杉の古木とシャクナゲの森を抜け展望の山頂へ
今日の白髪山は竜王峠を鋏んで、昨日登った奥工石山と峰続きの山だ。大豊ICから早明浦ダムに向かって走り
本山町に入ると白髪山の案内標識がある。標識に従い汗見川に沿って車を走らせると白髪山への林道の分岐に
至る。ここから7kmほどダートの道を走ることになるが、先日の工石山に比べれば状態はウンとい。
腹う擦ることも無く冬ノ瀬登山口に到着。先客は軽トラの1台のみ。登山仕度をして出発するところだった。
道路の少し広くなった所に駐車して、登山準備。
丸太の急階段を登り、柵のある道を進むと、最初の沢がある。苔むした沢を渡ると再び横木の階段で高度を上げて
いく。そしてゴロゴロした岩の上を歩き、ついには沢の中を登っていく。
沢道が終わると木の根の道になり、巨木のヒノキが茂る手付かずの自然林が広がっている。学術参考保護林の看
板も掛っており、まさに太古の森だ。
丸太の急階段の上に上がると、タコ足の木々や巨大な倒木の根が目を引く中にシャクナゲの木も茂っている。
やがて傾斜が緩ん出来ると、苔むした石がゴロゴロした道になり、滑りそうで歩きにくいことこのうえない。
道が右に向かっていくと平坦な場所に出、明るい開けた場所に出る。草の生えた道を左、左へと進んで行くと「至
八反奈呂ヒノキ巨木」の標識がある分岐に出る。そこを直進し最後の急登を登と行川登山口と縦走路との三叉路
がある。山頂の小高い丘を駆け上がるとヒノキの白骨林が立ち並ぶ素晴らしい風景が待っている。
山頂は蛇紋岩の岩場で、この素晴らしい光景を見ながら昼食にする。
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登山口の駐車場 |
奥白髪山登山口 |
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丸太の階段で高度を上げていく |
柵のある登山道の先が渡渉地点 |
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渡渉地点 |
苔むした沢 |
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色あせて優しくなった緑の森を行く |
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沢の中を登る |
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ゴルジュの中を行くようだ! |
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沢を離れると急な横木の階段を登る |
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ヒノキの古木とシャクナゲの群生地を進む |
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苔むした石に足を捕られながら進む |
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分岐を過ぎると岩場が立ちはだかる |
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山頂部の縦走路分岐の先の小さなコブが山頂 |
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山頂に広がる白骨林 山頂後の林の中に三角点 |
山頂で高知から来たご夫婦と暫く談笑し、山頂より少し降りたところにある三角点を確認し、三叉路まで降りてきた。
登ったコースを下りると、1時間余りで下りることが出来るだろうが、「工石山縦走路・登山口まで4.2km 約2時間」
の標識を見て、縦走コースに挑戦することに。標識にある登山口は竜王峠にある西登山口のこと。
縦走路に入り、ヒノキやシャクナゲが入り乱れた森の始めはルートがハッキリしないが、テープを頼りに進んで行くと
やがて気持ちの良い自然林の中の道になる。もう道は一本道で迷うことは無い。
登りのコースとは風景がガラッと変わり、ブナの大木がいたるところに立つ明るい大自然の森の尾根道だ。
三叉路から30分弱で巨大なブナが立つ広場に出る。広いカヤトの原っぱにはヌタ場もあり、不思議な場所だ。
不思議な空間を過ぎてると登山道には笹が被さってくるようになる。笹の間から見える奥工石山の姿に励まされ、
いくつかのアップダウンを越え、1時間足らずで中間点の曲がり角に来た。ここからはブナの大木が立つ素晴らしい
痩尾根の登山道が続く。最後のピーク1302mで一息つき、鉄塔を目指す。
13:40 やっと鉄塔が見えてきた。山頂から丁度2時間だ。
鉄塔から右に進むと竜王峠を経て奥工石山、左に行くと林道へ下る道がある。
鉄塔から急坂を下りると林道に飛び出した。西登山口だ!
ここから林道を駐車地点までのんびり歩く。40分ほど掛って冬ノ瀬登山口に到着。
四国中央部2座への遠征は無事終了!
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縦走路の出だしはシャクナゲの林 |
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縦走路に点在するブナ 縦走路一番の巨木 |
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カヤトの原を過ぎると登山道は笹に覆われてくる |
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縦走路から見る奥工石山 |
痩せ尾根にもブナの巨木 |
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気持ちのいい尾根道 |
縦走路から見る奥工石山 |
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大きなツチアケビ |
ヒメシャラとブナ |
1302mのピークから下って行く |
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鉄塔から林道に下りた所が西登山口 |
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林道歩きの途中にある砂防ダム |
ひとこと:登りと下りの全く違う雰囲気が味わえた山!・ |