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経小屋山(キョウゴヤサン):596.6m   広島県廿日市市大野町

 山の概要 世界遺産の島、宮島の対岸に聳える独立峰。その山容は無数の巨岩を散りばめた城壁のような岩稜が連なる
         標高596.6mの山である。山頂付近は公園として整備され、車道が山頂までついている。登山道はいくつも
         のルートがあり時間に合わせて選択できるが、海方向への下山は急峻で、平成11年5月の山林火災の為登
         山道が不明瞭なルートもあるので注意が必要だ。

 Route Map宮浜温泉登山口から岩滝コースで山頂を経て玖波コースを下山
 Road Map : 山陽道大野ICから国道2号線へ

 前回の経小屋山:2013.01.312011.01.272010.02.04  参考:経小屋山登山

 経小屋山、初めてのルート(岩滝ルート)を歩く
   今回は初めての岩滝ルートから4年ぶりの玖波ルートに周回するコースを歩くことにする。  
   近くの山は朝ゆっくり出来るが今日は高速道路を利用せず一般道を走るので早めに家を出る。宮浜温泉第二駐車場に
   着くと今日のような寒い日でも沢山のひとがグランドゴルフに来ている。
   身支度をして、経小屋山に向かって車道を登っていく。石亭を過ぎ、山陽道の高架を潜ると、すぐ左折する。「亀楽庵窯」
   の看板の先で道は直角に曲がる。さらに200mほど進むと舗装路は90度右に曲がっている。その角に「経小屋山登山
   口」の標識が立っている。直進すると地道の林道が緩やかに山の中へと導いてくれる。10分もしないうちに眼下にダムの
   堰堤が見え、展望が開けてくる。白い岩を散りばめた山に向かって進んでいくと風化した花崗岩の道は次第に傾斜を増
   し、気温は低いはずなのに汗が噴出してくる。 標高300m付近の平たくなった地点で服装調節を兼ねて休憩する。
   小石を積んだケルンが沢山あるところを見ると皆ここで休憩するのかも・・・・。
   ここからは大きな岩が連続する岩場の道になる。身軽くなって、軽快に岩から岩へ飛び移り、眼下に瀬戸内海の展望を
   眺め岩場の登山を楽しむ。
   岩場が終わると羊歯に覆われた急登になる。経小屋山はどのコースも山頂近くなるとアキレス腱が伸びるほどの急坂が
   待っている。ゆっくり、黙々、ひたすら歩を進める。やがて頭上に見覚えのある松林が見え出すと一周コースの遊歩道に
   合流する。
   正面の木に「鳴川ルート300m ←・→東屋180m・山頂300m」の標識が掛かっている。 左方向の鳴川ルートをとり、
   荒れ気味の一周コースを西展望台へ。鳴川ルート入り口の岩棚が西展望台だ。
   フリーズを着込んでいても寒く、指先がかじかんで冷たい。粉雪の舞う中、岩に囲まれた場所で風を避けながら温かい
   スープで昼食。
   .   
2014年2月5日(水曜日)  晴れ後曇り時々雪
 ホーム7:10。。。9:00宮浜温泉9:13 → 9:29登山口 → 9:57標高300地点10:06 → 10:47一周コース出会 → 

 11:04西展望台(昼食)11:40 → 11:50藤棚 → 12:00玖波コース下山口 → 12:21 349mピーク → 13:20 鉄塔 →
 13:25 トンネル上登山口 → 13:45JR玖波駅13:55 。(タクシー) 14:05宮浜温泉14:10。。 15:35ホーム

行動時間:4時間32分(休憩、昼食含む玖波駅まで)
昼食時間:36分
宮浜温泉第二駐車場 経小屋山に向かって駐車場横の道を登って行く
「亀楽庵窯」の看板の奥を右折 舗装路から分かれて直進、ここが登山口
ダムの堰堤が眼下に 真砂土の道になると展望が開けてくる
岩を散りばめた山肌が美しい 標高300m付近小さなケルンが沢山ある地点で休憩
 休憩地を過ぎると岩場を登る
岩場から宮島や瀬戸内海を見下ろす
岩場を過ぎると羊歯に覆われた急登になり、もくもく登り続けると一周コースの遊歩道に出る。
左の鳴川コースに向かう  (経小屋登山さんの山頂周辺森林公園案内図参考)
半周コースの分岐 左へ行くと西展望台 はもうすぐ 西展望台、今日はここで昼食

 下山道は4年ぶりの玖波コースを降りる。展望台から少し戻り、三叉路を「藤棚・玖波駅」の案内に従い一周コースを直進
 する。荒れ気味の遊歩道を10分程下ると藤棚に出る。五色沼の堰堤下の流れを飛び石を伝って渡り、対岸の坂を登ると
 車道に出る。車道を200m余り下った大きなカーブの所に玖波コース下山口の標識が立っている。
 下山口から樹林の中を緩やかに下り、いつの間にか尾根を外れて、枯れた蕨が群生する山腹を進む。やがて玖波コースの
 稜線を見ながら、急なザレ場を下り、鞍部から349mピークに登ると玖波コースの尾根に乗る。
 折からの強い降雪か、4年の歳月で樹木に隠れたかコース上の名物、桃岩の姿が定かに確認できない。
 玖波コースは尾根道を緩やかに下っていく。4年前と比べ、焼け跡には木々が育ち、迷いやすかった登山道も今ははっきり
 分かり、脇道は見当たらない。そして羊歯に隠れていた道も羊歯漕ぎすることなく歩くことが出来る。
 道幅が広くなると間もなく鉄塔に出る。鉄塔の横から急坂を下れば、玖波トンネル上の登山口に降り立つ。
 山陽道の上を歩き車道に出ようとした時、フェンスの上にいたトトロと鉢合わせた。それは大きな羽根を羽ばたかせ、ゆっく
 りと森の中へ飛んでいった。そして森の中からじっと我々を見つめていた。
 初めての出会いに感激しながらJR玖波駅へ、そしてタクシーで宮浜温泉に帰ってきた。
 今日も楽しい一日だった!
 .
 
西展望台から少し戻ると玖波駅の案内板
直進して一周コースの遊歩道に入る
マウス ON 丸印案内板拡大
少し荒れ気味の遊歩道
   
一周コースを10分ほどくだると藤棚に着く (マウスON 丸印拡大 手製案内地図
藤棚と五色沼の堰堤 渡渉地点
車道に出た地点 玖波コース下山口(マウス ON 案内拡大
 
玖波コース下山口 滑り易い道を慎重に
鞍部の先に349mピークと玖波コース尾根 ???滝
鳴川コースの稜線
桃岩を振り返る あちこちに寒ツツジの花
何処までも尾根を外さないように
羊歯漕ぎした道も今は・・・・ 中電道か、広い道を下る(マウス ON
鉄塔の横から急坂へ フェンスに沿って降りると登山口へ
玖波トンネル上登山口 車道に・・・こんなところにトトロが(丸印の中
 ひとこと:岩滝コースも急登だった! 来年はもっと急な残念社コースに挑戦 ?!
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