天まで届く石段に圧倒される
今日の二山目は山頂部に朝日寺のある朝日山だ。朝日寺駐車場から参道を登ると20分程で登頂出来るが、今回は北側の鹿島町古浦から登ることにする。イングリッシュガーデンから20分ほどで石段入口駐車場に着いた。
駐車場右手にあるトイレの横の石段が登山口になっている。石板の敷かれた道から広い石段を登ると、そこも石畳の道だ。そして、その先にも石段が見えている。その石段で終わりかと思いきやその先は天に向かって石段が延びている。一気に高度が上がり、振り返れば眼下には鹿島の恵曇(えとも)港や日本海の風景が広がっている。
汗をかきながら登ること10分でやっと石段が終わった。
この立派過ぎる石段は何の為に造られたのだろうか?
石段そのものがすでに観光資源となっているみたいだ。
石段を登り詰めた右手には桜公園のような広場があり車でも登ってこれそうだ。階段が苦手な人には朗報だ。
ここから山頂まで1.1km、歩道入口から0.4kmの標識がある。この石段で標高差約100m、距離にして400m全行程のほぼ三分の一登ったことになる。 |
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朝日山石段入口の標識 |
石段入口駐車場 |
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駐車場右手のトイレの前が登山口 |
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最初の石段を登ると公園? |
眼下に鹿島町の町並み |
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延々と続く石段 何の為にこんな立派な石段があるの? |
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石段を登り詰めると右手に広場が見える |
ここからやっと登山道らしくなる。6分ほどでベンチの設置された最初の休憩所に着く。休憩所を過ぎると横木の階段が現れ傾斜も増してくる。暫く横木の階段を登ると成相寺からの道が合流してきて階段も終わる。
朝日寺400mの標識に励まされ、先に進む。やがて背丈の高いお地蔵さん(弘法大師像?)の向こうが開け、小さな峠を越えると西の峰分岐に着く。
平坦な道をしばらく歩き、木の高架を潜ると朝日寺境内に入る。雪の残る本堂に参拝し、東側の階段から東の峰に向かう。階段脇には三人乗りのモノレールがあり、参拝するお年寄りの為に配慮されたものだろう。
鐘楼の横を通り、展望東屋を過ごすと一等三角点の鎮座する東の峰山頂に着く。
午前中の天気と打って変わって青空の下、宍道湖が光を浴びて輝いている。北を見れば島根原発の遥か彼方、水平線の上に隠岐の島の島影も見える。
これから向かう西の峰を確認し、東の峰を後にする。
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ここからは地道 |
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5分ほど歩くとベンチがある休憩所 |
今度は横木の階段 |
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若い夫婦に軽く抜かれる |
朝日寺0.4kmの標識 |
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照葉常緑樹に茂る登山道 |
お地蔵さんに迎えられる |
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小さな峠を越えると西峰への分岐がある |
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砦の門のような木の高架を潜り朝日寺へ |
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3人乗りのモノレール |
鐘楼への石段を登り東の峰へ |
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朝日山山頂(東の峰) |
東の峰から西の峰を見る |
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今話題の島根原発 |
木橋を渡って西峰へ |
東の峰から一旦下り、鐘楼の前を通り、木橋を渡って西の峰に向かう。道端の石仏を眺めながら登っていくと祠の立つ最高点に達すると往路の[西の峰分岐]からの道と合流する。さらに西に進むと横木の階段になり緩やかに下っていき、やがて平坦な道となる。その先を少し登った所にコンクリート台の西展望台がある。
西展望台からは先ほどまで居た東の峰が確認でき、その右手には出雲平野が広がっている。北方面に目を移すと恵曇(えとも)の港が眼下に見え、水平線の彼方に薄っすらと隠岐も確認できる。
西の峰を後にし、祠のあるピークから左手に道をとり、「西の峰分岐」に降り立つ。あとは来た道を日本海を見ながら帰るだけだ。山茶花の花咲く立派な石段を下り、石段入口駐車場に帰ってきた。
今夜の宿、立久恵峡御所覧場までは宍道湖北岸を通り1時間半ほどのドライブだ。
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西の峰から東の峰を振り返る |
恵曇(えとも)港と隠岐も微かに |
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西峰をあとに帰路につく |
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帰途は日本海を見ながら下山 |
三山目の山(天狗山)はどうなったかって? 雪の重みで竹に道を塞がれ登山口までたどり着けずに敗退しました!
それで、これ幸いと出雲国一ノ宮 熊野神社と式年遷宮で賑わう出雲大社に参拝してきました。今年は良いことがありますようにと。
天狗山は次ぎの機会に!
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ひとこと:立久恵峡御所覧場の湯について一言、絶景の湯だが冬に行くには湯がぬるすぎる。絶景を見ながらゆっくり湯に浸かりたかった! |