紅葉の「瀬戸の滝コース」で山頂へ
先週に引き続き、今週は3年ぶりの十方山に紅葉を探しに十方山に出かける。
戸河内から、「通行止め」の標識が架かる県道296号線に入り、不安いっぱいで車を走らせる。那須集落入口の
分岐過ぎて一安心。最悪でも那須集落からは登れそうだ!立岩貯水池の辺りまで来てもまだ色づいてはいない。
山も青々としている。紅葉には早かったか?
駐車場には車の影は無く閑散とした感じは秋そのものの雰囲気だ。トイレの先には通行止め(10月31日まで)の
標識があり、吉和への道を封鎖している。
ノコンギクの咲き乱れる登山口に入るといきなりの急登。右手の斜面を登り、尾根に上がると瀬戸滝分岐の標識が
ある。そこから標高差150m程を慎重に登ると尾根から外れ、傾斜の緩くなった斜面の道になる。植生も常緑樹
から落葉樹に変わるがまだ紅葉はしていない。「瀬戸の滝」への下り分岐を左に過ごし、水場を渡って谷をつめて
行く頃からやっと少し色づき始める。谷が終わり明るい尾根に出ると尾根の右手前方には一面の紅葉は広がって
いる。おなじみのブナの巨木の紅葉はもう少し先になりそうだ。
五合目の開けた場所からは緑、黄、赤の縞模様が美しい山肌の支尾根の後方に笹の十方頂上が見える。
五合目から一旦下り、長い急坂を登り返すと笹床が美しい平らな開けた場所に出る。ブナの巨木が茂る平坦な道
を進み、樹林が疎らになると最後の急坂が待っている。見上げると素晴らしい紅葉が広がっている。紅葉を見ながら
短い急登を越えるとなだらかな広大な笹原が広がる山頂部に出る。日差しが強く、遮る物が無い笹原を歩いていく
のは暑く、汗ビッショリだ。遭難碑を過ぎると山頂標識が見えてくる。 あと、一息で山頂だ!
山頂には男性三人が食事中。浜田から来たという2人組の男性と食後の楽しい山談義で思わぬ長い時間を過ごし
てしまった。
紅葉は午後の陽、それも3時ごろの光に最も美しく、物悲しく輝く。そんな木洩れ日の差す登山道の落ち葉を踏んで
気持ちよく下山する。
|
|
|
瀬戸滝駐車場のトイレ |
瀬戸滝駐車場 |
|
|
登山口 |
登山口から5分ほど歩くと瀬戸滝分岐 |
|
|
石のごろごろした急登から緩やかな斜面の道へ |
|
|
|
水場(飲めそうにはみえないけど・・・) |
水場を渡り、沢に沿って登っていく |
|
|
沢を登り詰め尾根に乗る |
|
尾根に出ると一面の黄葉。おなじみのブナの巨木はまだ紅葉していない。 |
|
|
休憩に適した五合目 |
五合目から山頂方向を見る |
|
|
|
五合目から一旦下り、錦秋の登山道を楽しみながら急な坂を登り返す |
|
|
|
|
最後の急登を前に笹が刈り払われた道を行く |
紅葉真っ盛り |
|
|
|
急登が終わると緩やかな開けた道となり、山頂部の笹原も見えてくる |
|
山頂への緩やかな道 |
遭難碑まで来ると山頂はもうすぐ・・・ |
|
山頂から西中国山地の山並を見る |
|
|
山頂を後に・・・・・ |
色とりどり |
|
午後の陽を浴びて、一段と輝きを増す紅葉! 綺麗な登山道が気持ちよい! |
ひとこと:十方の紅葉は、やっぱり「瀬戸の滝コース」が素晴らしい! |