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■3月11日(火)晴れ ラバンラタからキナバル山頂へ
朝2時半起床。山小屋1泊組みはもう出発している。我々は2泊するので3時30分スタートだ。軽く腹ごしらえをし、ヘッドライト
を点けて小屋を出る。
先行して登る人たちのヘッドランプの明かりがゆっくりと山を斜めに動いている。
気温は思ったほど寒くなく、上のロッジを過ぎたところで厚着をしている人は服装調節をしている。
高い段差の急勾配の階段が続き、それが過ぎると大きな岩とガレ場。 ガイドのゆっくりしたペースについていくがかなりキツイ。
やがてロープの設置された岩場が現れた。写真では緩やかに見える傾斜も実際はかなりのものだ。
いつの間にか薄明かりになり、やがて雲海の彼方が金色に輝き、岩峰の上にご来光を仰ぎ見る。
右手からの強い風を受けながら岩場を登り終え、トラバース気味に進むと標高3668mのサヤッ・サヤッ小屋に着いた。
ここでIDカードのチェックを受けて出発。すぐに広大な灰色の花崗岩の大斜面になる。太いロープが上に向かってずっと延びて
いる。このロープに沿って、この大斜面を延々と登っていくのだ。
一枚岩の大傾斜を登り切ると朝日に染まって赤く輝くサウス・ピーク(4054m)が見えてくるが、まだ目的のローズ・ピークは
見えない。
登り始めて3時間、日本最高峰富士山の高さを越え、サウス・ピークを巻いて鞍部まで上がると、やっとキナバルの主峰ローズ・
ピーク(4095m)が姿を現す。
登山ルートはこちら
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ラバンラタ03:50 → サヤッ・サヤッ小屋 → 8:00Mt・キナバル山頂 → 11:00ラバンラタ・レストハウス |
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ヘッドライトの明かりを頼りに |
雲海の彼方のご来光が・・・・ |
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岩場を過ぎ、広大な花崗岩の斜面を登る |
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朝日に染まるサウス・ピーク |
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予想外にキツイ坂だ! |
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標高3800m 富士山を越えた |
サウス・ピークの横を登っていく |
やがて、人生二度目の4000mを越え、山頂直下の急登に取り付く。最後に岩梯子のような急登を登ると誰も居ないMtキナバル山頂
(4095m)に達した。ツアーメンバー12人の内10人が登頂成功。
狭い山頂には二つの標識があり、ひとつは山名と標高を、今ひとつはこの山に初めて登ったグンティン・ラガダン(現地人)の名が記され
ている。山頂から見下ろすと1851年、ヒュー・ローが達したとされるロウズ・ガリーの深い谷が大きく口を開けている。
登頂記念の写真を撮影して下山にかかる。
目の前にセント・ジョーンズ・ピーク、そしてサウス・ピークとの鞍部から左に曲がると奇怪な形をした岩峰群が姿を露わにする。左手に
アグリー・シスターズ・ピーク(醜い姉妹)、ついでドンキー・イヤーズ(ロバの耳)を見ながら、花崗岩の長いスロープをロープ沿いに下る。
辺り一面、素晴らしい絶景に囲まれ、幸せな気分で下って行く。
ロウズ・ガリーの谷には既にガスが充満してきている。午後は雨になるかもしれない。
サヤッ・サヤッ小屋で再度チェックを受け、岩の斜面をトラバース、ロープの岩場を降りて樹林帯に入る。やがてラバンラタ・レストハウスの
屋根が見えてきた。
昼食後は昼寝、夜もぐっすり・・・・・・
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標高4008m 二度目の4000m越えだ |
キナバルの最高点ローズ・ピークまで残り僅か |
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セント・ジョーンズ・ピーク(4090.7m) |
山頂に向け急な斜面を登る |
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AM8:00 Mtキナバル登頂 |
ロウズ・ガリーの深い谷 |
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左アレキサンダー・ピークとその前にオヤユビピーク
そして右にビクトリア・ピーク
イイネ!見たいな形をしたピークが親指ピーク
小さく見えるが、親指の高さは100mもある。
なんで日本語かって? 知らない! |
左サウス・ピークと右セント・ジョーンズ・ピーク |
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広大な一枚岩の斜面 |
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サウス・ピークの左をドンドン下って行く |
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岩陰に咲く花 |
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ドンキーイヤーズ・ピーク |
サヤッ・サヤッ小屋 |
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岩場を下る |
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石のゴロゴロした道を下る |
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ラバンラタ・レストハウスが見えてきた |
AM11:00 ラバンラタ帰着 |
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