おしどり登山隊                                 |山便りへ ホームへ 

孝霊山(こうれいざん):751.4m
         鳥取県大山町

山の概要
 鳥取県大山町と米子市の境にある山。遠くから見ると伯耆大山の裾野から頭を出したように見える独立峰
 で、別名を瓦山という。伯耆大山と背比べをするため、朝鮮半島の高麗の国から運んできた山という伝説
 がある。
 山麓には弥生時代の大規模集落跡である妻木晩田遺跡や伯耆古代の丘公園などがある。

 Route MapNTT管理道登山口から山頂を往復
 Road Map山陰自動車道淀江ICから県道310号線を広域農道を経由してNTT管理道に入る
 

 2014年5月11日(日曜日)
  晴 (最高気温28.6℃米子市)

 三平山10:40......12:06NTT管理道駐車地12:21→ 13:30登山口13:40→ 14:38孝霊山山頂14:50→
 15:30登山口 → 16:13駐車地16:20........19:30ホーム

 行動時間:3時間52分(休憩時間含む)
 昼食時間:ー
登る機会のない孝霊山
孝霊山は山と渓谷社選定の中国百名山に選ばれているが、登山意欲のわかない山だ。長い舗装路歩きと登山者があまり登らない為に藪がかった登山道の風評のせいだろうか?
山陰自動車道淀江ICを出て、白鳳高校の前を通る。向かいには古代住宅のレプリカの建物も見える。広域農道を進み、妻木晩田(むきばんだ)遺跡の分岐を過ごし、森の中に入ると「長田西入口」の道路標識がある。孝霊山への登山道入り口の目印「孝霊無中」の標識は進行方向の反対側にあり、おまけに草に埋もれている。従って「長田西入口」の標識を見つけたら標識の手前を右に曲がり、果樹園の中の道に入っていく。その上端のカーブ手前の貯水タンクの脇に駐車する。カーブのところには「NTT無線中継所」の看板と真新しい「登山口まで3.5km」の標柱があり、その先には車止めのチェーンが張ってある。
鎖をまたいで歩き始める。道の下は伐採してあり見晴らしがいい。海岸近くに立つ風車の西の果ては境港に続く弓ヶ浜の海岸線が延びている。強い日差しの注ぐ中、道端にはキンポウゲが咲き誇り、頭上にはタニウツギが花盛りだ。
伐採地帯が終わると新緑が美しい森の茂みが日陰になり、気持ちの良い歩きになる。道端には車止めからの距離を示すポールが立っている。緑のトンネルの中、視界が塞がれていて、変るのはポールの距離表示だけ。山腹をぐるっと周り、反転して次の山へ。さらに再び反転して進むとやっと鉄塔が見えてきた。
松林の間から孝霊山の山頂が見え出すと間もなく登山口だ。車止めから1時間10分やっと到着だ。
ネットで見慣れたガードレールを跨ぐ登山口だが、その先のガードレールの切れ目に「孝霊山登山口」の新しい標柱が立っている。最近になって整備したのだろう。
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広域農道からNTT管理道へ
[長田西入口]の標識の反対側に草に埋もれた標識が
駐車地(マウスON 「登山口まで3.5km」の標柱)
 車両止めの鎖の横を登っていく 満開のタニウツギ 
道端を彩るキンポウゲ 鎖止めからの距離の標識
暑い! 樹下にはキエビネが咲いている
?ツツジ やっと鉄塔が見えてきた。あと一息
これ なあに?
 
孝霊山が松の木の間がら見える 登山口到着(マウス ON 新登山口)

登山口から山に入ると、切り開かれたばかりのような登山道が左方向に向かって下っている。旧登山口の下を過ぎると右に曲がり鞍部に向かって下って行く。道は笹も刈られ良く整備されている。 前評判とはまるで違う?!
鞍部から暫く進むと次第に傾斜が増し、短いピッチのジグザグの急登になる。何度も立ち止まり、息継ぎをして山頂を目指す。登山口から約1時間、山頂手前の平坦地に到着。コンクリートの残骸が散らばる先に見えるコンクリートの壁に付けられた階段を登ると孝霊山山頂に着く。
三角点越しに見る大山は北壁を取り囲むような馬蹄形の姿が、三平山から見た南壁とは打って変わって違う美しさを見せている。また目を転じて北の方面を見ると弓ヶ浜が日本海に美しい円弧を描いている。
バテバテで食欲も無く、すっぱい蜜柑だけを食べ下山にかかるが、ふらふらして足下もおぼつかない。ついに我慢が出来ず、展望所でダウン。涼しい風に当りながら、特効薬の梅干と冷水を口に入れると見る見る回復してきた。
毎年、この時期には熱中症に掛かってしまう。これからは気をつけよう!
登山口から舗装路を歩き、駐車地へ。 苦しい一日だったが、今日もなんとか無事帰ることが出来た。
帰りの運転は副隊長に任そう!,
 
初めは緩やかに フデリンドウ一輪
切り開かれた展望地より ジグザグの急登
   
急登の連続  山頂のコンクリート
孝霊山山頂                       疲れて眩暈がする
 
 大山と孝霊山の三角点 山頂から大平山の電波塔と弓ヶ浜の眺め
 
舗装道路をひたすら下る 貯水タンクの脇に駐車した車に帰る
 ひとこと:又、やってしまった五月病、1年たつと忘れてしまう熱中症!・        
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