登山口が分からず迷走
天気予報では、この週末は天気が崩れるらしいので急遽、近場の山熊野町の石嶽山に登ることにする。
熊野町民会館に車を停め、熊野東中学校の方に向かう。とにかく山に向かって進めば何とかなるだろうと団地の
中を登っていくと突き当たりになり、引き返しては又登るを繰り返し、30分程掛かってやっと貯水タンクに辿り着い
た。やっぱり事前に勉強はしておくものだ!無駄な労力と時間を費やしてしまった。
貯水タンクの先に墓所に向かっている道が登山口だ。墓所を過ぎて雑木林の中をすこし行くと、足下の木陰の中
に丸い案内標識が置いてある。それによると登口から稜線まで20分、稜線から天狗平まで5分、石嶽まで90分
と表記されている。
最初は緩やかだった道は次第に傾斜を増し、右にカーブすると細い支尾根の急登になる。木の間越しに咲き始め
たタムシバを見ながら登り切ると「←石嶽山・天狗平→」の標識がある稜線上に上がる。
右折れして平坦な道を5分も行くと天狗平に着く。山頂標識には394mとあるが398m独標だ。
天狗平の奥にある岩場からは展望が開けている。、眼下には熊野の町並みが広がり、観音山・三石山〜絵下山
〜安芸アルプスの山々が見渡せる。眺望を楽しみながら、ゆっくり休憩する。
天狗平に戻って来ると小田山、土岐城山や石岳山も樹木の間から見ることができる。
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工場の四差路を左折し、その先の分岐を右に入る |
長尾配水池の貯水タンク 丸印が登山口 |
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墓地に向かって斜めに登っていく |
木陰に埋もれて登口の標識(尾根まで20分) |
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初めは緩やかだが次第に傾斜が増してくる |
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右にカーブし細い尾根道へ |
咲き始めたタムシバ |
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稜線を右へ |
天狗平 奥に展望岩あり (マウス ON 山頂標識)) |
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天狗平から小田山と石岳山 |
アセビは満開 |
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展望岩からの眺め 左の写真は三石山 右の写真は熊野町市街と絵下山 |
天狗平を後にして、先ほどの分岐をやり過ごし、緩やかな尾根道から再び急登に。2度の急登をこなし、別の尾根
に乗り換えると谷の向こうに石嶽山が見えてくる。 尾根道は谷を挟んで馬蹄形に回り込んで石嶽山に向かって
いる。 尾根道を南に下って行くと展望の良い岩場がある。一息つくには良い場所だ。
呉地ダム分岐のあるピークで折り返し、緩やかに登って行くと程なく石嶽山に着く。尾根上の登山道脇の山頂は
山頂標識のプレートが無ければ通過してしまいそうだ。
山頂からさらに北に進み登山道終点に展望岩がある。今日は終点手前の平らな岩の上で石岳山を見ながら昼食
にする。
昼食後、終点の岩場に行く。この岩場は少し傾斜があり昼食場所としては居心地が悪いが、展望を堪能する分に
は差し支えない。
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尾根道を引き返し 石嶽山に向かう |
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藪椿も咲き始め |
稜線も意外ときつい坂が続く |
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尾根道の展望岩 |
呉地ダム分岐 |
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登山道はここでUターン |
平坦な道を・・・・ |
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下山道分岐 |
石嶽山山頂標識 |
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石岳山を見ながらなら、この平らな岩で |
更に下にある展望岩 |
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展望岩から熊野町市街と安芸アルプス |
下山道は石嶽山山頂から西に向かって降りている急斜面の道だ。しばらく降りると観音堂があり、岩の上には身代わり大
師の像が立っている。 ここは石嶽観音霊場だ。観音堂には登山ノートがあり、昨日の記述もあった。
椿の群生する趣のある道を下って行くと朱色の鳥居があり、「御神水」の水汲み場が左手奥にある。
荒れた竹林の中につけられた岩の多い急な参道が、ひっそりと立つお地蔵様と「あせかき べそかき 登る苦行が 罪障
消滅に つながる」の標語と共に霊山・石嶽山を象徴しているようだ。
やがて急坂も終わり、緩やかになった道の流れを渡ると「石嶽山観音霊場 身代わり大師参道」の標識が現れる。
竹薮に占拠された石積みの堰堤を渡ると白い手摺の着いた道の向こうに新しいコンクリート造りの堰堤が見える。
コンクリート造りの砂防ダムを乗り越し、階段を下って行くとダムの下まで延びている林道に降り立つ。
春を感じながら林道を下り、熊野東中学校の横を通り、町民会館の駐車場まで帰る。
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分岐から急坂を下る |
石嶽観音(マウス ON 身代わり大師) |
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椿の茂る雰囲気の良い参道らしい道 |
荒れた竹林を縫って急坂を下る |
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緩やかになった道の流れを渡ると「石嶽山観音霊場 身代わり大師参道」の標識 |
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竹薮に占拠された古い堰堤の先を右に回ると大きな新しい堰堤がある |
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春本番間近の石嶽山を振り返る |
堰堤から林道へ |
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クロモジの花 |
石嶽山全景 |
ひとこと:終わりよければ、全てよし!帰りは迷わず帰りました!・ |