おしどり登山隊                                             |山便りへ ホームへ 

 烏ヶ山(からすがせん):1448.0m
  鳥取県江府町

 山の概要
   平成12年10月、山陰のマッターホルンを異名を持つこの山を鳥取県西部地震が襲い、登山道が崩落し、現在
   登山禁止の処置がとられているが、中国地方第3位の高さを誇る独立峰で北面には爆裂口とみられる烏谷があ
   り、周辺には火砕流の堆積による雄大な高原地形を持っている。
   青白くもろい大山の岩肌と対象的に青黒い山肌と今にも羽を広げて飛び立とうとするような独特の姿が山名・烏
   ヶ山の由来となっている。
   登山ルートは休暇村キャンプ場からと北方の新小屋峠、また西方の鳥越峠からの登山道があり、いずれも往復
   4時間余り。頂上は一塊の安山岩の巨岩で三角点はない

 Route Map休暇村キャンプ場登山口から山頂を経て新小屋峠に下山する周回コース
 Road Map米子道蒜山ICから県道114号線(蒜山スカイライン)を北進し、鏡ヶ成国民休暇村へ
 

 2014年10月18日(土曜日)
  晴れ

 ホーム6:45.。。8:20鏡ヶ成国民休暇村駐車場8:30 → 8:35休暇村キャンプ場登山口 → 9:03標高1050m → 
  、
 10:20崩落地10:28 → 10:30新小屋分岐→ 10:33南峰→ 10:40烏ヶ山山頂(昼食)11:30→ 11:48新小屋峠分岐 →
 12:36下山口分岐 → 13:15新小屋峠 → 13:30休暇村駐車場13:40。。。。。。 17:30ホーム

 行動時間:5時間0分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:50分

紅葉の急登とそそり立つ岩峰
 蒜山スカイラインの鬼女台(きめんだい)展望休憩所から眺める大山と烏ヶ山の眺望は素晴らしい。黒の山肌が
 鋭くそそり立つ烏ヶ山とその後ろにドーンと構える白い大山の好対照な両山が真っ青な空に映えて美しい。今日は
 文句の無い秋晴れだ。
 鏡ヶ成の国民休暇村の駐車場に車を停め振り返れば、烏ヶ山の尖峰が一段と険しさを増して聳えて見える。
 登山仕度を整え、休暇村を横切ってキャンプ場へ。愛犬と共にキャンプした思い出が蘇ってきた。キャンプ場の駐車
 場には登山者の車が数台駐車し、登山の準備をしている人もいる。キャンプ場は今年の営業を終えたのだろうか?
 キャンプ場から車道に出ると右手に烏ヶ山登山道の標識が見え、車道を挟んで向かいに登山口がある。登山口に
 は鳥取県西部地震以来、「登頂は非常に危険の為登山は禁止します」と書かれてある立看板が長い年月を経て、
 朽ちかけた状態で倒れている。 横木の渡された狭い登山口を通過すると広い遊歩道のような道となり、杉林の中
 を進んでいく。5分も歩くと苔むした岩が点在するカーラ谷に降りていく。テープを目印に涸れ沢を渡ると笹原の茂る
 道となり、植林帯を緩やかに登っていく。すこしずつ紅葉した樹木が現れ始めると植林帯を抜け、深い笹が登山道を
 覆うようになる。登り始めてから30分を過ぎると周りは尾根状になり、次第に傾斜がきつくなってくるが色づいた木々
 も増えてくる。
 
鬼女台(きめんだい)展望休憩所より 鏡ヶ成から見る烏ヶ山
鏡ヶ成国民休暇村  休暇村を横切ってキャンプ場へ
烏ヶ山登山道の標識 烏ヶ山登山口(マウスON ○印登山禁止の立札
緩やかな広い登山道を進みカーラ谷を越える
標高1050mを過ぎると次第に傾斜がきつくなり、木々も色づいてくる

 左右の笹を掻き分けながら急坂を登っていくと素晴らしいブナの紅葉が頭上に現れ、緑と紅葉が織り成す錦が美しい稜線
 が右手に広がり、振り返れば眼下に擬宝珠山に囲まれた鏡ヶ成が紅葉の間に見え隠れする。急登に喘いで十歩登っては
 立ち止まり、周りを見渡し、カメラに収める。そんな作業をしばらく続けていると頭上にピークが見えてくる
 が、それはピークではなく、たんなる尾根の肩だ。その急な斜面にはロープも見えている。ロープの架かる岩場を登り尾根の
 肩に上がると矢筈ヶ山が右手正面に、反対側には岩を纏った南峰が望める。
 崩落地に向けて岩場を登っていくが、足下の岩はしっかりしており、滑ることもない。崩落場所を過ぎたところに新小屋峠の
 分岐がある。この先も岩場が続くが慎重に登れば、浮石も無いので心配は無い。
 小木の枝が道を塞ぐ狭い道を登っていくと、間もなく南峰に到着。 何も無いピークだが、その先には圧巻の景色が待って
 いる。
 白い大山を背景に、紅葉に彩られた烏ヶ山の頭が切れ落ちた鞍部からそそり立っている。この時ばかりは大山も脇役だ!
 
 登ることを躊躇しそうな岩が山肌に露出した円錐状の山頂に向け、急勾配の坂道を下る。右側が切れ落ちた鞍部を通過し
 岩場に挑む。ロープを頼りに大岩を乗り越え、顔を上げれば写真でよく見た山頂が待っていた。三角点は無いが山頂標識
 の奥には烏の嘴の様な大岩。 とうとう烏ヶ山に登ったぞ!と感激!
 4人の先行者が食事中だったが、大山よりの先端にいた人と入れ替わり一等地で大山を眺めながら昼食。
標高1150m辺り、 緑と紅葉が織り成す錦が美しい・・・素晴らしい眺めに暫し見とれる! 
眼下に 鏡ヶ成を見ながら、急登を笹漕ぎで登っていく
現れたピークは尾根の肩 最初に現れたロープ場
尾根に上がると矢筈ヶ山が見える  正面には南峰の岩場
岩場を登り、崩落場所へ
烏ヶ山南峰へ              南峰から烏ヶ山山頂を望む             
尖峰の岩場を登り、烏ヶ山山頂へ                      烏ヶ山山頂と山頂から見る大山

 今日は土曜日でこの上ない晴天。次々と登山者が山頂目指して登ってくる。これ以上の長居は出来ないと山頂を後にする。
 上りより危険な下りをロープを伝って慎重に下り、崩落して狭い鞍部を過ぎれば一安心。南峰の急な登りで烏の頭を振り返り
 名残を惜しむ。
 南峰を過ぎれば注意するのは崩落地手前の岩場だけだ。新小屋分岐のところで、南峰にザックをデポして登ってきた3人組
 が昼食している。新小屋峠に周回しないらしい。たちまちは我々だけが周回するようだ。
 分岐からは枝を掴みながら降りる強烈な下り坂が続いている。下りが一段落したところで振り返れば、烏ヶ山が逆光の中で
 黒々と不気味に聳えているが、かっての爆裂口を埋め尽くす紅葉はカラスの羽ではなく、極楽鳥の尾のようだ。
 紅葉に染まる尾根はやがて笹に覆われ、笹を漕ぎながら進むが踏み後はしっかりして迷うことは無い。
 なだらかなピークを過ぎると登山道を覆う笹が退き、道がハッキリしてくるとブナの巨木の黄葉の競演が始まる。
 素晴らしい紅葉を楽しみながら、最後のピークに向け尾根道を進んでいると ウヮ!マムシ! まだいるの? びっくりした!
 1230mピークの下山分岐点で右に折れ、しばらく急坂を下ると、やがて緩やかな道に変わってくる。そしてブナの深い森に
 入って行く。木々の色付きも次第に薄れ、青葉に変わってくると新小屋峠は近い。
 新小屋峠からは車道歩きだ。15分ほどのクールダウンで鏡ヶ成休暇村に帰ってきた。
 
岩場を慎重に降りる もう一度、烏の頭を振り返る
新小屋峠に向けて下山 逆光の中で一段と不気味さを増す烏ヶ山
笹の茂る登山道を行く
素晴らしいブナの黄葉 楓の紅葉
・・・・・・・ 1230mピークの下山分岐点
高度によって変わっていく紅葉を楽しむ
ブナの森     真っ直ぐ伸びたブナの巨木
何処までも続くブナの原生林
 
新小屋峠の下山口 鏡ヶ成休暇村に帰着
 ひとこと:山も紅葉もすばらしかった! 早く登山解禁を!        
ページTOP 山便りへホームへ 

osidori登山隊