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鎌倉山(かまくらやま):730.9m       鳥取県南部町

 山の概要
  鳥取県南部町にある山で、鎌倉時代後期(14世紀初期)に戸田備中守森正が築いた鎌倉山城がある。
  周辺は花崗岩が風化した砂礫地帯であることから、江戸時代後期(19世紀中期)の頃は「たたら製鉄」
  が盛んな地域だった。麓の金山の地名はこのたたら製鉄に由来する。ーヤマケイ「日本の山」からー
 Route Mapこもれび広場から山頂を往復
 Road Map国道183号線、国道180号線と乗り継ぎ、南部町の県道35号線・金山から鎌倉山の標識に
         従い、林道を南下し、こもれび広場へ。 

 2014年10月8日(水曜日)
  晴

 ホーム5:30......9:15こもれび広場登山口9:23→ 9:27林道終点→ 9:31山頂まで1.5km →

 9:46山頂まで1.0km→ 10:068山頂まで0.5km→ 10:14鎌倉山城跡→ 10:34鎌倉山山頂11:10→
 11:50こもれび広場登山口12:00........13:50花見山14:20........15:00新見千屋温泉

 行動時間:2時間27分(休憩時間含む)
 昼食時間:山頂でのコーヒータイム 36分
副隊長の新しい靴の試し履き
鎌倉山は短時間で登れる山なので、一般道を利用して行く事にする。しかし道後山を過ぎ、日南町生山で国道180号線に乗る頃には、さすがに疲れてきた。水量の少ない日南湖の縁を回り、五輪峠を越えるとカーナビでは鎌倉山はすぐ横にあるが、車は鎌倉山を離れて180号線を北上する。やがて車が緑水湖に差し掛かると鎌倉山の標識が目に入ってきたが未確認の道なので、そのまま通過し金山に向かう。この道が鎌倉山グリーンラインだったと判ったのは「こもれび広場」に着いてからだ。
南部町の県道35号線の金山地区に入ると「鎌倉山入口」の標識が見えたので、標識に従い山の向かって入って行く。
水源のタンクを過ごし、最終民家を右手に過ごせば鎌倉山グリーンラインに合流する。ここを左に採るとすぐ「こもれび広場」に到着する。
金山地区にある標識 こもれび広場
鎌倉山グリーンラインを使えば近道だった 副隊長の新しい靴 今日が履き始め

仕度を整え登山開始。駐車場の上に立派な標識が立っている鎌倉山登山口がある。登山道入り口から暫くはコンクリート舗装がしてあるが、少し進むと地道となり林道終点の広場に着く。林道終点からは山道となり、草の茂った道を行くと木橋を渡り、植林帯に入っていく。すぎに山頂まで1.5kmの標識が現れ、もう少し登ると標高400mの標識がある。杉の植林帯を九十九折に登り、高度を上げていくと標高450mの標識がある。登山口から100mほどの標高差を一気に登ったことになる。 周囲に赤松が増え、標高500m標識と残り1km標識を過ごすと過ぎの植林帯と別れる。
植林帯が終わると登山道は右へ向きを変え、自然林の中を緩やかに登っていく。標高550m標識を過ごすと、木の間越しに鎌倉山の山頂を垣間見ることが出来るようになる。横木の渡された登山道を登っていくと山頂まで0.5kmの標識が現れ、周囲の景色も次第に美しくなってくる。横木の階段の道を登り、標高600mの標識を過ごすと笹に覆われた平坦な場所に出る。その先に鎌倉山城跡の説明板と「戸田安房守森重公之城跡」の石柱が立っている。
城跡の標識を後にし、笹原を抜けると道は左上の斜面に向かって登っている。急斜面に付けられた細いジグザグの登山道を少しずつ登っていくと標高650mの標識があり、その先で登山道は大きく左にカーブし、その後は山頂への真っ直ぐな急登となる。標高700mの標識を過ごすとすぐ山頂部の肩に達する。山頂はもう目の前、柵に囲まれたベンチが置かれ、三角点と開田記念の石碑・石仏が立っている。
山頂からは北東方面の展望が開け、大山の雄姿やループ橋の金山大橋含む麓の光景を一望できる。
景色を楽しみながらのコーヒータイムの後、鎌倉山の山頂を後にする。笹の茂る急坂を下れば、すぐに鎌倉山城跡秋近しを感じさせる色あせた緑の自然林から鬱蒼とした杉の植林帯へ。杉の植林帯をジグザグに下っていけば、こもれび広場の駐車場に取り残されたように駐車している我が愛車が見えてくる。
短時間の短い山旅だったが県道35号線に架かる金山大橋から見る鎌倉山は大きく風格のある山だった。
鎌倉山登山口 林道終点の広場
植林帯の鬱蒼としたなかを行く
急傾斜をジグザグに登って高度を上げていく 
植林帯を過ぎ、自然林の中を緩やかに登っていく
こまめに付けられた標識
鎌倉山城跡 城跡を過ぎ、暫く平坦な道に
急斜面に付けられた細いジグザグの急登から山頂への直登に・・・
鎌倉山山頂                         山頂にある開墾記念碑と石仏
山頂から見る大山の雄姿
 
気持ちのいい登山道を下って行く
こもれび広場に降りてきた ループ橋から振り返ると鎌倉山の全容が見える
花見山のマツムシソウ
 
 ひとこと:花も紅葉も無い山だった!花見山のマツムシソウで憂さ晴らし!・        
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