溶岩台地を月面漫歩
内牧温泉で疲れをとり、今日は体調も万全だ。天気は快晴、暑くなりそうだ。阿蘇山西駅に8時過ぎに到着。無料駐
車場はかなり埋まっているが有料駐車場には1台も駐車していない。
ロープウェイは動いていないが、ガスの為でも、やめた訳でもない。架け替えの為、運行休止でマイクロバスが代替
運行中だ。(片道一人600円)
駐車場からロープウェイ駅の前を通り、レストランの端を回りこむとコンクリートの階段が見える。その先に歩行者専
用路の入り口がある。車道と平行して火口山上駅まで延びている。20分ほどウオーミングがてら登っていくと砂千里
ヶ浜登山口に着く。登山口の駐車場には先行者の車が2台駐車している。登山口から砂千里ヶ浜に下り、木道で横
断して向かいの丘を目指す。荒々しい火口壁や中岳の稜線をを見ながら黒い砂の平原を進んでいくと丘の上には左
手の方に向かって動いている人影が見える。 砂千里を渡り切り、丘の上の小さなピークに立つと、砂千里が一望出
来る。なだらかな道を鞍部まで下ると砂千里の南端に至る。砂千里を流れる枯れた川の先は滝になり、岩を削って
ミニグランドキャニオンの様相を呈している。
枯れた砂の川を渡ると登りになり、やがて岩場の急登が立ちはだかる。30分程しごかれて岩場を抜けると傾斜は緩
やかになり、狭い岩の間をよじ登ると稜線に立つ。中岳、高岳の稜線に続く絶景の溶岩台地が広がっている。
雄大な阿蘇が目の前に展開する!噴火口を見下ろしながらの空中散歩だ!
中岳・高岳の稜線に上がり、左に行くと中岳山頂だ。直進は忘年登山で歩いた仙酔峡への道だ。右に向かうと阿蘇
の最高峰・高岳山頂に至るが、その前に腹ごしらえだ。 冷えたスイカが絶品だった!
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阿蘇西駅駐車場 |
レストランの横が遊歩道入り口 |
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車道と平行して延びる遊歩道 |
途中にはシェルター |
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砂千里登山口の駐車場 |
砂千里登山口 |
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荒々しい火口壁 |
砂千里の木道 |
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木道の先にある展望台 |
砂千里の南尾根を周回していく |
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ここにも旭岳で見た丸い草が生えている |
鞍部はミニグランドキャニオン |
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鞍部からは岩場の急な登り |
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岩場から稜線に向かって緩やかな登り |
岩の間をよじ登る |
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絶景の溶岩台地 |
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噴煙をあげる中岳 彼方に烏帽子岳と杵島岳・往生岳 |
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楽しい月面漫歩 |
中岳山頂 |
一休みして元気が出たところで高岳に向かう。初めは平坦な稜線の道を進み、山頂直下の月見小屋分岐から急坂
を登ると岩に覆われた高岳山頂に着く。阿蘇五岳の四岳目、標高1592.4m阿蘇山の最高峰だ。
山頂からは東峰の天狗の舞台が見えるがミヤマキリシマの姿は薄い。今年は仙酔峡も花付が悪いらしい。
仙酔尾根(バカ尾根)の下山口辺りには沢山の人影が見えるが ミヤマキリシマにはガッカリしたことだろう。
今日はここまで。展望を楽しんだら着た道を帰ろう。
素晴らしい景色に包まれながらの下山は一段と楽しい。岩場の急登ではまだ次々と登山者が挑んで来ている。
ガスが流れて、車道は閉鎖されたのだろう。山上駅には車の影は無い。
砂千里登山口まで来ると硫黄の匂いが鼻を突く。副隊長は喉、隊長は目が痛い!
遊歩道の周りのミヤマキリシマも枯れて花は無い。歩行者専用路の入り口もロープで封鎖されていた。
観光客で賑わうロープウェイ西駅に帰ると月面から現実に帰ったようだ。
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中岳から高岳に向かう登山道 |
高岳山頂に到着 |
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高岳山頂 |
高岳山頂から東峰を望む |
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急坂を下り、鞍部で一休み |
名残を惜しんで中岳、高岳の稜線を振り返る |
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静かな砂千里ヶ浜の登山口 |
ガスが流れてくる遊歩道を下る |
ひとこと:阿蘇五岳、残るは根子岳、何時の日にか登らん!・ |