進むと、やがて足下は木道の登山道になる。登山道脇は
 途切れることなくカタクリの花に埋め尽くされている。亀石谷分岐を過ごすと山頂までは100mだ。木道の左右を囲っ
 ていたロープが無くなり、山頂への横木の階段道を登ると山頂標識、石碑、鳥居、祠などが立ち並ぶ船通山山頂に
 到着する。
 沢山の人が集う山頂は風が強く、避難小屋(新装か?)も満員。カタクリの観賞もそこそこに山頂を後にする。
 今回はイチイの巨木もパス。山頂下の広場に戻る。
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急さを増した石段を登り、左斜面のトラバース道を山頂へ
山頂手前の広場  この辺りからカタクリの群生
登山道脇に群生するカタクリ
木道が終わり最後の急登を山頂へ
山頂に群生するカタクリと天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)がある船通山山頂    

 山頂下の広場で昼食後、亀石谷コースを下山する。笹が刈られ、よく整備された登山道脇のカタクリは前回見たより
 一段と広い範囲に群生し、その美しさを精いっぱいに見せてくれる。
 亀石谷コースに入ると木道はすぐ切れて、美しいブナ林の中を下って行く。急なジグザグ道を下っていると営林署小
 屋跡の広場に出る。広場の端にあるブナの巨木が印象的だ。次々と登ってくる登山者とすれ違いながら急坂を下り
 終えると平坦な道になる。タタラの遺構を利用した素敵な道だ。亀石谷コースで最も好きなところだ。芽吹き前だった
 ブナも高度が下がるにつれ緑を増し、新緑の美しさが一面に広がってきた。
 どこまでも続くと思われた水平道も「登山口まで30分、頂上まで40分の標識の先で突然終わり、亀石谷への急な
 下りが始まる。横木の階段で高度を下げ、ぬかるんだ急坂を注意しながら降りていく。傾斜が緩むとすらりとしたサワ
 グルミの巨木が谷に林立し、明るい谷沿いの道端には山野草が花を咲かせている。
 登山口まで400mの標識を過ごし、杉の植林帯を抜ければ登山口まで200mの標識。コンクリートの橋を渡れば林
 道終点の広場に着く。道は舗装路に変わるとやがて亀石谷コース登山口に着く。ここの広い駐車場も満杯状態だ。
 花を愛で、沢の音を聞きながら快適に舗装路を下れば、最奥の民家がみえてきた。前回見た山桜は既に散ってい
 るがキケマンが土手いっぱいに咲いている。
 まもなく今日の山行きも終りだ。さすがにわくわくプールの駐車場も空きが見える。
 素晴らしいカタクリの群生に満足した船通山だった!
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亀石谷コース別れ付近のカタクリ 営林署小屋跡の広場
亀石谷コースは素晴らしいブナの森           営林署小屋跡の傍にはブナの巨木がある
 
タタラの遺構の素敵な水平な道
水平道から亀石谷へ
荒れ気味の亀石谷登山道 サワグルミの巨木が立ち並ぶ谷筋
コンクリートの橋を渡ると林道終点
亀石谷登山口と駐車場
林道をわくわくプールに向け下山 少し空きの見えるわくわくプール駐車場
 山で出会った花達
カタクリ サンインシロガネソウ ボタンネコノメソウ
マヤマカタバミ エイレンソウ ハシリドコロ
キクザキイチゲ ヒトリシズカ ショウジョウバカマ
ヤマネコノメソウ ナガバノタチツボスミレ タチツボスミレ
 ひとこと:人は多くても、その山のベストシーズンはやっぱり素晴らしい!・        
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