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 岩木山(いわきさん):1624.6m
     青森県弘前市

 山の概要
  弘前から眺めた岩木山は津軽冨士と呼ばれるだけあって、まことにみごとである。平地に孤立した山であるから、
  千六百米の山とは思えないぐらい堂々として、思う存分その裾を伸ばしている。山に委しい人ならば、その頂上
  部分に、いわゆる三峰三所大権現のその三峰(鳥海、岩木、巌鬼)を判然と認め得よう。
     −「日本百名山」深田久弥著よりー
  
 Route Map津軽岩木スカイライン終点登山口から山頂を往復
 Road Map酸ヶ湯キャンプ場から弘前を経て県道3号線を西進し津軽岩木スカイラインへ。
 

 2014年7月6日(日曜日)
  晴

 酸ヶ湯キャンプ場5:45。。。。8:00 (津軽岩木スカイライン)。。8:25八合目駐車場9:00 →(リフト)→

 9:10九合目登山口9:13 → 9:16登山道合流 → 9:22ピーク → 9:24大倉岩・鳳鳴ヒュッテ9:28 → 9:39岩棚 →

 9:50岩木山山頂10:05 → 10:31鳳鳴ヒュッテ → 10:42リフト乗り場分岐 → 11:04八合目駐車場11:208。。
 (津軽岩木スカイライン)。。 弘前。。。。 16:45青森ルートイン

 行動時間:1時間51分(休憩時間含む)
 昼食時間:ー
岩場の下りは怖かった!
 
今日は東北での最後の山・岩木山だ。酸ヶ湯キャンプ場から弘前市に入ると裾野を長く伸ばした秀麗な津軽冨士
 が迎えてくれる。リンゴ畑が広がる山麓のアップルロードを西に走り、嶽温泉を過ぎると津軽岩木スカイラインの入
 口がある。8時の開通前の為、入り口には数台車が道を塞いでいる。ゲート(料金所)は起点から1kmのところに
 あり、往復3600円とかなり高い。ゲートを潜るといよいよカーブの連続、密生するブナの原生林の中を登っていく。
 全長10km標高差約800mの岩木山8合目まで69のヘヤピンカーブを駆け抜けると広い8合目駐車場に着いた。
 今日はさらに楽をしようと、リフトを使う9合目までの切符を買う。(往復を買ったが帰りは無駄になった。)リフトで標
 高1475mまで上がってきた。ここからは自力で登頂えお目指す。「右側通行」の標識に従って、丸太の階段と岩場
 の道を登っていくと8合目からの登山道と合流する。目の前に雪の残る鳥海噴火口がある。この辺りは視界を遮る
 物がないので、眺望が素晴らしい。
 鳥海噴火口を後に少し登り、分岐から一旦下り大倉岩に寄ってみる。大倉岩から鳳鳴ヒュッテはすぐの距離だ。
 鳳鳴ヒュッテからは第一おみ坂と呼ばれるゴーロの急登だ。第一おみ坂を登り切ると大きな岩が重なる岩棚に着く。
 展望が素晴らしいので、暫く休憩だ!鳥ノ海(噴火口)と鳥海山が一望できる。
8合目の広い駐車場と休憩所 駐車場から岩木山の山頂を見る
駐車場の登山口 ロープウェイ乗り場
リフト乗り場からスタート 雪の残る鳥ノ海
登り始めるとすぐ岩木山が間近に見え出す
横木の階段と岩場を登り、9合目のピークへ 
一旦下り鳳鳴ヒュッテのある鞍部へ リフト分岐と大倉石
鳳鳴ヒュッテから山頂への登山道 眼下に鳳鳴ヒュッテと大倉石
ゴーロの急登を登り、中腹の岩棚へ
岩棚から見下ろす鳥ノ海(噴火口)と鳥海山 リフト乗り場も見える

 テラスから登山道は平坦になり、やがて第二おみ坂へと繋がっていく。(平坦地にあるという売店は無くなっていた)
 第二おみ坂の傾斜は一段とキツイが石はしっかりしているので登り易い。振り返れば急傾斜の岩場を登り降りする
 人の姿が列になっている。
 9:50 1等三角点の鎮座する岩木山(標高1625m)に到着。岩のゴロゴロした山頂には鐘を吊るしたケルン、崖の
 縁に立つ岩木山奥宮、そして避難小屋が建っている。
 山頂からは遠く海が見える。日本海だろうか、陸奥湾だろうか、霞んで定かではない。
更に岩場の急登が続く 下に先程のテラスと平地 山頂の鐘
山頂の崖っぷちに立つ岩木山神社奥宮 山頂避難小屋

 下りの岩場は気を使う。慎重に第二おみ坂、第一おみ坂と下り、鳳鳴ヒュッテまで降りてくると百沢コースから登って
 きた高校生の一団と出合った。第一おみ坂を登っていくその列は壮観な眺めだ。
 鳥ノ海噴火口に登り返していると、今度は幼稚園児の遠足に出合った。こんな岩山に幼児が登山?とても信じられ
 ない!無事、山頂を往復できたのだろうか?
 帰りは分岐から登山道を8合目に下る。結構、急な道を20分かけて駐車場の登山口に帰ってきた。
 2時間足らずの登山だったが十分楽しめる山行きだった。
登ってきた岩場の急坂を下る。行き違いに急登を行く高校生の列
幼稚園児の遠足の山? 帰りは登山道を下山
 ひとこと:幼稚園児も登るという山に我も登らんと思う!
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